野菜たっぷり!「みそ味おじや弁当」
nullスープジャーに具沢山の汁を用意し、別の容器でご飯を持たせて、教室でそれらを合体させて“おじや”にするスタイルです。寒い時期や疲れが溜まる時期にも、温かいおじやは体と頭をしっかりサポートしてくれますよ。
このおじやは、弁当以外でも晩ご飯時にリクエストされることがある、我が家の人気メニューの一つです。具さえ用意してしまえば、あとはとても簡単に手早く作る事が出来ますので、是非お試しを。
では、早速作っていきましょう。
【材料】(二人分)

水 ・・・400ml
白だし・・・ 小さじ1
薄口しょうゆ・・・ 小さじ1
みそ ・・・小さじ1
乾燥椎茸(スライス・小片でも可)・・・ ひとつかみ
桜エビ ・・・ひとつかみ
大根 ・・・2センチを短冊切り
ニンジン・・・ 2センチを短冊切り
長いも・・・ 角切り
小松菜 ・・・茎に近いところを、1~2センチ長さのざく切り
白菜・・・ 芯の部分を適量 ざく切りに
肩ロースの薄切り(1センチ幅にカット) ・・・60g程度
なめこ・・・ 1/3パック
炊けた米・・・ 1膳分(お好みで増やしてもOK)
具の量は、一人前あたり、手のひらにのるくらいが目安です。お好みで色々と調整してみてください。みそ汁に使えるようなものであれば大抵は美味しく仕上がります。
また、おじやだけでは「たんぱく質」が不足しがちなので、豚肉を加えています。肉は鶏肉でも美味しくなりますし、肉の代わりに小さくカットされた高野豆腐でも大丈夫です。

今回は白だしを使っていますが、時間があるときは出汁を用意しても良いです。その場合、少し塩分が不足するかもしれませんので、仕上げに塩で調整してください。
白だしは製品によって濃度が違うので、お使いのものにあわせて調整してください。「鍋物」で表示されている濃度の1/3位が目安です。

乾燥椎茸に含まれる栄養素「グアニル酸」は、「他の出汁と組み合わせることで、その旨みをさらに引き立てる効果」があるため、今回は桜エビとセットで使用。
また、乾燥することで増加する食物繊維やビタミンDもしっかり摂ってもらいたいこと、弾力のある食感のものを加えたかったこと、などの理由で、今回は乾燥椎茸を使いました。
【作り方】
(1)スープを仕込む



鍋に水(400ml)を入れ、乾燥椎茸・白だし・野菜類・桜エビを加えて火にかけます。沸騰したら中火に落とし、野菜にある程度火を通しましょう。
野菜を煮ている間に、別容器で米の準備をします(後述)。今回は時短を目指しているので出汁系も具材も一度にまとめて入れています。

スープジャーは必ず温めておくことを忘れずに。熱湯をいれて、蓋をしておきます。
今回もスープジャーを使うので、あらかじめ熱湯を注いで予熱&殺菌しておきます。
(2) ごはんの準備
雑炊やおじやの下ごしらえでは、味や食感をさっぱり仕上げる為に、米をあらかじめ洗っておくという方法があります。このひと手間で、米のべたつきを抑えられますのでオススメです。


炊けた米1膳分を冷水でさっと洗い、表面のぬめりを落とします。ザルに広げて水をしっかり切ったら、タッパーに入れて冷蔵庫で冷やしておきます。
水洗いした米は傷みやすいので、温度を上げないようにします。水で洗ったご飯はさっぱりしている一方、米の甘みが若干落ちます。好みに応じて使い分けてください。
(3)肉を入れて調味



野菜がやわらかくなったら、なめこと肩ロースを1センチ幅にカットしたものを投入。アクが出る場合は取り除き、肉に火が通ったら、しょうゆ(小さじ1)とみそ(小さじ1)を溶き入れます。
全体をさっとひと煮立ちさせたら、火を止めましょう。
この段階で具材がしっかり煮え切っていなくても、スープジャーで余熱調理されるので大丈夫です。
(4)仕上げ
スープを熱々にして、温めておいたスープジャーに入れたら完成です!


