中身より箱!段ボールが嫌いな猫はもはやいない?
null「ネットショッピングで猫用のおもちゃを買って届いたダンボールを開けたら、中身のおもちゃよりもダンボールを気に入り毎日そこに入っています。今では小屋よりもそこにいることが多いです……」(35歳/男性/学生・フリーター)
「ネット通販で買い物をした際、段ボールを開けるときには、必ずやってきて入ろうとする」(55歳/男性/総務・人事・事務)
猫は段ボールが大好き! 飼い主さんが買った中身のプレゼントには見向きもしない……なんていうこともよくあります。宅配便を待ち構えて段ボールを狙うハンターもいました。ツンデレな猫に振り回されるのを楽しんでくださいね。
「ふたがない段ボールの箱。押し入れに一時的に、タオルなどの小物いれにしようと思っていましたが、猫が入ってしまうので、猫用になりました」(38歳/女性/学生・フリーター)
「自分の体がやっと入るくらいの窮屈な段ボールの箱の中。猫用の小さなベッドを合計4個購入したが、一番小さな窮屈なベッドにしか入らない」(47歳/男性/営業・販売)
「廊下に置いてあった段ボールの中に、数匹固まって入っていた」(66歳/男性/その他)
猫たちの段ボール人気、恐るべしです! 実はライオンやトラも段ボールに夢中なんです。各地の動物園のサイトや動画で、猛獣たちが段ボール箱にぎゅっと入っているかわいい姿が見られますよ!
「つぶれた箱の上。箱の中で暖をとらせようとしたが、箱の上の方がお気に召したらしい」(35歳/女性/主婦)
「ストーブの前は暖かいのに、寒い段ボールの中に入る」(30歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)
箱の中ではなく上に乗るのが好きな猫や、真冬でもこたつより箱が好きという“段ボール愛”が強すぎる猫もいました。
家族の持ち物!特定の人のにおいがお気に入り
null「祖父の長靴の中や祖父の帽子の上、枕の上。祖父の足は水虫だしものすごい異臭なのですが、マタタビでもそんなに酔わないのに祖父の持ち物に対してだけは嫉妬するほど泥酔する」(39歳/女性/その他)
「特定の家族のふとんの中。ふとんに人がいなくても、特定の家族のふとんを住処にしている。他の家族が連れ出しても必ず特定のふとんに戻る」(61歳/男性/その他)
「枕の上。自分が寝ようとすると、良く枕の上に丸まっていたので」(38歳/女性/主婦)
「通学カバンの上。匂いが気に入っているのか、冷たくていいのかわからないが、リビングにカバンがあればのっている」(55歳/女性/主婦)
家族のひざから「離れたくにゃい」と定位置にしている猫はよくいますが、なかには持ち物のほうが好きなタイプもいます。「マタタビよりも家族のにおいに夢中になっている」と嫉妬する人まで! 猫のストレスを緩和するためのフェイシャルフェロモンが発売されているくらいなので、香りは好かれるために重要なのかもしれませんね。
「取り込んで畳む前の洗濯物の上。柔らかくて、飼い主の匂いがするのが好きなのか、上に乗って丸まっています。タオルなどに毛がついてちょっとだけ困ります」(47歳/男性/会社経営・役員)
「昔、探しても探してもいなくて、どこに行ったんだろう……と何気に見たら、洗濯カゴの中! 暖かかったんですかねえ? いつも、ではなかったんですが確率は高かったです。ふかふかしてたからでしょうか……」(53歳/女性/主婦)
「家族のにおいに包まれたベッドは最高」とばかりに、洗濯物の上に陣取る猫も少なくありません。しかも洗う前ではなく、干してふかふかになった洗濯物を選びます。かわいい寝顔を見ると、タオルや服が猫の毛だらけになっても、笑って許せるから不思議ですよね。
