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「“混ぜるだけ”栗ごはん」はホクホク食感が楽しい!【テレワーク父さんの塾弁当】

こんにちは。東京都府中市で、中学受験に挑む次女(小4)と、受験を終えたばかりの長女(中1)、そしてフルタイム勤務の妻と暮らす "テレワーク父さん" ことマエダヒデキです。もともとは大きなレストランのキッチンで働く料理人でしたが、現在は IT業界へ転身し、在宅ワークが中心となり、おかげで平日の夕方は私が "塾送迎&弁当" を担当することになりました。

この連載では、「塾へ送迎する20分前に作り始める受験弁当」を合言葉に、元料理人の経験を生かしつつ「時短でも美味しく栄養も摂れる」を目指したレシピをお届けします。

混ぜるだけ!の栗ごはん

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今回のお弁当は、秋の定番”栗ごはん”を、混ぜるだけで手早く仕上げる塾弁アレンジです。普通に栗ごはんを炊いても美味しいのですが、時短ですぐに出来る方法を知っておくと、お弁当の幅も広がります。

主役は「ほくほくの栗」と、市販の塩豆。鶏そぼろの油分がご飯をコーティングして、冷めてもパサつきにくく、モチモチ食感が続きます。もちろん、ジャーに詰めれば温かいまま持たせられます。

それでは早速作っていきましょう。

【材料】(2人分・ごはん1合分)

温かいごはん・・・1合(約320g)
栗(大きめ)・・・6個
時短で作るなら市販の「むき栗」(120〜150g)でもOK
塩豆(市販)・・・40g

<鶏そぼろ>
鶏ひき肉 ・・・80g
太白ごま油 ・・・小さじ2(なければサラダ油で可)
しょうゆ ・・・小さじ2
みりん ・・・小さじ2
砂糖 ・・・小さじ1
酒 ・・・小さじ1

<仕上げ用>
ごま塩 ・・・適量

・今回は「旬」ということもあり、スーパーで買ってきた栗を茹でて剥きましたが、市販のむき栗でもOKです。
・鶏そぼろは少し薄味に感じるかもしれません。その場合は、醤油を小さじ3に増やしてください。

【栗の下準備】

<生栗を茹でて使う場合(今回)>

(1)鍋に水2Lと塩小さじ1、栗を加えて火をつけ、弱めに沸騰した状態で30分コトコトと煮ます。

(2)火を止め、そのまま湯の中で冷まします(これで渋皮まで柔らかくなります)。

(3) 触れるくらいの温度になったら1個ずつ取り出し、包丁で殻に切り込みをいれて剥いていく。慣れていない場合は、包丁で半分に切ってスプーンで掻き出す方法でもOKです。

<市販のむき栗を使う場合>

そのまま大きめにほぐしておきます(形を残すと食感が良いです)。

【作り方】

(1)スープジャーを予熱する

スープジャーに熱湯を満たしてフタをし、保温・殺菌しておきます。

(2)鶏そぼろを作る

 

フライパンを中火で温めて油をひき、鶏ひき肉を入れてポロポロになるまで炒めます。

鶏ひき肉に火が通ったらしょうゆ・みりん・砂糖・酒を加え、水分がほぼ飛ぶまで煮からめます。

このときに味見をして、少し濃いと感じる位の味付けになっているか確かめます。味が薄いと感じたら醤油を少し足して、味を調えます。

(3)混ぜごはんに仕上げる

ボウルに温かいごはん1合を入れ、肉そぼろを加えて全体になじむように混ぜます。続いて栗と塩豆も加え、つぶさないようサッと切り混ぜます。アッという間に完成です。

(4)ジャーに詰める

 

ジャーの湯を捨て、混ぜご飯を肩口まで詰め、ごま塩をひと振りして完成です。

おにぎりにしても美味しいです!

【ポイントとコツ】

・食感をキープするための三段構え
1:栗・塩豆は形を残すようにします
2:鶏そぼろの油分が保湿の働きをし、モチモチ食感に
3:ジャーで保温 → 時間がたってもモチモチがキープ

・ 栗は「市販のむき栗」が安全策
スーパーなどで購入する生栗は当たり外れが大きく、渋みの見極めも難しいです。慣れないうちは市販品が確実。

・ 味の足し引き
もう少し甘めにしたいときは砂糖を小さじ1/2程度加えてみてください。コクを足すならバターを極少量、混ぜても美味です。

【アレンジ例】

生姜そぼろ:鶏そぼろにおろし生姜小さじ1/2をプラス。後味がすっきりします。

香ばし仕上げ:仕上げに「いりごま」を少量加えると彩りと香りがアップします。

おにぎり派:ラップで軽く握り、表面にごま塩をまぶします。崩れにくく食べやすいです。

秋の味覚を、手間をかけずに「混ぜるだけ」栗ごはん。ほっこり甘い栗と、やさしい塩豆、香ばしい鶏そぼろの三重奏をどうぞ。

学園祭シーズンは"学校の素"を見るチャンス

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二学期に入り、学園祭が続々と開催される時期になりました。中学受験を控えるご家庭には恒例の見学シーズン。時間が許す範囲で、志望校はもちろん「ちょっと気になる学校」にも足を延ばしています。

学園祭は、その学校の個性や空気感がいちばん“素”で見える日。生徒が案内役を務めてくれる学校も多く、先生には聞きづらい日常の様子も、等身大の言葉で知ることができます。

長女のときは「6年生になってからでいいか」と構えてしまい、いざ本番期に入ると余裕がなく2〜3校しか回れませんでした。その反省から、次女の受験では小4の今から学園祭巡りを始めています。

わが家のチェックポイントは"学食"と"トイレ"

次女(小4)の関心は、断然学食とトイレの清潔さ。在校生に「美味しい?」「混む時間は?」と聞き込み、メモには「この学校は学食の味がやや濃いめ」といった独自の指標が並びます。

これが案外あなどれません。毎日を過ごす場所としての日常の快適さは想像以上に大事。図書館の規模、掲示物のセンス、生徒同士のやり取り、動線の良さなどもチェックします。

実際に通い始めれば学校は生活の中心。中高生は家庭より友だちと過ごす時間が増える分、ストレスなく過ごせる環境かを親として気にしてしまいます。

長女は"運営側"で学び中

一方、今年から中学生の長女は迎える側。

英検や中間テストと並行しつつ、部活Tシャツのデザインや発注、タイムテーブル調整で走り回っています。忙しさを楽しむ様子に、心の成長をしみじみ実感。

私立中学は、イベントを通して自分で動く力を鍛える機会が多いのが魅力ですね。見学する側も運営する側も、それぞれの立場で学ぶ秋。わが家もしっかり「見て、感じて、決める」を積み重ねていきます。

マエダヒデキ
マエダヒデキ

IT関連の企業に勤めたり、個人事業を営んだりしているアラフィフです。妻と娘二人の四人で、東京のちょっと郊外にある府中市に在住。読書とお酒が大好きで、自室の大半は本とワインに占領されており、仕事はその隙間でしています。娘が二人とも中学受験をする事になり、妻と一緒に右往左往しています。
読書ブログをのんびり更新しています: https://note.com/semimaru/

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