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「カレーがこびりついた鍋」を素早くごっそり!ラクしてきれいにする6つのコツ

カレーを作った後の“最後の大仕事”は、こびりついた汚れをキレイに落として鍋を元通りにすること。

手間がかかる作業なので「カレーは好きだけど、鍋を洗うのはイヤ!」と感じている人は多いかもしれません。今回は、20代以上の女性321人にアンケートを実施。カレーを作ったあとの鍋を素早くきれいにするためにしていることについて聞いてみました。

面倒な仕事を少しでもラクにするための、皆さんの工夫をご紹介します!

コツ1:洗う前にこびりついたカレーをふきとる

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まず「カレーの鍋を洗う前に、ふき取る」という回答です。ふき取る際の“ツール”はさまざま。今回のアンケートでは、5種類のツールが寄せられました。

(1)キッチンペーパー

「まず、キッチンペーパーで、できる限りふき取ってから、水と洗剤をいれておきます。キッチンペーパーで、ある程度ルーが取れるので楽だからです」(44歳・主婦)

「キッチンペーパーでふいて手早く洗うこと」(54歳・主婦)

(2)カットした牛乳パック

「牛乳パックを切って、それをヘラ代わりにして取ってから洗っている」(35歳・総務・人事・事務)

「牛乳パックを小さく切っておいたものを使って、鍋に付いたカレーをこそげ取る事で、ほぼきれいになるので、その後洗うのがとても楽です」(54歳・主婦)

(3)ぼろ布・ウエス

「鍋がまだ温かいうちにウエスや広告紙などでふき取ってしまう」(52歳・主婦)

「やわらかなさじできれいにすくった後、ウエスで拭きとる。ジャガイモを入れず魚介で作るため、脂のこびりつきがなく、それでほぼきれいになる」(58歳・主婦)

(4)ヘラ

「ゴムベラでキレイにとる」(35歳・総務・人事・事務)

「ヘラのようなものでこそげとって、キッチンペーパーである程度拭いてから、ぬるま湯でいつもの通り洗います」(50歳・総務・人事・事務)

(5)古紙

「空になった鍋を、ちぎって丸めた新聞紙でふき取る」(57歳・その他)

「日めくりカレンダーを利用しているので。使い終わった紙でふいてから洗剤を使うとキレイになる」(67歳・その他)

ふきとったらそのまま捨てられる布や紙、粘度の高いカレーをかき集めるのに便利な調理器具を活用することで、後の負担が軽減されるようです。

コツ2:油汚れを「熱」でほぐす

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続いて、お湯でつけおきして、こびりついた汚れをほぐす方法です。

「キッチンペーパーで拭き取った後、鍋にお湯を入れしばらくおく。洗剤を入れお玉でかき混ぜる。お湯をこぼし洗剤をつけたスポンジで洗う」(71歳・主婦)

「お湯を入れてふやかします」(41歳・その他)

「食べ終わった鍋に温かいお湯と洗剤を少し入れてつけ置きします。シリコンブラシでゴシゴシした後にお湯を捨てて仕上げにスポンジで洗います。そうすることでスポンジが黄色く汚れることなく長持ちします」(49歳・主婦)

植物性脂肪と動物性脂肪とでんぷんが絡んだガンコなカレー汚れ。お湯に洗剤を垂らして“つけおき”すると、汚れが落ちやすくなります。

コツ3:時間勝負!こびりつく前に洗う

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続いて、鍋が空っぽになったらすぐに洗うという回答です。

「使ったらすぐに洗う」(31歳・主婦)

「鍋をすぐ空にして、洗浄液を入れ浸け置きにする。食べ終わった後には苦痛なくすぐ洗える」(32歳・パート・アルバイト)

「できるだけ早く洗うようにしている」(60歳・会社経営・役員)

汚れがこびりつく前、“余熱”が残るくらいのときに洗っておくことで、“ゴシゴシ”とこする労力の節減につながりそうですね。

コツ4:「汚れたスポンジ」をキレイにする時間を節約する

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カレー鍋を洗った後には、油を吸い込んだ使用後のスポンジを洗剤と水でゆすいで“復活”させる手間が生じます。その手間を省くためにしていることは?

「使い終わったラップを丸めて洗剤をつけて、スポンジの代わりに使用します」(62歳・主婦)

「紅茶パックなどで洗うとスポンジを使わなくてよく、そのまま捨てることができる」(65歳・主婦)

「普段、2つのスポンジを使い分けている。きれいな鍋を洗うスポンジを使い古したら、油物用のスポンジに格下げしている。カレー鍋は油物スポンジで洗う。汚れがひどかったらそのまま処分する」(42歳・主婦)

スポンジの代用品で洗ったり、処分前のスポンジを活用するなどの方法でスポンジの手入れの時間を節約していました。

コツ5:洗剤・重曹・寒天…「科学の力」で分解・凝固

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カレーの汚れを分解したり、固めたりして汚れを落とす方法です。

「鍋にお湯と重曹を入れてしばらく放置してから洗う。油が分解されて落ちやすくなる」(45歳・公務員)

「カレーに寒天を入れて仕上げると、汚れがツルンと剥がれます」(53歳・その他)

「いらない布で拭き取ってから洗う。洗剤は“ジョイ”が一番落ちが良いです」(62歳・主婦)

それぞれの家庭で、カレー鍋をきれいにするためのお気に入りの一品があるようです。

コツ6:最後のカレーでもう一品作る

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最後にこんな意見もご紹介します。

「最後にカレーうどんを作って食べきると、洗うのも楽。お鍋が温かいうちに片付けてしまう」(51歳・営業・販売)

「鍋についたカレーにご飯や牛乳チーズを入れて、リゾットにしたり、ラーメンを入れてヌードル風にして、使い捨て布で拭いてから洗います」(64歳・主婦)

「ご飯を入れて、カレードリアにして食べます。最後、スケッパーでキレイにすくいますのでほとんど汁は残りません。泡立てたスポンジで軽くこすって終わります」(53歳・その他)

カレーの日の“締め”は、カレー系のメニュー。食べながら鍋をキレイにしてしまう、という試みでした。食欲旺盛な家族がいる家庭では使えるテクニックかもしれません。

 

以上、カレーの日の鍋を素早くきれいにする方法についての工夫をご紹介しました。

試行錯誤を重ねながら、個々の台所で編み出された皆さんの工夫。「汚れをふきとる」「油をほぐす」「よく落ちる洗剤で洗う」のステップで、負担が軽減されるようです。皆さんの回答の中に目新しい方法を見つけたら、キッチンでの実験にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

北川和子
北川和子

自治体HP、プレスリリース、コラム、広告制作などWEBを中心に幅広いジャンルで執筆中。『kufura』では夫婦・親子のアンケート記事やビジネスマナーの取材記事を担当している。3児の母で、子ども乗せ自転車の累計走行距離は約2万キロ。地域の末端から家族と社会について日々考察を重ねている。

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