お風呂場が人気!冬は暖かく夏は涼しいスポット
null「風呂のふたの上。私が風呂に入っているとドアの前に座ってこちらを見ているのがすりガラスごしにわかる。しばらく開けないでいるとニャーと鳴いて、開けろと促し、なるべく足が水につかないようにそろりそろりと、風呂のふたの上にのぼる。どうやら腹側がホカホカ暖かいらしい」(46歳/女性/主婦)
「夏場の日中の、風呂場の洗い場。タイルがヒンヤリするのだろうと納得した。涼しさを求めてだと思う」(60歳/男性/総務・人事・事務)
濡れるのは苦手な猫でもお風呂は別。家族がお風呂に入るときは暖かくなるのを知っていて、入浴タイムを待ち構えているんですね。中には湯船に落ちてしまったというエピソードも。逆に暑い夏は洗い場のタイルをクールマット代わりにするなど、賢く使い分けています。
「バスルームにおいてあるバスマットの上。ふと猫がいなくなったなぁと探すときにはたいていバスマットの上で寝ていました。理由は不明ですけどよっぽど気に入っていたんだと思います」(44歳/男性/営業・販売)
「うちの猫は暑がりなので珪藻土の固くてひんやりした感じが好きなようで、珪藻土を置くとそこに必ず寄ってきます。私のベッドに置くとその上で寝るので一緒に寝たいときは珪藻土をベッドにおいておびき寄せます」(29歳/女性/総務・人事・事務)
と、お風呂場に置いてあるバスマットや珪藻土を使いこなしている猫もいました。お風呂上がりに足もとにいたらびっくりしちゃいますね。
熊の置物、便座、窓とカーテンの間…意外な場所でリラックス!
null「細い窓とカーテンの間。カーテンの隙間から外と家の中の様子を伺っているように見えます」(37歳/女性/デザイン関係)
「北海道の熊の彫刻の置物の上が大のお気に入りで、お昼寝タイムの時は必ずそこに馬乗りになって寝ている。たぶん“ひとり”でいるのが好きなことと、ここなら邪魔をされないという自覚があってそこに行くのだと思います。熊の置物の上に同じような格好をして乗っているので“馬に乗っている人間”のようで、面白い光景です」(68歳/女性/その他)
「掃除機の上で、ちょうど1匹がぴったり収まるくらいのスペースでじっとしている」(58歳/男性/総務・人事・事務)
「ネコの秘密基地的な場所があります。カラーボックスの裏が狭くて人が手も伸ばせないのでいなくなると必ずそこにいます。一人になりたいのか、狭い空間を楽しみたいのか、定かではないですが、あまりにもお気に入りなので柔らかいマットを敷いてあげています」(50歳/男性/営業・販売)
「テーブルの端の落ちそうで落ちない場所。昔から、端っこが好きなようで、微妙なバランスを保っているのが凄いと思う」(52歳/男性/その他)
「洗面台の下。人が入れ替わりくるのが面白いらしい」(50歳/女性/営業・販売)
「便器の上。何か要求があると便器の上でストライキする」(30歳/男性/公務員)
置物や便座など「えっ!?」と驚く場所のほか、布団の中、テレビや洗濯機の上など、たくさんの回答が寄せられました。どう見ても居心地がよいとは思えない場所や、ちょっと変わった場所を気に入るから不思議ですよね。
困惑しながらも猫に譲ってあげたり、マットを敷いてあげたりして、飼い主さんの愛情が伝わってくる素敵なエピソードがたくさん。
「犬は人につき、猫は家につく」と言われるほど、猫は場所へのこだわりが強い動物です。猫が見つけたお気に入りの場所でリラックスできるようにしてあげましょう。とはいえクローゼットの中やゴミ箱の中など、入られると大変なところもありますよね。今回ご紹介したエピソードを参考に猫が気に入る場所を用意すると、猫の気持ちが変わるかもしれません。
おうち時間が増えている今だからこそ、お互い快適に暮らせるように工夫しましょう!