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お祝い選びに役立つ!嬉しいけれど…正直ママがもらって困った「出産祝い」

赤ちゃんが生まれたときにもらう「出産祝い」。みんなの「おめでとう!」の気持ちがこもっていてうれしいけれど、「ベビー服のサイズが小さすぎて着させられない」「自分の好みと違っていてちょっと……」など、正直困ってしまうという出産祝いも意外と多いようです。

そこで『kufura』では、20~40代の子どものいる女性240人に「実はもらって困ってしまった出産祝い」についてアンケート調査を実施。実際にどんな出産祝いをもらったときに困ってしまったのか、ママたちの本音をご紹介していきます。今後、友人や会社の同僚、親戚などに出産祝いを贈るときの参考にしてみてください。

定番の「ベビーウエア」はいちばんチョイスが難しい!?

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240人中84人のママたちは、「もらって困ったもの、うれしくなかったものはない」と答えていましたが、それ以外のママたちは困ってしまったものがあったよう。特に多かったのは意外にも、出産祝いの定番ともいえる「ベビーウエア」でした。

「好みではない服、特にキャラクターものの服はもらっても困る」(37歳/金融関係)

「好きではないブランドの服はうれしくない」(38歳/総務・人事・事務)

「もらった服のサイズが小さくて着せられなかった」(48歳/主婦)

「服はすぐにサイズアウトしてしまうのでもったいない」(35歳/コンピュータ関連技術職)

「サイズが合わなくてとっておいたら、サイズが合うころには季節が合わなかった」(37歳/金融関係)

「新生児用の服は自分が用意したもので足りていたので、そのサイズの服はいらなかった」(31歳/主婦)

「ベビーウエア」は出産祝いの定番中の定番ですが、贈られる機会が多い分、ママたちが困ってしまうことも多いようです。特にベビーウエアは人によって好みが分かれるので、ママの好みをきちんと把握していない場合は、あまり派手なもの、奇抜なもの、またキャラクターものなどは避けたほうが無難でしょう。

また、サイズも新生児サイズは着られる期間が短く、大きめの赤ちゃんだとすでに小さすぎて着られない場合もあるので、ベビーウエアは少し大きめのサイズを贈るのが鉄則。ただ、冬用のポンチョやコート、夏用の甚平など、あまり季節感のあるものを贈ってしまうと着られる時期と季節が合わなくなってしまうこともあるので注意しましょう。

「お下がりのベビーグッズ」は必要かどうか確認すべし!

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出産祝いと合わせてお下がりのベビーグッズを贈る人もいるようですが、これはママに必要かどうかきちんと確認する必要がありそうです。

「一人目の子どもはすべて新しいものを着せたかったので、お下がりをもらっても困った」(39歳/主婦)

「お下がりのベビーウエアは着せるかどうか分からないので困る」(36歳/その他)

「着古した肌着をもらっても使えない」(34歳/その他)

「お古のおもちゃは壊れていて結局使えなかった」(32歳/主婦)

人によって「お下がり」をありがたいと思うか、迷惑と思うかはかなり差があるようです。特に、新生児用のウエアや肌着などについては、衛生面を気にする人も多いので、ママの希望を聞かずに勝手に贈るのはやめたほうがいいでしょう。

定番の「おもちゃ」や「人気絵本」は被る可能性が大

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「出産祝いでガラガラをたくさんもらったが、これは一つあればいい」(43歳/主婦)

「同じような鈴のなるおもちゃを何個ももらい持て余している」(24歳/総務・人事・事務)

「もらったおもちゃが大きすぎて邪魔」(28歳/主婦)

「おもちゃはデザインなど好みもあるし、月齢が低い場合はすぐに必要ないので出産祝いはほかのものがいい」(28歳/研究・開発)

「もらったぬいぐるみのキャラクターが好きじゃなかった」(36歳/主婦)

「大きなぬいぐるみは置き場所に困る」(35歳/その他)

「流行の絵本だったので同じものを何冊ももらってしまった」(30歳/主婦)

新生児期に使うおもちゃは見た目がかわいく、ついついお祝いとして贈りたくなりますが、定番のガラガラ(ラトル)やボール、布のおもちゃなどはほかの人と被ってしまう可能性が大。出産祝いにおもちゃを選ぶなら、もっと大きくなってから使える知育玩具などを贈るほうが喜ばれるようです。

