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娘(小6)が大好き「卵クッパ弁当」は「高野豆腐」を加えてタンパク補給も!【テレワーク父さんの塾弁当】

こんにちは、東京都府中市で、中学受験真っ最中の娘二人(小6と小3)と、フルタイムで働く妻と四人で暮らしているマエダヒデキと申します。

若い頃は大きなレストランで調理の仕事をしていましたが、色々あってIT系に転身。現在は、ご時世と仕事柄もあり仕事の大半がリモートワークになったため、自然と子ども達の塾の送り迎えや、塾で食べるお弁当(我が家では「受験弁当」と呼んでいます)を準備する機会が増えてきました。

今回ご紹介するのは、優しい味わいで体も心もあたたまる「卵クッパ」です。簡単に作れるうえに、子どもたちにも大好評。我が家では、季節を問わずの定番メニューとなっています。

我が家の定番メニュー「卵クッパ」

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このメニューが我が家の食卓に登場するようになったのは、家族で時々訪れる焼き肉屋さんの「卵クッパ」がきっかけです。

その焼き肉屋さんは、ちょっと贅沢をするつもりで覚悟をきめて行くお店でした。全国模試で良い点が取れたとか、学校の行事が終わったようなタイミングで、一家で打ち上げしよう!と向かう店ですね。

しかし、そんな奮発して行く店にも関わらず、我が家の姉妹(小6と小3)は網で焼かれるピカピカのお肉には見向きもせず、ひたすら卵クッパを食べていました。注文した肉が余ってしまうほどで、たまに父の頼んだ肉をちょこっとつまむくらい。親としては「随分と財布に優しい外食になったな」と思いつつも、その姿に苦笑いしたものです。

「そんなに好きなら家で作ってあげよう」と試しに作ってみたのが、今では家庭の味となった始まりです。

高タンパクの「高野豆腐」を具材に加えて!

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塾への送り迎えの時間は大好きなお絵かきタイム。とはいえタブレットなのが現代っ子ですよね。

娘たちが大好きな卵クッパを塾弁当にも採用。この弁当は「具材たっぷり卵スープ」をスープジャーに入れ、「ごはん」を別添えにするスタイル。食べるときに「ごはんをスープに入れてクッパに!」という想定です。

材料は、大根とにんじんを使うのが我が家の定番ですが、冷蔵庫に余っている葉物野菜や根菜を加えてもOK。そのときどきの食材でアレンジしてみてください。

今回は、体をしっかり温めるために生姜を少し加えています。そして、タンパク質をプラスしたかったので、高野豆腐を使用しました。

小さくカットされた高野豆腐は、色々な料理に使いやすいのでおすすめです。

高野豆腐は受験生にぴったりのスーパーフードです。タンパク質が豊富なだけでなく、脳の働きを支えるアミノ酸や集中力を高めるという鉄分が含まれています。また、ストレス緩和につながるカルシウムや記憶力を助けてくれるというマグネシウムも摂れるので、栄養満点でおすすめです。

今回利用した高野豆腐は最初から小さくカットされている商品です。良いサイズ感で、味噌汁に入れたり炒め物に使う際に便利なので、我が家では常備している食材の一つです。スーパーで見かけた際は、ぜひ手に取ってみてください。

それでは、さっそく作っていきましょう!

【材料】

ご飯・・・ (子どもの)2膳分
水・・・500〜600ml
出汁用の昆布・・・1枚(クレジットカード位の大きさ)
鶏ガラスープの素・・・商品パッ⁠ケージに記載の「中華スープ」の分量(今回は小さじ3杯)
大根・・・2cmくらい
にんじん・・・4cmくらい
乾燥椎茸・・・スライスされたものを二つかみほど
高野豆腐・・・写真の商品で10枚ほど
生姜・・・スライス1枚(チューブの場合は1cm位)
卵・・・2
(お好みで)
黒コショウ・・・ひと振り
ごま油・・・少量(数滴)

【作り方】

(1)スープと具材の下準備

昆布と椎茸は水から入れていきます。沸騰直前に昆布は取り出します

鍋に水を入れ、昆布と椎茸を加えて火をつけて出汁を取ります(沸騰直前に昆布は取り出します)。今回は昆布と乾燥椎茸で出汁を取っていますが⁠、出汁は無くても大丈夫ですし、粉末出汁や出汁パックでも全然問題ありません。

