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塾通いの娘(小4)の冷房対策にも!「野菜たっぷり簡単ポトフ」は栄養も食べ応えも【テレワーク父さんの塾弁当】

こんにちは。東京都府中市で、中学受験に挑む次女(小4)と、受験を終えたばかりの長女(中1)、そしてフルタイム勤務の妻と暮らす “テレワーク父さん” ことマエダヒデキです。

もともとは大きなレストランのキッチンで働く料理人でしたが、現在は IT 業界へ転身し、在宅ワークが中心となり、おかげで平日の夕方は私が “塾送迎&弁当” を担当することになりました。

この連載では、「塾へ送迎する20分前に作り始める受験弁当」を合言葉に、元料理人の経験を生かしつつ「時短でも美味しく栄養も取れる」を目指したレシピをお届けします。

今日のお弁当は、具材を鍋で温めてスープジャーに詰めるだけの簡単調理ながら、教室でふたを開ける頃にはじゃがいももコーンもホクホク──そんな火の通りまでジャー任せのポトフです。

とうもろこしは「芯ごと」入れる!

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今回のポイントは芯のまま入れるトウモロコシ。食べるときちょっと苦労するけど、ポトフの塩気がトウモロコシの甘味をひきたててとても美味しく仕上がります。

野菜もたんぱく質も炭水化物もこの1杯で完結。初夏~梅雨どきの「温活&栄養チャージ」に、ぜひお試しください!

それでは、さっそく作っていきましょう。

【材料】(2人分)

粗挽きソーセージ ・・・約60g(1.5cm位にカット)
トウモロコシ・・・ 1/4本(芯付き2cm幅にカット、さらに1/4に)
じゃがいも・・・ 1/2個(一口大に)
にんじん・・・ 1/3本( 一口大に)
玉ねぎ ・・・1/4個(一口大に)
マッシュルーム ・・・4個(半分に、大きい物は1/4に)
ショートパスタ(乾)・・・40g

水・・・約400mL
塩・・・小さじ1/2
バター・・・小さじ2

<ソーセージについて>
ポトフにすると塩気が抜けるので、食感のある粗挽きがおすすめです。ブロックベーコンでも可です。ソーセージもベーコンも商品によって塩分に差があるので、必ず味見をしてくださいね。

自然派の方は「無塩せき」と書かれたソーセージをチェックしてみてください(「無塩せき」は発色剤を使わずに製造した食肉製品をさします)。ただ塩気が強い事も多いので、味の調整に気をつけて。

<ショートパスタについて>
ショートパスタは筋(リガーテ)の入っているものがおすすめです。今回はらせん状のフジッリを使いましたが、それ以外にペンネや、貝の形をしたコンキリエなどが味の絡みもよく、ポトフにあいます。

【作り方】

今回は、材料を用意したら鍋で温めてジャーに入れるだけです。あとは「ジャーが煮込んでくれる」おまかせ調理。暑い時期にはありがたい。

(1)スープジャーの準備

ジャーに沸騰させたお湯を満たし蓋をして、 5分放置します。この保温&殺菌を忘れると食中毒リスクが上がるので、ジャーを使う場合は毎回ルーティンにしましょう。

 

 

