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「プロの掃除業者」に頼むなら11月中旬までがお得!? 浴室とエアコンがまるで新築のような輝きに【#4】

旅エッセイストの国井律子です。私は「整理収納アドバイザー1級」を取得したくらい整理とか収納とかいうキーワードに心躍ります。一方で掃除は全然ダメ。そうなんですよ、おもな作業が「区別」をする整理収納と、掃除ってじつは全然別物。とはいえ掃除は一生ついて回るモノ。苦手~と逃げていてはつまらない。2023年夏から掃除の勉強もオンライン講座でボチボチしています。

ずいぶん家はキレイになったのですが「臭いものに蓋」していた浴室とエアコンはいまだカオスです。掃除の先生のアドバイス通り、一度業者にお願いすることにしました。で、リセットした後はジブンでキレイをキープできればと思っています(できるかな?)

ちなみに掃除の先生いわく浴室とエアコンの大掃除はカビの繁殖が落ち着いている秋(10月~11月いっぱい)と春(3月~4月中旬あたりまで)にオススメだそうです。しかも秋は大掃除の季節の前なので予約も取りやすく割引がきく場合が多いと。

今回の連載「無駄のない暮らし」ではそんなお話を。

いまの家に住み始めて8年半、初めて外注掃除を頼んでみた

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まずは掃除箇所のチェックからスタート。
自宅に3台あるエアコンのなかでリビングが一番汚れていると、スタッフさん。
子ども部屋のエアコンもムムム!

2015年4月から住んでいるわが家です。パッと見は整理収納できておりキレイなのですが、お恥ずかしいことに掃除は超テキトウ。わが家に遊びに来た友人には、ダメダメよく見ないで!ホコリとか手垢とかヤバイから!と、いつも言っていました。

掃除のプロに頼んだ経験もゼロ。さぁどこにお願いしようか。

掃除業者とひとことで言ってもCMなどでお馴染みの企業から、ほとんど聞いたことがないモノまでさまざまです。ネットで調べても値段やサービスもバラバラ。さて困ったな。皆さんはこんなときどうしますか? 私はインターネットの口コミ、星の数、コスパの良さで絞っていき『クリーンクルー』に決定しました。

なんでも関東圏で20年近く続く掃除の専門業者。アルバイトや下請けではなく自社社員が家に来てくれます。オリコン技術部門で1位だったこともあるそうで、私が気に入ったのは、作業時間はかかってでもきれいになるまで徹底的にお掃除する、というポイントでした。

2023年10月29日(日)、朝9時に男性スタッフさん2人でやって来て、まずは写真のように掃除箇所のチェックから始まりました。

掃除箇所チェックの後は「見積もり」

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実際に現場を見てもらってはじめて、絶対にやらなきゃいけないこと、特段要らないオプションなどがわかりました。

インターネットから申込んだ際コールセンターの女性から電話をもらい、そのときやってもらいたい掃除、オプションなど伝えたのですが、実際にスタッフさんが現場をチェック。わが家の場合ですが、浴室は浴槽のカバーである「エプロン」が外せなかったのでエプロン清掃のオプションはナシ、換気扇のファンも浴室乾燥機付きで外せないのでこちらもちょっとお安くなりました。その代わり曇りまくった鏡をオプションで磨いてもらうことにしました。

エアコンはまた次のお話でくわしく書こうと思いますが、当初電話でオプションを頼んでいた「室外機清掃」。そんなに汚れていないけどどうします?と言われたのですが、なかなかない機会なので3台とも洗ってもらうことにしました。

というわけで浴室、エアコン3台分の掃除料金合計で8万5,635円(税込)。元の金額から10%オフの割引が効いてこの値段です。さぁ8年半分の汚れ、ドンと落としてください!

ていねいな養生作業

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浴室に続く洗面所を養生していきます。
エアコン周りもいちいち片付けなくてもビニールで汚れないよう覆ってくれます。助かる!

「やる」「やらない」を利用客に選んでもらい、お互い納得した上でGOサイン。契約終了後、養生作業が始まりました。ひとりのスタッフはエアコンを。もうひとりは風呂掃除をしながらエアコンのパーツを洗ったり、拭いて乾かしたり。同時進行で手際よく進めていくのはさすがプロです。

そして2人ともなんてマイルドな対応なのでしょう。この汚い家で、ふつうだったら「何やってるんだよ」と思うでしょうが(笑)、淡々とやさしく掃除を進めていく姿が印象的でした。

どんどんキレイになる浴室Before→After

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浴室乾燥機を外す作業からスタート。
浴室乾燥機カバーBefore。すごいカビ!
プロの手にかかればピッカリーンとなります!

私は3カ月に一度くらいでしょうか、乾燥機のフィルターだけは思い出したときに掃除していたのですが、浴室乾燥機のカバーや内部に関しては機械をバラしての作業となり、ハードルが高すぎ。配線なども複雑で、一般人がやろうとすると壊しかねないとスタッフさん。3年に一度くらい業者に頼んだ方がよい、とアドバイスもらいました。ただし毎日洗濯後に浴室乾燥機能を使っている方は、毎年頼んでもよいかもと。使い方と環境でずいぶん変わってくるものなんですね。

そしてわが家の浴室乾燥機、汚すぎ! お目汚し失礼いたしました……。でもこの後もっとエグい画像が現れます。苦手な方、ゴメンナサイ。

鏡Before。
鏡After。これぞプロの技!

一時期はホームセンターから鏡専用のスポンジやうろこ取りクリーナーなど買ってトライしてみましたが、まったくきれいにならない鏡にウンザリして、その後ウン年間放置していました。それがプロの手によりすっかり蘇った!

