重曹を使った網戸の掃除方法
null網戸といえば、取り外してベランダなどで水洗いするもの……というイメージがありませんか? もちろん、その方法でもいいのですが、取り外しは面倒だし、冬場の水洗いは辛いものがありますよね。実は、網戸を取り外さずに掃除する方法もあるのです!
用意するものは以下の4種類です。
・重曹スプレー・・・水200mlに重曹小さじ1を溶かしてスプレー容器につめる。
・酢水・・・酢原液を2~3倍の水で薄めたもの。これもスプレー容器につめる。
・新聞紙
・布
(1)内側に新聞紙を貼って外側から重曹スプレーをかける
室内側の網戸に新聞紙を手で沿わせながらぴったりと貼ります。その状態で、重曹スプレーを網戸の外側からかけ、しばらくおきましょう。
(2)酢水をスプレーする
重曹を使った掃除のお約束の1つですが、重曹を中和するために網戸の外側から酢水をスプレーして、新聞紙をはずします。
(3)仕上げに水拭きする
仕上げに、水を含ませた布で網戸を両面からはさんで同時に水拭きします。片面だけ拭こうとすると力加減によっては網がたるんでしまうので、2人1組で必ず両面からはさんで同時に拭きましょう。
「重曹スプレーをたっぷりかけることで、網目の埃がよく落ちます。汚れがひどいときには、水を含ませたスポンジに重曹をつけてそっとこすり、汚れが落ちたら酢水をスプレーして中和した後、水気をかたく絞った布で両面から拭きましょう」(以下、「」内は岩尾さん)
網戸を取り外さないで済むなら楽チン! この方法なら年末の大掃除に限らず、定期的に行うことができそうですよね。夫婦でやるもよし、親子でやるもよし。2人1組で網戸をきれいにしましょう。
重曹を使った網戸のサッシやレールの掃除方法
null網目をきれいにするだけで満足するのではなく、サッシやレールもこの機会に重曹でピカピカにしておきましょう。
「サッシは重曹スプレーを吹きかけて布で拭き取るなど、重曹水溶液で拭くだけできれいにできます。
また、レールの汚れがひどい場合は、おだやかな研磨作用のある重曹の粉末の力を借りましょう。たまった土埃を掃除機で吸い取ってから、濡らした歯ブラシに重曹を粉の状態でつけて、汚れをこすり落とします。その他、割り箸の先にティッシュペーパーを巻き付けて、ヘッド部分のティッシュに重曹水を含ませてレールを拭き掃除するのもおすすめです」
汚れのたまった網戸の掃除もこれで完了! また、新聞紙と重曹を活用した掃除は手軽にできるので、普段からこまめに掃除し、網戸の網目をきれいに保ちましょう。
【監修】
岩尾明子・・・未来型ナチュラル生活研究家。博士(栄養学)。1998年に始まったインターネットサイト「地球に優しいお掃除」を運営する環境NGOクリーン・プラネット・プロジェクト代表。衣食住における楽で自然な最新の情報をテレビ、雑誌、ネットなど多方面で発信している。
【参考】