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【犬山紙子の答えはなくとも育児会議〜楽になりたくて】vol.4 やっぱり嬉しい出産祝い…最強なのは?

『私、子ども欲しいかもしれない。』(平凡社)で「子ども本当に産んで大丈夫!?」「仕事と両立、本当にできるの?」など、出産についてとことん考えた犬山紙子さん。
そして2017年1月に女の子を出産し、育児まっただなかの今、どんなことを考えているのでしょうか? 先輩ママ、独身女子などいろいろな立場から「妊娠・出産・育児」にまつわるお話を聞いていきます。

【今回の会議参加者】編集K(7才女&4才男の二児の母)、編集S(独身)

出産祝いのプレゼントは、タオルが最強!?

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編集S:出産した友人にプレゼントするとき、選ぶのは好きなんですけど、ぶっちゃけ何が嬉しいものなんですか? 出産経験がないのでツボを心得てない気がするんです。

犬山紙子(以下、犬山):いいバスタオル! いいバスローブ! 母親が着る用のバスローブは嬉しかったです。子どもをお風呂に入れると、自分の身体をふく時間がないから。

編集K:薄手のバスローブなら特にうれしい。洗濯してもすぐ乾くし。本当にお風呂あがりって、子どもの体ふいて、髪ふいて、おむつはかせて……気づくと自分は冷え切っている。

犬山:そうです、マッパです。びっしょびしょで髪の毛から水をぼとぼとぼとって落としながら、ゾンビみたいな感じで赤ちゃんを拭くことになりますよね。バスローブだと勝手に水を吸収してくれるので、ほんとにありがたかったです。あとやっぱり、タオル最強ですね。もらって嫌だったことないです。

編集K:わかる! 絶対使うものだから。

犬山:特に大きなのがいいですよね。シーツやタオルケット替わりにもできるし。おくるみにだってできるし、ベビーカーにしいたりできたり……最強。

編集K:子ども用の湯上げタオルもすごく使えた! 頭にもかぶれて、ポンチョタイプになっている湯上げタオルは、長女が生まれた7年前にいただいたものを、いま4歳の長男が湯上げタオルとして使って、最後にはスイミングスクール用に。

定番が被っちゃうリスク、どうする?

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編集K:最近、友達が子どもを産んで。人気があって私も超愛用したモスリンラップ(おくるみ)をあげようと思ってたんだけど、実際に産まれたら「Kからもらう予定だったアレ、他からも来たよ。ぶっちゃけ、家で使う肌着が今いちばん欲しい」って言われて、実用的な肌着をたくさん送りました。親しい人だったら聞くのが一番!

犬山:そう、もらいすぎ問題があるんですよ。私も姉の子が2人と弟の子が1人いるので3人分のおさがりが一気にきたりして。仲が良ければ、聞いてもらうと一番いいですよね。
あと、絵本も嬉しかったですね。眞鍋かをりさんが「うちの子どもが大好きだった本」と言って20冊くらいガッとくれたんですよ。今すごく読んでるし、これから先もまた読むんだろうなって。

編集S:絵本はたしかにいいですよね。ただ本も定番があるので、もう持ってるかな……って悩むんですよね。

犬山:とはいえ、本は外用と家用にしたりもできるし、被っても嬉しかったですよ! ジャンルとしては飛び出す絵本など仕掛けの絵本は嬉しいかも。

実は難易度激高な子ども服プレゼント

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編集K:赤ちゃん用の服も、サイズ感がなかなかつかめなかったりしますよね。

犬山:難しいですよね、洋服買うのって。子ども産んでも、未だに姉とか弟の子に服あげるのめっちゃ大変ですもん。

編集K:そうそう。自分の子どもの年齢以降は分からない(笑)。サイズの話で言うと、新生児用のおしゃれなブランド服は、5カ月頃までしか着られないものだと、結局お出かけの機会も少ないから2回くらいしか着られなかったりして、悔しい思いをしたことも。

犬山:ですよね。私はそれはもったいないと思って、普段着にいただき物の高い服をじゃんじゃん着せてました。
あと案外、名前の刺繍を入れるサービスは、考えものかも。

編集K:お下がりであげられないから?

犬山:それもあるんですけど、子どもの名前を出したくない人や、SNSに写真をアップするときに気にする人もいて。とくにスタイは人目に触れるから気にする人が結構いるな、と最近思いました。

一同:ああー、確かに。

犬山:だから、出産祝いにはタオルが最強なんですよ。あげる側からしたら楽しくないかも(笑) それにどうせ皆からもらうだろうと思ってリストから除きがちなんですけど、自分がもらう側になってわかる。「タオル最強」って(笑)
で、もっと最強なのが商品券です。もうプレゼントの色気ゼロですし、送るほうもぜんぜん楽しくないと思うのですが、内祝い貧乏になった財布に優しい……。友人の放送作家さんが商品券をくださったのですが、あれ、一生「ありがたかったな〜」って覚えてると思う(笑)

私にも!? 思いやりが嬉しい「お母さんを労わる系」の出産祝い

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犬山:あと、マヌカハニーも嬉しかったです。本上まなみさんがくださったんですが、授乳期間は薬が飲めないのでとても助かりました。

編集K:たしかに、あえて子ども用ではなくて、自分にもらえると非常に嬉しいかも。

編集S:私は、なるべく子ども用に1つお母さん用に1つプレゼントを用意するようにしてるんですが、お母さん用はデカフェのお茶が多いです。

犬山:いいですね。冬にルイボスティーをたくさんいただいたんですが、全部飲み切ってました。

編集S:授乳期間は家にいる時間が長くなるからなんですかね?

犬山:酒が飲めないですからね……。

編集S:あ、犬山さんにはその問題があった。

犬山:酒で得ていた楽しみを別でみつけようと必死です。

編集K:私もお酒好きなので、当時はノンアルコールとデカフェのものを買いまくりました。

犬山:今ほんと切実ですよ!!

編集S:じゃあ犬山さんが断乳する前に、ノンアル飲み比べ選手権でもやりましょう(笑)

犬山:ぜひ!! ぜひやってほしい(笑) そして今回プレゼントについてあれこれ言っちゃっいましたが、なんでも嬉しいんですよ!! 我が子が祝われてるっていうのほど嬉しいことはないですもの。

 

構成/kufura編集部 撮影/黒石あみ(小学館)

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