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「子どもが進んで掃除をするようになった」たったひとつのきっかけとは?

掃除機をかけていても、目に見えない埃の存在はスルーしてしまうこと、よくあります。「埃じゃ死なない」と言って、目に見えて汚れていなければ掃除をしない人も少なくはありません。
特に子どもに至っては、掃除なんて面倒くさいと思ってしまいがち。そんな子どもが、掃除を積極的にするようになる、きっかけがあったとか……!? “健康を守るお掃除士”松本忠男さんにお話をうかがいました。

“看護の母”ナイチンゲールも環境整備を説いていた

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医療環境管理師の松本忠男さんは、病院の清掃を手掛けて36年というキャリアを持つプロフェッショナル。

「初めの頃は、埃を吸い取ってゴミを集めればいいんだろうなという程度で考えていました。今ほど感染症などの問題もなかったので、病院の中で普通に掃除をするような認識でした。

そんな時にイギリスの“近代看護の母”フローレンス・ナイチンゲールさんが書いた『看護覚え書:看護であること看護でないこと』という書籍に出会いまして、考えが変わりました。

看護のことについて書かれているのだから清掃は関係ないと思っていたら、違いました。環境を整えることがたくさん書かれていて。ほとんどが“環境整備”の話だったんですね」(以下「」内、松本忠男さん)

つまり、看護をするにも病院内の清掃環境が大きくかかわるということ。特に厳密な衛生管理が望まれる病院において、隅に埃などが溜まっていては掃除をしたとは言えません。内容に感銘を受けた松本さんは、これまで以上に徹底した清掃を意識し、病院清掃のキャリアを積んでいきます。

埃の中にはウイルスもある、目に見えないだけ

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掃除のプロである松本さんは、普段も電車や駅の階段などで埃をついついチェックしてしまうとか。

人間が生活して活動する限り、埃はどんどん増えていくんですよ。でも取り残している埃も、すごくたくさんある。取りきれなかったり、飛ばしてしまったり、そんな埃が隅の方で累積したりするんです。

皆さん、埃って灰色のフワフワした繊維クズのようなイメージが強いと思いますが、顕微鏡でよく見るとウイルスレベルの小さなものが混在しているんです」

細菌やウイルスが部屋の中に散乱している可能性もあるということ、目に見えない埃でもきちんと掃除をしないといけない理由がここにもありました。

埃の中にあるもの、一番左が髪の毛の断面(100ミクロン)、その隣が花粉(30~40ミクロン)、細菌(1ミクロン)、ウイルス(0.1ミクロン)…どんどんサイズが小さくなっていきます。

「見える化」で、子どもが掃除を進んでするように

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松本さんは最近では病院で培ったノウハウを一般家庭にわかりやすく、優しく伝える活動をしています。子どもたちに楽しく掃除を教える活動も、そのひとつ。子どもたちへ正しい掃除を教える授業の現場で、“埃がちゃんと見える”ことの重要さを知ったそうです。

「ほとんどの子どもは掃除が大嫌い(笑)。小学校の掃除はあまり昔と変わっていなくて、雑巾で汚れを広げたりほうきで埃を舞い上げたりしています。

どうやったら掃除に興味を持ってもらえるか悩んだ末、埃をブラックライトで子どもたちに照らして見せたんですよ。そうしたら、まるで宝探しをしているような盛り上がりになって。翌日から、自発的に机をきちんと拭くようになったそうです。

この話には続きがあって、子どもたちが地域のお店の人に正しい拭き方を伝えに行ったり、親御さんに“こうやって拭くともっときれいになるんだよ”と話をしたりしたんです。極めつけは、ほかの学年の子どもたちに授業が楽しかったと伝え、正しい拭き方を教えたんだとか。

要は、見えるとすごく楽しいですよね。汚れが見えるようになると自分から汚れを探しに行くんです。埃を減らせた達成感を得たり、誰かのために汚れを減らした賢人みたいな気持ちになるんです。

自分たちが良いと感じたものはみんなに伝えていく、これを自発的にやってくれたんです。そのくらい、今まで見えなかったものを見えるようにするって、すごいことですよね」

「探したくなる心理は大人も子どもも一緒」と語る松本さん。

「見える化」力が2倍に進化!ダイソンの掃除機の最新モデル

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ダイソンの最新モデル。ダイソンの最新モデル。右から「Dyson V12 Detect Slim Absolute 」「Dyson Micro HEPA Plusコードレスクリーナー」「Dyson Micro Plus コードレスクリーナー」。
「Dyson V12 Detect Slim Absolute 」の“ピエゾセンサー”で粒子を計測、埃のサイズをディスプレイに表示。

埃の「見える化」が実現できるのが、ダイソンの最新モデル「Dyson V12 Detect Slim Absolute 」です。肉眼では見えにくい微細な埃を可視化し、取り逃しを防ぐ新たな“Fluffy Opticクリーナーヘッド”により正確な角度の光で床の表面の埃を照らします。これにより、どこを掃除すればいいのか一目瞭然。空気中の微粒子をとらえる能力の高いHEPAフィルターも搭載し、0.1ミクロンもの微細な粒子もしっかりと吸い取ります。

また、どんなサイズの埃が捕れたのかも可視化されています。“ピエゾセンサー”で粒子を計測し、掃除の結果を液晶ディスプレイに数値で表示してくれます。これも、モチベーションが上がる仕組みですね。

通常の明るさでは何も無さそうですが……?
LEDで照らすと埃が見えます!

約1.5kgのコンパクトモデル「Dyson Micro Plus コードレスクリーナー」にも、“Fluffy Opticクリーナーヘッド”が搭載されています。

「Dyson Micro HEPA Plusコードレスクリーナー」にはHEPAフィルターを搭載、0.1ミクロンの微細な粒子を捕集し逃しません。

現代の住宅は気密性も高く、埃がたまりやすいので取りこぼした埃がたくさん残っています。特に加湿器やエアコンはカビが発生したり、結露が出たりと細菌の温床になる可能性もあるそうです。そこで注目したいのが“排気”と“気密性”なのだとか。

「コードレス掃除機以外は排気で埃を舞い上げていることがあります。排気口が下の掃除機では、残留しやすい場合もあります。

また、吸ったゴミや埃を掃除機の中に封じ込めておく気密性も大事です。ウイルスを吸い込んでいるのに気密性が低いために排出しているとよくない」

 

ダイソンのスティック掃除機シリーズは、微細な埃を取り除くのはもちろんのこと、子どもと一緒に掃除をするモチベーションアップにもよいかもしれませんね。

 

【取材協力】ダイソン

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