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意外なモノが「メルカリ」で高く売れるかも!? 年末年始、実家のお宝を発掘せよ!

年末年始は大掃除や実家への帰省で、家にある不要になったモノを売る絶好のタイミング。
自宅や実家の物置に押し込まれていた“ガラクタ”のようなモノでも、驚くほど高値で取引されることもあります。

年末年始の時期に何が良く売れるのか、実家の物置を徹底探索したくなるような高値で売れる懐かしのアイテムなど、「メルカリ」の山口夏歩さんに聞きました。

冬場の時期、年末年始で売れ筋の商品

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昨年(2022年)11月~12月でメルカリ内での取引で人気が急上昇した商品を教えていただきました。

 小物では「イヤーマフラー」や「子ども用手袋」、季節商品では「正月関連」、スポーツ・レジャーでは「スキーウエア」や「スキー場利用券」といったウィンタースポーツ関連や「ゴルフ場利用券」、文房具・事務用品では「カレンダー/スケジュール帳」の取引が活発になっています。

「年末年始の旅行でのウィンタースポーツアイテムの需要や、お正月に向けたインテリアグッズ、成人式グッズの需要増が見られます。

イベントやオケージョンに合わせたモノが活発に取引されるため、欲しいモノに出合える確率が高く、出品をしても購入される可能性も高いと考えられます。

1229日~13日の年末年始にしぼると、取引率がもっとも多かったアイテムは“容器”カテゴリでした。年末の大掃除で出てきやすいモノだからと想定されます。

年末はスケジュール帳、カレンダーも活発に取引されます。新品を買うよりは安いという理由で購入される方が多いですね。カレンダーは必要以上に集まってしまうこともあるので、好みじゃないものが手に入ったときは出品するのも手です。

引っ越してカレンダーを置くところが増えた、見づらいので数字が大きいものが欲しいなど、年の途中でもカレンダーを入手したいというニーズもありますので、年が明けてもカレンダーは売れることがあります。

年明けは、クリスマスや年末の集まりが終わり不要品となるパーティーバッグやフォーマル品などの取引率が高くなっています。また、新年に新しいことを始めたくなるからでしょうか、“ラケット”も上がっていました。

年末の大掃除で出品されたモノが休み中に売れた、ということは少なからずありそうです」(以下「」内、山口さん)

カレンダーや手帳は資源ゴミになりますが、需要があるなら誰かに使ってもらえるといいですよね。

実家に眠っている意外なモノが「お宝」になるかも

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メルカリでは、実家に眠っている意外に価値があるモノ、使っていないモノ、粗大ゴミとして捨ててしまったモノなど、自宅や実家にある不要品の価値を可視化し、実家に眠っているような懐かしいモノとの再会ができる没入型施設「ウチの実家」(※イベントはすでに終了)を開催。メルカリで出品されているモノも含め2000点以上で構成された疑似実家を再現しました。

「年末年始は実家に帰省する方も多いですが、実家に眠っているモノが意外と価値があったりすることが多いんです。私の実家にもあったパンのおまけに付いていたポケモンシールがメルカリで取引されていることもありました。実家でお母さんが大切に取っておいたものが、実はお宝だったということもあるので、帰省したときにめぼしいものを見つけて出品するというのも狙い目です」

実家の不用品がお宝になるかも……!?

実家にありそうなものでよく売れるのがゲーム関連。ゲーム機本体、ソフトは高額で取引されることも。本体とソフトをセットで売るとさらに買い手がつきやすくなるそう。 

最近ファンになり、昔のグッズやアイテムが欲しいという推し活需要もあり、推しが表紙の雑誌や、ファンクラブ限定版で今は買えないモノは特に人気。

雑誌なら○○年代やタレントでのくくり、コミックなら全巻揃えるといった、まとめ売りすると単品よりも買い手がつきやすくなります。

メルカリでは、「木彫りの熊」や「振り子時計」、「フラワーロック」など、「そういえば実家にあった!」というような、実家に放置されがちな不要品が取引されるケースが少なくありません。

音に反応して音楽に合わせて踊りだす「フラワーロック」は、80年代後半から90年代前半に20代を中心に大流行。昭和、平成の時代にヒットした懐かしさから今も取引されています。取引価格1万7,500円。

今やフラワーロックを販売しているお店を探すほうが大変です。
時代がめぐって、80年代グッズなどは高値で取引されることも。

「家じまい」の一環として、メルカリもアリ!

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近頃は、親御さんが亡くなった、高齢者施設に入るため家を出てしまったなど、“家じまい”として、実家の整理をする4050代の方をよく耳にします。本格的な家じまいは業者に依頼することも多いようですが、セレクト次第でメルカリは使えそう。

「高齢のご両親がいらっしゃる方は、年末年始やお盆の時期といった帰省のタイミングで、売れそうなモノをピックアップして箱などにまとめておき、家じまいをする前に出品するのが良いかもしれません」

自宅や実家に溜まっているものは“もう使わなくなったけれど捨てられないモノ”というのが大半ではないでしょうか。こうしたモノを見える化して出品するための“メルカリ部屋”“メルカリボックス”を作っているというケースも良く聞きます。

でも、いざ出品作業するとなると面倒になってしまい、結局溜まったままにしてしまう人が多いのが現状のようです。そんなめんどくさがり屋さんでも「えいやっ!」とやる気にさせるタイミングが、大掃除や帰省の時期である年末年始。今年こそ、メルカリ部屋をきれいに片付けましょう!

 文/阿部純子
【取材協力】メルカリ

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