味見をして塩で味を調整します。味が薄いと感じたら、少量の塩を加えて調整しますが、みその味があとで馴染んでくるので、あまり塩味が立たないよう注意します。
胡椒や胡麻油を加え、香りと味にアクセントを付けるのもオススメです。
【お弁当を詰める際のポイント】
作ったスープをジャーに移す際には「沸騰する直前まで温めてから」入れましょう。保温効果が高まります。今回は豚肉を使っているのですが、豚の脂は冷えると美味しくないので、食べる直前まで高い温度を保てるよう、できるだけの工夫を。
冷蔵庫で冷やしておいた「水洗い後のご飯」は、保冷剤と一緒にバッグへ。逆にこちらは傷まないよう「冷やしたまま」を意識します。
【まとめ】

時間を持て余した長女(中1)がアクとりのお手伝いをしてくれました。「キリが無くて無心になれる」と謎の感想。
桜エビと乾燥椎茸が出汁代わりとなって味に深みが増し、そこへたっぷりの野菜と発酵食品の味噌を加えることで、栄養バランスもしっかり整います。
豚肩ロースには疲労回復を助けるビタミンB1が豊富で、長いもは消化をサポートする成分が含まれるため、勉強づかれの体にも嬉しい組み合わせに。
みそベースの“おじや弁当”は、具だくさんのスープジャーと別添えのご飯を合体させることで、短いお弁当時間でも手軽に栄養を補給できるのが魅力。
野菜や肉の旨味が溶け込んだ温かいみそスープに、さっぱり仕上げたご飯を入れると、ほっこりと落ち着けるおじやのできあがりです。忙しい受験生にもぴったりなので、ぜひ一度試してみてください。
とうとう卒業式でした
null
先日、長女(この4月から中1になりました)の卒業式がありました。
私の時代は、担任の先生の言葉に大泣きし、友だちと「もう会えないかもしれない」とまるで、これが今生の別れかと思わせるような涙のセレモニーでした。
ところが、今の子は違うんですよね。式のあとに「じゃあ明日の夜はグループチャットで英語の勉強しようね~」なんて軽快に言い合っている光景を見て、驚くやら感心するやら。
とりわけ驚いたのは、受験をして地元の公立中学には行かない子が三割近くいるにもかかわらず、「でも私達、スマホで繋がってるからさ」とまったく動じていないこと。
大人の方が「みんな離ればなれになるんだから、涙のひとつでも……」と思ってしまうのですが、彼らにとってはリアルとオンラインを往来するのが当たり前で、“別れ”という感覚が私たちの頃とは大きく違うようです。
しかし、それだけ気軽に連絡が取れる時代になったとはいえ、節目は節目。親としては、写真や思い出の品を見返して「この子たちも大きくなったな……」としみじみしています。
次女は春期講習

長女は受験勉強から解放され、心軽やかな日々を満喫するかと思いきや、中学の宿題と英語の勉強に突入、次女(小4)はすでに春期講習へ突入し、新四年生のカリキュラムに気合いを入れています。
しかし、勉強ばかりでは面白く無いぞと、合間に、ちょっと息抜きで秩父までプチ旅をしてきました。
温泉に浸かって体を癒し、評判のモンブランをペロリ。あっという間の帰宅でしたが、良いリフレッシュになったのかなと思います。
それでは、また次回。

IT関連の企業に勤めたり、個人事業を営んだりしているアラフィフです。妻と娘二人の四人で、東京のちょっと郊外にある府中市に在住。読書とお酒が大好きで、自室の大半は本とワインに占領されており、仕事はその隙間でしています。娘が二人とも中学受験をする事になり、妻と一緒に右往左往しています。
読書ブログをのんびり更新しています: https://note.com/semimaru/