(2)具材の用意

材料表のサイズを目安に全て切ります。スプーンだけで食べたいので、少し小さめを意識してください。箸も付ける場合は、ソーセージはカットせずに入れても大丈夫です。

にんじんは少し固めに仕上がりますので、苦手な場合は電子レンジで火を入れておくと食べる時に柔らかくなります。

(3)具材を鍋に入れて加熱

バター以外の具材を全て鍋に入れて、火にかけます。水から加熱で大丈夫です。

時間に余裕があるときは、弱火でゆっくり沸騰するまで加熱させると、野菜やキノコからの出汁がしっかり出てきます。

沸騰したら火を少し弱め約5分ほど加熱します。目的は煮込むことではなく具材の中心温度を90 ℃前後まで上げることです。

ここで中まで熱が入っていないと、ジャーに詰めた後に内部の温度が下がり“半生”になってしまう恐れがあります。

(4)味見をして、パスタを入れたジャーに移す

ここで味見をします。味付けは控えめがコツですが、薄すぎる場合は塩を足します。

ジャー内でさらにソーセージの塩分が溶け出すので、ここでは「少し薄いかな?」程度で止めると丁度良く仕上がります。

味が決まったら、ジャーから予熱用の湯を捨ててショートパスタを入れておきます。

鍋の火を強め、沸騰して泡がボコボコ立ったらすぐに火を止めます。スープ、具の順でジャーに入れたら、バターを入れて完成です。

ポトフは「ジャーの肩口までの量を」しっかり入れましょう。肩口ギリギリまで満たす理由は、空気層が少ないほど熱が逃げず、ジャーの保温効果を最大限活用するためです。

我が家で計測してみたら、6時間後でも60℃以上をキープ(サーモスの0.4lを使用)していました。

ちなみに食中毒の原因にもなる雑菌は、35℃から40℃で最も増殖が活発になるそう。スープジャー弁当は「熱々をたっぷり入れる」を習慣にしましょう。

【ポイントとコツ】

・煮込み時間によってはショートパスタが崩れてしまう場合もあります。食べるまでの時間が3時間以上になる場合、フジッリは崩れやすくなるので、そういったときはペンネかコンキリエを使うと良いです。

・物足りないお子様にはおにぎりを一緒にもたせてあげてください。個人的にはバゲットかバタールと一緒に持たせたいのですが……娘から「パンくずが机に散る」と苦情が(笑)。それ以来ショートパスタを入れるようになりました。

・今回のポトフはソーセージの塩気と少しの塩で味付けをしていますが、運動をしているお子様や、濃い味が好きなお子様の場合、「これでは味が足りない!」となるかもしれません。その場合は、コンソメの細粒を少し加えてみてください。小さじ1/3位から始めて、お好みの味に近づけて。

ポトフは鶏肉や豚肉で作っても美味しいのですが、ジャー内で調理をする前提だと火が通っていない肉を使うのは心配。ということでうまれたレシピです。

簡単で美味しいので是非お試しください!

親子そろって負傷!? 泣き笑いの1週間

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立て続けに家族で“咳まみれ”

季節の変わり目は体調を崩しやすいとはいえ、わが家では長女(中1)・次女(小4)・父(私です)の3人が、そろって長引く咳に悩まされました。

かかりつけ医に相談すると、

「今年は百日ぜきも流行しています。でも今回の症状では断定はできない」ということで「様子をみて長引くようなら急いで受診を」……という“急げばいいのか様子を見ればいいのか、よく分からない”アドバイスをいただき、結局は様子見に。

その後、徐々に咳は治まり原因は不明のまま終わりました。

受験シーズンは体調管理が命です。あらためて「予防と早めの受診」を家族でも心がけていたのですが……。

今度は父娘そろって怪我!?

咳騒動が落ち着いた後日。私が自家用車の中で身をひねった瞬間に「ペチッ」という聞き慣れない音と鈍い痛み。

翌日も鈍い痛みが続き「これはいやな予感がするな」と思いながら仕事をしていたのですが、今度は長女の学校から電話です。

「体育の準備運動中に脇腹を痛めたのでお迎えをお願いします」

迎えに行くと、保健室で元気にしゃべりつつも笑うたびに悶絶する長女の姿。「私は部活(イラスト部)が楽しいので参加したい」という娘をなだめ、私と2人そろって整形外科へ直行しました。

レントゲンの結果….…

父:左第7肋骨にヒビ(どうやら“2回目”とのこと…覚えがありません)
長女:同じく左第7肋骨にヒビ

「親子でまったく同じ場所とは珍しいですね!」

こちらは痛みで気分も落ち込んでいるのですが、お医者さんと看護師さんはレントゲン写真を見比べて大盛り上がり。

「もう一回お父さんのレントゲンをみちゃおう!」って、もういいです。看護師さんの「弱点も遺伝したのかもね」という一言が、やたら親子の胸に刺さりました。肋骨だけに。

学校生活は予想外の連続
•風邪をもらわないように注意しても、もらうときはもらう。
•ケガは “まさか” の瞬間にやって来る。

受験生にとっても健康管理と予防は大切ですが、いくら気をつけていても何が起こるかわかりません。

起きてしまったら早めに専門医ですね。そして何より「親が元気でいること」が、子どもの安心材料になると実感した1週間でした。

皆さまのご家庭でも、季節の変わり目&体育イベントシーズンはどうぞお気を付けください!

マエダヒデキ
マエダヒデキ

IT関連の企業に勤めたり、個人事業を営んだりしているアラフィフです。妻と娘二人の四人で、東京のちょっと郊外にある府中市に在住。読書とお酒が大好きで、自室の大半は本とワインに占領されており、仕事はその隙間でしています。娘が二人とも中学受験をする事になり、妻と一緒に右往左往しています。
読書ブログをのんびり更新しています: https://note.com/semimaru/

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