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自分でもビックリ!猫を飼い始めてから変わったこと…性格や生活習慣に驚きの変化が

猫のかわいさに惹かれて飼い始めた後、あっという間に猫中心の生活に激変した飼い主さんは多いのではないでしょうか? 早寝早起きの生活になったり、イライラが減って優しくなったり……。そこで『kufura』では、猫を飼っている・飼ったことがある20〜70代の飼い主さんに、「猫を飼い始めてから変わったこと」についてアンケートを行いました。“猫の飼い主あるある”のエピソードを中心に、愛玩動物飼養管理士(ペットケアアドバイザー)の筆者がご紹介します。

癒やされてイライラが減った

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「イライラしたり辛い出来事があっても家に帰って猫の寝ている顔を見たり、なでたりすると癒されて忘れる」(39歳/女性/主婦)

「イライラが圧倒的に減りました」(51歳/男性/その他)

「姿を見ると嫌なことがあっても元気になれる」(62歳/女性/その他)

「疲れたりイライラしたときは、猫と遊んでいるとすぐに解消されるようになった」(44歳/男性/その他)

猫の寝顔やしぐさを見ているだけで自然と笑顔になり、気持ちが落ち着きますよね。実は猫の癒やし効果は科学的にも研究され、猫とのふれあいによって互いに幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が分泌されることが明らかに。オキシトシンは絆の形成にも関わっているんです。猫とのふれあいでポジティブな気持ちになれるのは気のせいではありません。

「もともと犬派だったが、猫の自分勝手な行動がすごく良い。猫と適当な距離を保てて気持ちにゆとりが出来た」(71歳/男性/その他)

と、ツンデレは猫の代名詞。気まぐれに振り回されるうちに、そのことさえもうれしいと感じてしまうんです。犬派から猫派に変わったという人もいるようです。

優しくなった!後輩の面倒を見るようになった人も

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「猫を飼うようになってからは、後輩の面倒を見るようになった。自分では気が付かなかったが、後輩に言われた。猫のしぐさや鳴き方から猫の行動や感情を読み取るうち、後輩にも同じようになったと思う」(35歳/女性/その他)

「癒されるのでやさしさがこみあげる」(47歳/女性/デザイン関係)

「ペットを飼うことで、こんなにも優しくなれるものかと思うくらい優しくなれた」(56歳/男性/その他)

言葉を話せない動物と暮らしていると、気持ちを読み取る習慣がつきますよね。いつの間に周囲の人にも自然と配慮できるようになったという回答もありました。

早寝早起きの規則正しい生活に変わった

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「朝早く起きて猫に餌をあげるようになった」(29歳/女性/弁護士)

「猫に起こされると早起きできる」(48歳/男性/総務・人事・事務)

「早朝に、ご飯食べたいと起こされる。眠いが2度寝するには中途半端なので、めっちゃ早起きになった」(46歳/女性/主婦)

猫は主に夕暮れや明け方の時間帯に活発に行動する薄明薄暮性の動物。対して人は日中に活動する昼行性。時間がちょっとずれているので結果的に早朝に起こされることになりますが、「猫のおかげで早起きできる」とむしろ感謝している人もいるほど。

「ご飯を待っているので、早く帰宅するような習慣ができた」(59歳/男性/会社経営・役員)

「愛猫が家で待っていると思うと、一目散に帰宅するようになりました」(56歳/男性/総務・人事・事務)

「待っててくれるので家に帰るのが楽しみになった」(60歳/女性/研究・開発)

と、帰宅まで早くなるように。おうち時間の充実や夜更かし防止にも猫が一役買っているのではないでしょうか。

「猫の生活を自分の生活の一部として生活するようになった」(70歳/男性/総務・人事・事務)

ペットから家族に変わり、生活の一部とまで感じる飼い主さんもいます。

こまめに掃除するようになった

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「部屋が散らかっていても掃除などほとんどしたことがなかったが、猫のトイレ周りを中心に、11回以上こまめな掃除をするようになった」(63歳/男性/その他)

「心を許せる家族の一員として、いつも一緒に過ごしました。面倒くさがりやな性格ですが、猫の世話は苦になりませんでした」(51歳/男性/総務・人事・事務)

「朝早く起きて、毎日掃除機をかけている」(53歳/女性/主婦)

「猫中心になった。掃除をマメにするようになった」(51歳/女性/主婦)

猫は排泄物を隠す習性があるので、トイレのあとは猫砂が散らかることもあります。また、抜け毛が増える換毛期にはブラッシングが必須。猫を飼うまでは掃除をあまりしなかった人が、飼うようになってからは掃除をこまめにするようになったという声も。可愛さゆえに苦にならないのも驚くべき変化です。その一方、

「きれい好きが、大雑把になりました。おおらかにもなった」(62歳/女性/主婦)

「飼うまでは、セーターなどに毛がついて嫌だったのが、毛がついても平気で抱いています」(74歳/女性/主婦)

と、多少の抜け毛も許容できる、おおらかな性格になったという回答も寄せられました。「白っぽい猫を飼った後、黒い服の出番がなくなった」という服装の変化も“猫の飼い主あるある”ですよね。

家族の会話が増えて家が明るくなった

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「家庭内の会話が増えました。飼っている間は猫中心に生活がまわっていました。幸せでした」(65歳/女性/その他)

「笑顔が増える生活になった」(52歳/男性/営業・販売)

「子どもの情操教育のために飼い始めたが、家族の会話が増えました」(63歳/男性/その他)

「猫の世話を夫婦でやっており、仲が良くなった」(62歳/男性/金融関係)

気づけば家族の団らんの時間も、猫の話題ばかりになりますよね。思春期の子どもとの会話のきっかけになるのはもちろん、気まずい夫婦ゲンカの後に猫が仲立ちしてくれることもあるんです。

「猫と話すようになった。よく一緒に寝るようになった」(43歳/女性/出版・マスコミ関係)

「とにかく猫に話しかけてコミュニケーションをとる」(63歳/男性/その他)

猫と会話するようになった自分の変化に驚く人もいます。猫は言葉を話せなくても、家族が自分に話しかけていることはちゃんと理解しています。そして猫の「ニャー」という鳴き声は、猫同士の交流で使われることはほとんどなく、人に対するコミュニケーションと考えられています。

「猫に話しかける時のあかちゃん言葉」(38歳/男性/企画・マーケティング)

猫に対してだけ赤ちゃん言葉を使いたくなっちゃう飼い主さんもいますよね!

猫を飼い始めてから変化した自分に、自分自身が最も驚いている人が多くいました。猫を飼うことで、これまで知らなかった自分が引き出されたり、生活が円滑にいくようになったり、猫のおかげで起こったポジティブな変化はいろいろあるようです。これからも猫とずっと一緒に暮らしていくなかで、まだまだ変化があるかもしれませんね。

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