また、今回もスープジャーを使いますので、料理用とは別にスープジャー用のお湯も用意し、スープジャーに入れ事前に温めておきます。

 野菜は“スプーンですくいやすい”大きさにカットしていきます。

 

大根とにんじんは短めの短冊切りに。葉物を使う場合はざく切りでOKですが、塩を入れた湯で下ゆでをしてアクとえぐみを取っておきます。

長ねぎを使う場合は厚めの小口切りにします。よくある斜めスライスにすると、繊維状になってスプーンで食べにくくなりますので、ゴロゴロした感じで。

冷凍ご飯を使う場合は、このタイミングでレンジで温めておきます。

(2)出汁に野菜、具材を入れて茹でる

鍋の湯が沸き、材料が揃ったらあとは簡単です。沸騰した鍋に全ての具材を入れ、2、3分煮たらアクをとり、調味料を全て入れ、弱めの中火(沸騰はしないけど少し対流が起こる程度)でさらに3分ほど煮ます。

調味料を入れたタイミングで味見をしましょう。使っているスープの素によって味の濃さが違うので、ここで調整です。

味が強い場合は少し湯を足します。逆に味が薄かったり、旨味が足りないと感じたら醤油を小さじ半分ほど加えます。中華スープの素を加えても良いですが、物足りない味のまま塩味だけ濃くなる事が多いので、醤油で調整しています。

(3)火を止めてから、卵をまわしかける

具材を煮ている間に溶き卵を用意しておきます。卵の混ぜ方(白身の残し方)などはお好みで良いかと思いますが、我が家ではしっかり混ぜてしまいます。

卵は平飼いのものを使っています。
理由は、子どもが幼い頃に採卵鶏の事を知り「平飼いの鶏は幸せそうだ」とつぶやいたから。

卵を入れるタイミングになったら、一度強火で沸かしてから鍋の火を止め、すぐに溶き卵を回し入れます。このとき、菜箸に沿わせながら少量づつ入れていくと綺麗に仕上がります。

温度が低いまま卵を入れると、卵が固まらずにスープが濁り、味もぼやけてしまいます。また、鍋に火をかけたまま入れたり、卵を一度にドバッと入れてしまうと、鍋の底で卵が固まり、味も食感も悪くなってしまうので、沸かす、火を止める、卵を少しづつ入れる、を意識してください。

卵を入れたあとは、鍋に蓋をして1分ほど置くと卵にじっくり火が通ります。

(4)スープをジャーに移し、ごはんを用意したら完成

スープが完成したら、小さめの弁当箱かタッパーにご飯を詰め、スープジャーにスープをいれて完成です!

スープジャーに移したあと、黒コショウやごま油で香味を付けても良いですが、そこはお子様のお好みで調整してください。

最後のひとふんばりはベストなコンディションで

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さて、いよいよ2月の受験本番が迫ってきました。親としては「もっと焦るのでは?」と思っていたのですが、当の本人はわりと呑気で、少し拍子抜けするくらいです。

受験直前のこの時期になると、小学生の内容とはいえ、算数などでは受験素人の親が教えられる事は何もありません。教えるどころか、問題が難しくて太刀打ちできないのが現実…… ということで、私としては、日々の送り迎えと弁当でサポートです。

そんな日々の支えが、少しでも子どもたちの力になればと思いながら、今日も「たまごクッパ」を作っていました。温かいスープとたっぷりの具材でできた料理は、寒い時期に体調を整える役にもたちます。受験生だけでなく、日々の仕事と送り迎えで疲れの溜まる親の体にもぴったりです。

我が家と同じように2月に本番を迎えるご家庭も多いことでしょう。一緒に、最後のひと踏ん張りです。親子で手を取り合い、二月の勝者を目指しましょう!

マエダヒデキ
マエダヒデキ

IT関連の企業に勤めたり、個人事業を営んだりしているアラフィフです。妻と娘二人の四人で、東京のちょっと郊外にある府中市に在住。読書とお酒が大好きで、自室の大半は本とワインに占領されており、仕事はその隙間でしています。娘が二人とも中学受験をする事になり、妻と一緒に右往左往しています。
読書ブログをのんびり更新しています: https://note.com/semimaru/

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