おもちゃやぬいぐるみを贈る場合は、サイズにも注意が必要です。場所をとるような大きめのものは、邪魔になってしまうので避けたほうが無難。なお、キャラクターものも好き嫌いが分かれるところなので、ほどほどのサイズでシンプルなものを選ぶのがおすすめです。

産後のママの体はデリケート!「食べ物」には要注意

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「添加物入りの食べ物や甘いお菓子など、授乳中は控えていたのでもらっても食べられなかった」(35歳/その他)

「ものによって母乳が出にくくなったりするので、食べ物のお祝いは困った」(37歳/その他)

「尾頭付きの生鯛をもらったが、赤ちゃんを抱えた私にどうしろと…」(45歳/総務・人事・事務)

「寝不足で食い気よりも眠気。生ものをもらっても結局腐らせてしまった」(37歳/その他)

産後のママ、特に授乳中のママたちは、母乳の出や乳腺炎予防を考えて、食べるものに注意していることも多いもの。甘いものやカロリーの高い食べ物をもらっても、思い切り食べるわけにはいきません。また、赤ちゃんのお世話が忙しく、生ものなどをもらってもゆっくり調理する時間が取れないのが実情です。

食べ物を贈る場合は、産後のママの体に優しい「タンポポコーヒー」や「ルイボスティー」などのノンカフェイン飲料や、忙しいママがいつでもサッと食べられる自然派のレトルト食品などを選ぶと喜んでもらえそうです。

「おむつ」は人によって意見が大きく分かれる

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「おむつは自分で買うからお祝いとしてはいらない」(46歳/主婦)

「おむつはうれしかったけど、すぐにサイズが合わなくなってあまり使えなくなった」(47歳/主婦)

「おむつケーキはかわいかったけど、サイズがすでに小さく使えず」(25歳/その他)

「おむつケーキは一度開封したものを加工しているので、清潔感に対して疑問が残った。同じ枚数をもらえるなら見栄えは別として未開封のままのものがよかった」(29歳/主婦)

「紙おむつ派で布おむつは使わないので、もらっても必要なかった」(29歳/その他)

「おむつ」は毎日使うものなので、どれだけもらっても困ることはありませんが、「小さすぎて入らない」ということが多いようなので、サイズ選びに注意が必要です。また、「おむつケーキ」は見た目がかわいく出産祝いとしても人気ですが、衛生面が気になるというママもいるようです。

「食器」や「靴」ほかにもまだある!もらって困ったアイテム

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「ベビーの食器セットは三つももらってしまった」(49歳/その他)

「ベビーカーが2台になってしまって困った」(48歳/コンピュータ以外の技術職)

「ベビー布団はすでに持っていたので、もらっても困る」(39歳/その他)

人と被ったものナンバーワンは「ベビー食器」。かわいいものや機能的なものがいろいろありますが、1セットしか必要ないのでたくさんもらっても正直困りますよね。ベビーカーやベビー布団などの大型アイテムは、自分で用意する人がほとんどなので、ママからリクエストされない限りはやめておいたほうがいいと思います。

「子ども用の靴は歩くころにはサイズが小さすぎて入らなかった」(40歳/営業・販売)

「つかまり立ち用の柔らかいシューズは結局、使わなかった」(44歳/その他)

「ベビーシューズ」を贈る人も多いようですが、子どもによって歩けるようになる時期や足の形などが違うため、サイズ選びがかなり難しいところ。特に、歩き始めに履く「ファーストシューズ」は基本的に試着が必要なので、勝手に選んで贈るのはやめたほうがいいでしょう。

「ベビーミトンや靴下は必要なかったのでムダになりました」(33歳/主婦)

「ハイブランドのスタイはもったいなくて使わずじまい(笑)」(28歳/主婦)

「タオルはたくさんあるのでもういらない」(34歳/主婦)

「哺乳瓶は乳首がうちの子の口の形に合わず使えなかった」(39歳/総務・人事・事務)

「あまり写真を家に飾らないので写真立ては必要なかった」(30歳/主婦)

「木製の身長計は正直必要ありませんでした」(40歳/主婦)

いかがでしたか? 贈り手の気持ちがこもった出産祝いはもちろんどんなものでもありがたいものですが、あまりに自分の好みと違ったり、サイズが小さくて使えない場合、また同じものをいくつももらった場合は、正直ママも困ってしまいます。

出産祝いを贈るからには、やはり相手に心から喜んでもらえるものを選びたいもの。ご紹介したママたちの声を参考に、相手が絶対に困らない素敵な出産祝いを選んでみてくださいね。

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