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【犬山紙子の答えはなくとも育児会議〜楽になりたくて】vol.5 どこまで必要? ママたちを悩ませる内祝い

『私、子ども欲しいかもしれない。』(平凡社)で「子ども本当に産んで大丈夫!?」「仕事と両立、本当にできるの?」など、出産についてとことん考えた犬山紙子さん。
そして2017年1月に女の子を出産し、育児まっただなかの今、どんなことを考えているのでしょうか? 先輩ママ、独身女子などいろいろな立場から「妊娠・出産・育児」にまつわるお話を聞いていきます。

【今回の会議参加者】編集K(7才女&4才男の二児の母)、編集S(独身)

内祝い貧乏に!? ママたちを悩ませる出産祝いのお返し

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編集S:前回の「vol.4 やっぱり嬉しい出産祝い…最強なのは?」は、産んだママの立場からどんなものをもらうと嬉しいかという話でしたが、いただいた方へはお返しがありますよね。
友人の話なんですが、ありがたいことに沢山高価な出産祝いをいただいてしまって「ほんとどうしよう、内祝い貧乏~(泣)」みたいな状況になったようで……。犬山さんもありますか、やっぱり?

犬山紙子(以下、犬山):はい……。お祝い、めちゃくちゃありがたいというのが大前提で。

編集K:私は、某高級子ども服ブランドのお洋服をセットでいただいて、「これいくらすんの!?」って固まったことあります。

犬山:わかります……。セーターだけで、1枚で20,000円くらいするのとかありますよね。私も色々いただいたので内祝いで20万円くらいとんだ気がします……。

編集S:関係性にもよるけど、出産祝いもお返しが不要なくらいのものを渡すほうがお互い気楽かもしれないですね。

編集K:とはいえ、お返しの文化は根強くあるから、少額のものでもお祝いをいただいたから何か返さねば……というのもある。

犬山:そうなんです。

内祝いはどこまで必要……?連名プレゼント対応

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犬山:あと、3人くらいからまとめて10,000円くらいのものをもらったときに、「内祝いどうしよう」って一番悩みます。

編集S:贈っているほうからしたら、(内祝いは)いらないと思ってますよね、たぶん。

犬山:でも今、インスタ(Instagram)があるので。

編集S:あーー。なるほど……。

犬山:たとえば出産祝いを1人でくれた人に内祝いを返しますよね。で、その人が「犬山さんとこから内祝い届いた」ってインスタにアップしてしまうと……。

編集K:確かにそうやって見つけちゃうと、モヤモヤしちゃうケースあるかもしれない。

犬山:そうなんですよ。連名でくれた3人は当初「いらない」と思っていたはずなのに、「ん……?」ってモヤモヤする可能性が高いと思うんです。それを考えるとお返ししたほうが丸く収まると(笑)

編集K:連名方式は私も内祝いの対応を悩んだことがありますねー。

犬山:割ると1人の金額負担が安くなるから、どの程度のものにしようかって。

編集K:あげるほうの立場だとついつい「私もそれ乗っかるー!」とか言っちゃうけど、個別のほうがお返しするほうは楽なんですよね。

編集S:職場一同とかだと別だと思うんですけど。友だち同士の場合は気をつけます! 複数人で出産後に会いに行くみたいなときには、「じゃあ誰か買っといて」ってなりがちだったので。

犬山:職場一同はもちろん何の問題もないと思います。あと複数人であげるとき、私は「内祝いは要らないよ」って先に言うようにしてます。

編集K:そういう気遣いは大事ですね。

犬山:それでも気を遣っちゃうような子には「まじで10人に返すとか負担になって面倒くさいと思うから絶対に返さないで」って言って渡したことがあります(笑)

編集K:産後の内祝いって親として最初の“業務”感がありますよね。まだまだ身体もしんどいなか、やらなきゃいけない仕事というか。

犬山:そうですね。我が家はそれも分担。北欧系のものが集まったオシャレなカタログギフトを私が選んで。今ってカタログギフトにもしゃれたものあるんですね。で、住所などのリスト作りと注文は夫にやってもらいました。住所も全部聞かなきゃいけなかったりして、思ったよりも手間なんですよね。

編集K:ほんと旦那さん優しい! うーん。そのあたりから夫婦での育児&家事分担問題が始まるのかもなー。

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