いざ「サクラ」へ
null麻衣子さんは東北出身、遠方の実家に帰るときはクルマを運転していくこともあるという、運転大好きママです。お子さんは1歳、普段はセダンタイプのクルマにチャイルドシートとベビーカーを乗せています。
『日産』の軽電気自動車「サクラ」には、興味津々。
「私、“カー・オブ・ザ・イヤー”のクルマが大好きなんです! 『サクラ』は軽自動車で初めて三冠制覇しているんですよね。
電気自動車は8年ほど前に五島へ出張した際に乗りました。夏場だったのでエアコンをガンガンにつけて山道を運転していたら、あっという間に電池が減っていって……暑い中エアコンを切って窓を全開にして運転した記憶があります」(以下「」内、麻衣子さん)
早速、「リビエラ逗子マリーナ」を目指してドライブを開始しました。
高速でも軽EVって感じがしない!
null「アクセルを踏んで加速しても、軽だと“もっと速く……!がんばってよ”と思うことが多いじゃないですか。『サクラ』はめちゃくちゃスムーズに加速しますね。うっかり加速しすぎて100キロ出してました(笑)」
『サクラ』には「プロパイロット」機能も搭載、高速道路で追随運転をしてくれるので、渋滞時や長距離移動時に便利なんです。ドライブモードは「STANDARD」「SPORT」「ECO」の3つ。飛ばしたいときは「SPORT」でアクセルペダルOFF時の回生ブレーキ力を強めて、アクセルペダル操作のみでメリハリのあるスポーティな走行が可能です。「ECO」モード時は電費・航続可能距離を最優先、アクセルペダルOFF時の回生ブレーキ力を最小限にし、エコドライブが可能になります。
「リビエラ逗子マリーナ」へ
nullすいすいと運転し、「リビエラ逗子マリーナ」に到着。マリーナ(ヨットハーバー)を中心に、ホテル、レストラン、リゾートマンションやイベント会場が点在するリゾート施設です。こちらはヨットやマンションのオーナー以外でも、気軽に食事に訪れることができるレストランやカフェがあるんですよ。
たった11室の「マリブホテル」は、ペットも泊まれる部屋もあり、常に予約でいっぱいなのだそう。即座に「Expedia」でこの日のレートを調べた麻衣子さん。
「素敵ホテル……と……泊まってみたい!」
今回こちらを訪れたのには理由があります。それは環境に配慮した電気自動車に対応した、EV充電スタンドが設置されていること。
「マリブホテル」は、EVを活用した充放電システム「V2B(Vehicle to Building)」を日本のホテルで初めて導入しています。平常時はEVの充電に加え、屋上での太陽光発電の地産電力と100%再生可能エネルギーに加え、EVを蓄電池とした循環によりCO2排出削減に寄与。使用電力過剰を防ぐため自動でピークカット管理を行う「スマート充電システム」です。非常時にはEVを蓄電池として活用し、電力提供ができるようになっています。鎌倉市・逗子市と災害時包括協定も結んでいるのだそう。
このようにマリーナ施設全体として環境保護に力を入れており、海を環境汚染から守るため、厳しい審査基準が設けられている「ブルーフラッグ」という国際環境認証を2022年にマリーナとしてアジアで初めて取得しています。
魅惑のオートパーキング機能!
null「サクラ」には「プロパイロットパーキング」という、スイッチボタンを押すだけで駐車をしてくれる機能が搭載されています。
駐車したいスペースの手前で「プロパイロットパーキング」のスイッチを押し、少し前進して駐車したい場所の真横にクルマを止めます。するとクルマが駐車可能スペースを自動で検知し、ナビ画面上の(p)マークが表示されます。それを確認したら、[駐車開始]ボタンを押します。ボタンは駐車が完了するまで押し続けるのですが、スイッチを離したり、ブレーキやハンドルを操作すると車両は停止。駐車完了後、自動的に電動パーキングブレーキが作動し、[P]レンジにシフトチェンジします。
「おお~~!この角度から駐車するのか!という驚きがありますね。これはすごい!」
特に駐車が苦手な方には、頼りになる機能ですね。『日産』の「インテリジェント アラウンドビューモニター」機能は真上からの映像がナビ画面に映るので、「プロパイロットパーキング」を使わないときも、車体がいまどの位置にいるのかがとてもわかりやすく、駐車しやすいのが特長です。
荷物もたっぷり入る!