手すりBefore。
手すりAfter。

手すりも同様。ビッカビカです。

カビBefore。
カビAfter。

カビに関しては苦労されていました。スタッフさんいわく、「けっこうがんばった跡がある」と。力まかせにこすったり、塩素系のカビ取り洗浄剤をずっと放置して傷めてしまったり……。まさにソレ! 結果、ニッチもサッチも行かなくなり結局放置、という感じでしたので。私の掃除はいつもコレです……。

スタッフさんが言うに「今日落ちなかった汚れは明日やればいい。まずはやさしくスタートして、少しずつ何かを強くしていく。こする力を強めるのか、洗剤の希釈を濃くしていくのか。スポンジがダメなら焦げ取りスポンジをマイルドなチカラ加減で使ってみるとか」。なるほどなーと思いました。最初からフルパワーでやっては傷つくし、しかもそこからカビが生える原因にもなる。うーん、勉強になります!

キレイを保つプロのアドバイスいただきました

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壁Before。
壁After。
知育ポスターは白い面に!

・ダークな色の壁をキレイにしておけば「掃除している感」が出る

アクセントウォールとして人気なウッド調やブラックなど濃い色の壁は、汚れや水垢が目立つそうです。一方で白い壁はそんなに。クルマと一緒ですね。いやー、それをもっと前に知っていたらお風呂の壁、全面真っ白にしたのに(笑)!

そうそう、小さいお子さんがいらっしゃって「知育ポスター」を浴室の壁に貼っているお宅も多いかと思います。わが家もそうです。これらのポスターのおかげで九九とか世界地図とかずいぶん覚えました。ここでひとつプロのアドバイス。「もし貼るなら白い面に」。ダークな面は跡が取りづらくなります。

今後の掃除ですが、まずはダークな壁を中心にがんばるとしよう。すべて全力でキレイにしようとしたら疲れちゃうし続きません。ほどほどに手を抜きましょうと、ズボラ代表な私は思うのでした(笑)。

換気をよくするためドアの「スリット」はよく掃除しましょう、とのことです。
ひえー! 流し下のカバーもカビだらけ……。

・スリットの掃除はこまめに

わが家のように浴室ドアに「スリット」が付いている場合、換気の出入り口となるため浴室が早く乾くそう。この部分にほこりが溜まっていると浴室内は湿気たまま。カビの原因! 「スリットの存在を忘れないでくださいね」と、アドバイスいただきました。はい!

・コツコツ掃除していればヒエーとならない

オカルトな画像を載せてしまいましたが、流し下のカバーを8年半ぶりにオープン! いやー、エライこと。わが家はTOTO製の浴室ですが、このカバーの取り外しはそんなに大変ではないタイプなので(そのことさえ知りませんでした)、年に1度は掃除した方がいいと教えてもらいました。がんばります!

浴室掃除をリバウンドさせないコツ

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浴室のお掃除終了しました。
こちらの面もピカピカです。今度から知育ポスターはこっちですね。

スタッフさんいわく、わが家の浴室の汚れ具合は10段階中「5」とのことでした。まだまだ上がいるんですね。ちょっとホッとしました(笑)。

今後どうしたら浴室のキレイをキープ、リバウンドさせないかコツを聞きました。

・水分をしっかり拭き取ること

一にも二にも浴室汚れの天敵は「水分」だそうです。とくに防水が施された空間なので、使ったままではカビの大好物の水分がたっぷり。またビショビショのまま浴室乾燥機をかけてしまうと壁に水垢が付きやすくなるとか。

毎日できる予防策としては一番最後に浴室を使ったヒトが水切りワイパーで浴室全体の水分を切り身体を拭いたタオルで残りの水を拭き取ること。そしてしっかり乾燥させること。わが家は夫がラストパーソンなので、しっかり情報共有しました。慣れないうちはちょっと大変ですけど、1カ月もするうちに、そういえば全然カビが生えていないし、いつまでもキレイ……、と気づくそうですよ。

とくにダークな壁、鏡や手すりやシャワーヘッドなどピカピカしているところを中心に拭き上げるとリバウンドしづらくなるそうです。

毎日こつこつ拭き上げ作業をすればカビと水垢の予防になり、シャンプーの泡などはシャワーでサッと流すだけ。こすり洗いや洗剤も不要になります。掃除がうんとラクになり「時短」に繋がる。

もちろんちょっと汚れてきたなと思ったら、弱い洗剤で簡単にこすり洗いすればOK。そう、大がかりなカオスな汚れも見ずに済む。また、このカビもう無理だ……と思ったら、がんばりすぎず(=放置せず)プロを頼るというのもときに必要だと今回強く思いました。

次回はプロによる感動の「エアコン掃除」についてお届けします。

 

【取材協力】お掃除専門店クリーンクルー

国井律子
国井律子

1975年東京生まれ。大学卒業後ラジオレポーターなどを経て二輪雑誌でエッセイスト・デビュー。現在は、オートバイのほか、旅、クルマ(キャンピングカー所有)、自転車、サーフィン(ショートもロングも)、スノーボード、ファミリートレッキングなど多趣味をいかしたエッセイを執筆中。旅が好きなのと同時に、おうちも大好き。家での一番の趣味は収納(整理収納アドバイザー1級資格取得)。いかにラクするか考えること、「時短」という言葉も大好き。嫌いな言葉は「二度手間」。インテリア、ネットショッピング、お取り寄せグルメ・酒、手抜きおつまみ作りに熱心。「痩せたい」というのが口癖。直近は苦手な掃除をがんばっている。飼い犬はボストンテリア。ふたりの男児の母でもある。

https://ameblo.jp/kuniritsu/
https://www.instagram.com/ritsuko_kunii/

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