旅行は「計画と準備」がとても大事!
null年に1〜2度の旅行を楽しみにしているという方も多いでしょう。普段、仕事に家事、あるいは育児に追われている働き主婦の方はとくにリフレッシュが必要ですよね。
そんな時に、経済的な負担を感じないで楽しむためには、旅のプランはもちろん費用もしっかり“計画と準備”しておくことが大事です。
お金を貯めるには、時間を味方につけてコツコツと積立てる仕組みを作るのがおすすめだと、「“積立”って実は楽ちん!な理由 【仕組み+ほったらかしでラク貯め!】第1回」でもお伝えしましたが、まとまった金額が必要になる旅行であれば、なおさら時間を味方につける方法が有効です。
さらに、このお金は絶対に旅行用と決まっているならば、お得な“旅行積立”が心強い存在になります。
“旅行積立”とは、旅行会社や航空会社が行っている旅行資金を積立てるサービスです。毎月一定額を積立てたり、最初に一時払いでまとめて資金を預ければ、満期時に利息を加えた金額になり、旅行商品などに変えられるというものです。
旅行以外にも帰省時にも使えますので、毎年1〜2度は遠方に帰省するという方にもおすすめですね。
預貯金よりも利率が断然高い!「旅行積立」
null旅行積立のメリットの1つとしてあげられるのは、なんといっても“利率”が高いことです。
預貯金をしている方は感じていると思いますが、このところの低金利で利率は雀の涙。単に金融機関にお金を置いているだけという感じも否めませんよね。
では旅行積立は、実際に預貯金と比べてどの位利率が高いかをみると、大手都市銀行の1年もの定期預金の利息は0.01%(2017年12月現在)なのに対して、旅行積立は1〜3%です。
例えば、旅行大手JTBの旅行積立「たびたびバンク(年利1.75%)」で月に30,000円を1年間積立てると363,412円(利息3,412円)となり、預貯金と比べると明らかに利率が高くお得ですよね。
また、毎月コツコツと積立てる以外にも一括で預けるタイプの商品もあり、一括の方が利息が高くなる傾向にあります。
例えば、旅行大手の日本旅行が扱っている旅行積立商品「ドリームプラン」では、毎月払いコースの利息が1.75%なのに対し、一時払いコースの利息は2.00%です。
また、航空会社で扱っている旅行積立は、利率がさらに高めとなっています。
航空大手2社のJALの「JAL旅行積立」では、最初の1年間は利率3%と高め、ANAの「旅行積立プラン」でも最大で3%の利率とお得度がアップしています。
「旅行積立」で気をつけたいのはココ!
null定期的に旅行や帰省をする方にとって、“旅行積立”が断然お得になることは明らかになりましたが、一方で気をつけたい点をみてみましょう。
(1)有効期限がある
各旅行会社、航空会社によりますが、積立てた旅行券には有効期限があります。ただし、半年や1年という短い期間ではなく、5〜10年というのが平均的です。申し込み時にしっかりと確認しておきたいポイントです。
(2)中途解約をした場合
積立の途中でどうしても解約をしたいと、中途解約をした場合には、現金で戻ってくるのではなく旅行券で戻されます。また端数は切り捨てになり、元本割れをする場合もありますので注意が必要です。
(3)旅行会社が倒産した場合
もし旅行会社が倒産をしてしまった場合には、残念ながら積立金は戻ってこない可能性が高いと思われます。銀行預金は預金保険機構の対象ですが、旅行積立は対象外となりますので補償はありません。経営基盤のしっかりとした会社に積立を検討した方がいいでしょう。
「お金が貯まったら行こう」と思っていると、なかなか行けないのが旅行です。また、費用の計画をせずに行くと後から赤字になるなど、金額の大きさからみても家計にズシリと響くことになりかねません。
旅行費用の捻出は“貯まる仕組み+ほったらかし”が楽チン。時間を味方につけて、旅行もコツコツ貯めで計画してみましょう。
【参考】