null「サクラ」は車内の高さもあり、軽自動車にありがちな空間の狭さを感じないところもポイント。
「最近のベビーカーって大きいじゃないですか。後部座席を片方倒せば、そういうタイプでも乗せられそうですね」
もちろん一般に販売されているサイズのチャイルドシートなら、設置できるそうです。ちなみに、シートはソファタイプで隙間が無いため、子どもの持ち物や小さな物をシートの隙間に落としてしまうことも防げて、細かいところだけどグッドポイント。
災害時のバッテリーに
null今年は能登半島地震に始まり、南海トラフの注意勧告もあり、防災意識が高まるシーンがいくつもありました。災害時に連絡や情報を得るためにはスマホが欠かせませんが、電力がないと意味がありません。そこで電気自動車の電力が役に立つんです! 「PowerMover」という電気自動車(EV)の蓄電能力を活用し、電気機器に電力供給を行う装置があれば、みんなのスマホが充電できるのはもちろん、温かいお湯も電気ケトルで沸かせるんです。
「ウチも今年は防災リュックを準備しました。いざという時に役立つのはいいですね」
と、話しながら麻衣子さん、しっかり自分の携帯も充電していました。
小回りが利いて、細い道も安心!
null働くママが一番よく運転する道は、自宅回りやスーパーなど。細い道を通る際は、車幅が気になる人もいるでしょう。また、一般道を走る自転車などにドキッとすることもあるのでは?
「左側に自転車や人が歩くと、すぐにセンサーが作動してナビ画面に3Dモニターが映るんですけど、その敏感さがすごいですね。目端が利くというか、ありがたいです」
これは「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」 により、前方のクルマや歩行者、人が乗車している自転車と衝突の恐れがあるとき、警報とブレーキにより運転者の衝突回避操作を支援してくれるんです。
麻衣子さんのような運転大好きママなら問題ないですが、中には車幅が大きなクルマを運転するのが苦手……という人も。そんな方には特にありがたいサイズ感と機能ですね。
専用アプリを使って温度調節も可能
nullここ数年の猛暑で、クルマでスーパーなどに行く際、車内温度の上昇を避けるべく屋根のない駐車場には駐車をしたくないというママパパも多いと聞きます。
「この夏、家族でモールに行ったときに屋外駐車場しかなくて、駐車をあきらめて帰っちゃいました。絶対車内が熱くなるのが目に見えていたので」
『日産』の「NissanConnect」アプリをDLしておけば、いつでもクルマの機能のリモート操作や状態が確認できるので、乗る前にエアコンをつけることも可能! サウナのような車内に入ることもなく、屋外駐車後もすぐ快適にクルマに乗ることができるんです。
このアプリは、充電スポット満空情報も常時アップデートして教えてくれるんですよ。ほかにもクルマのドアのロックやバッテリー残量や警告灯などの車両の状態確認ができます。対応車は電気自動車のみならず、一部普通車も含まれるそう。
長い目で見ればコスパ良し!
nullいま、電気自動車を購入すると国・地方からの補助金が約55万円出ます。そして、「サクラ」は高騰するガソリンを使うことがないため、軽ガソリン車(39.4万円)と比べるとエネルギーコストは約半分(17.5万円)。メンテナンス費も軽ガソリン車(21.7万円)と比べると「サクラ」(15.0万円)と、6.7万円もお得。エンジンの無い電気自動車は点検項目・消耗部品が少ないので、メンテナンスコストも軽ガソリン車よりもかからないんです。それゆえ、燃料費・税金・メンテナンス費を含むランニングコストは5年間で約30万円もお得になるんです!
「ここが一番家族が納得するポイントかも!」
日中はお買い物や通勤などで走って、夜は寝ている間に充電して翌日に備える、そんなルーティンで使うのがイメージできます。
電気自動車は進化しまくり!
null半日のドライブを経て、麻衣子さんの中の電気自動車のイメージは刷新されたようです。
「走りも“軽に乗ってる!!”って感じはしなかったですし、加減速もなめらかで普通車に乗っているような感覚でした。電気自動車って、8年前よりもかなり進化しているんですね。EV充電スタンドも増えたし、環境にも良いし、助成金も出るし、ランニングコストも抑えられるなら、家族も納得してくれそう」
いま、『日産』では「サクラ」の試乗体験も展開中。興味のある方は、一度体験してみるといいかも?
「日産サクラ」
- 全長×全幅×全高:3,395×1,475×1,655mm
- 車両重量:1,080kg
- 最低地上高:145mm
- 最小回転半径:4.8m
- モーター:交流同期電動機
- 最高出力:47kw(64PS)/2,302~10,445rpm
- 最大トルク:195Nm(19.9kgm)/0~2,302rpm
- 充電走行距離:180km/1充電(WLTCモード)
- 車両本体価格:308万2,200円(税込/Gグレード)
【取材協力】
日産