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【男性編】50歳過ぎて「素敵だな…」と周囲から思われる男性はこんな人!男女500人に聞いた

年の数が増えていくと、「40歳を過ぎたら、自分の顔に責任を持て」という過去の偉人の言葉が、胸の中にとどまる日がありませんか? 若さと体力はゆるやかに下降線をたどりますが、同時にそれまでの人生で積み重ねてきたものが、さまざまな形で顕在化してくるのが50代ではないでしょうか。

仮に、性格や考え方が表情や言動に表れるのだとしたら、できるだけ“よい顔”でいたいものですよね。

今回は、男女500人に「あなたの身近にいる、素敵だなと思う50歳を過ぎている男性の特徴」について聞いてみました。

どんな50代が他者の目から見て“素敵”に映っているのでしょうか。

1:いばらない・自慢しない

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「能ある鷹は爪を隠す。できる人間なのに腰が低く誰にでも親切に平等に接する」(46歳・その他/男性)

「自分の功績ばかり誇るのではなく、支えてくれている人への感謝を持って表現できる人」(38歳・主婦/女性)

「腰が低い人。偉いはずなのに、威張らないのがカッコ良い」(37歳・公務員・団体職員/男性)

若い人よりも経験と功績が多いという自負があれば、つい見せびらかしたくなるもの。その自己顕示欲をグッと抑えて、相手の話に耳を傾けることができる人は、下の世代から慕われそうですね。

2:価値観を押し付けない・自分の価値観に固執しない

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「“最近の若いものは”と言わず、自ら若い文化を取り入れていくアクティブな人」(40歳・その他/男性)

「昔話ばかりしないで新しいものに興味を持ち、変なプライドなく年下にも敬意を払える人。その世代にはこのタイプが少ないのですごくかっこよく見えます」(46歳・主婦)

「古い価値観で頭ごなしに決めつけない人。“女は30までに結婚しなきゃ”とか“未婚はもったいない”とか決めつけずに、様々な多様性を受け入れてくれる人の存在は、有り難いし心強い」(23歳・パート・アルバイト/女性)

過去に執着せず、押し付けず、相手を受け入れる度量がある相手には、安心していろんなことを話せそう。

親切心で「昔のアレはよかった!」と言いたくなる気持ちもなんとなくわかりますが、相手の“好き”や“価値観”を否定することは避けたいですね。

3:「ありがとう」「ごめんなさい」を素直に言える

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「素直に謝れる人。なんでも謝るというわけではなく、非がある場合にちゃんと謝れる人は、感情的にならない姿勢に尊敬します」(45歳・主婦/女性)

「“ありがとう”“ごめんなさい”“ごちそうさま”が自然に言える人。周りを見ることが出来て、誰にでもちょっとした気遣いができる人」(52歳・総務・人事/女性)

「常にあいさつし、相手のことを気遣う人は、人間ができているなと尊敬してます」(46歳・その他/男性)

感謝の気持ちを伝え、非があれば謝り、自分から挨拶する。一見、簡単に見えますが、シンプルなことを続けるのは意外と難しいのかもしれません。

4:何かに打ち込んでいて、楽しそう

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「年齢を重ねてもいろんなことにチャレンジしている人。若い人がするような趣味にも取り組んでいる人」(46歳・営業・販売/男性)

「現在の状況に満足せず努力を続けている人。自分ももっとがんばろうと思えます」(30歳・その他/男性)

「スポーツしている人。打ち込めるものを持っている人には惹かれます」(37歳・パート/女性)

仕事や家庭以外の居場所を持って、楽しい時間を過ごしている人を見ると、50代になるのが楽しみになりそうですね。

5:清潔感がある

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「清潔感がある人。シャツや指先の手入れが行き届いている人、いいと思う」(41歳・その他/女性)

「タバコを吸わない人。息が臭くないだけでじゅうぶん良い」(41歳・主婦/女性)

「身なりに気をつけて清潔感のある人。相手に与える印象を気にかけている感じがして、人の気持ちを考えられる人なのだなと感じるので」(53歳・その他/女性)

おもに女性から寄せられたのが“清潔感”に言及する回答でした。不快感を与えない程度の身だしなみを心がけることは、身近な相手への気遣いと受け取る人もいるようです。

6:他者への「優しさ」「共感力」を持っている

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「人の痛みがわかる人。これは人として大事」(47歳・その他/男性)

「紳士的な人。他者をむやみに傷つけたりしないから」(38歳・研究・開発・技術者/男性)

「自然と人に優しくできる人。自然とできる人はなかなかいないと思うから」(34歳・総務・人事/女性)

相手を理解しようとつとめたうえで、適切なサポートができる優しさは、これまでの経験の蓄積によるところが大きいのではないでしょうか。こんな人が職場や地域にいたら、心強いですね。

7:自然と人助けができる

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「電車で席を譲れたり、困っている人に声をかけられる人。なかなか恥ずかしくてできないことなので」(49歳・財務・経理/男性)

「迷うことなく善行が出来る50代の元上司」(57歳・その他/女性)

外野からお節介と言われようが、偽善者と言われようが、困った人がいたら“まず動く”ことができるかどうかを、周りの人はよく見ています。

8:身内にも優しい

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「奥さんや女性に対して柔らかい」(36歳・その他/女性)

「奥さんに対して優しい人。働いていると奥さんにぼやく、命令するなどの年老いた男性を見かけます。せめて奥さんに対してだけでもいいので優しくしていただきたいです」(29歳・パート・アルバイト/女性)

「家族に料理を作るのが好きな人。おいしいものを作って家族に食べてもらうのを楽しんでいる人がとても好感がもてるし素敵だと思う」(40歳・総務・人事/女性)

他人への優しさだけでなく、配偶者や家族への接し方を見て、その人の“本質”を観察しようとしている回答者も見受けられました。

 

以上、男女500人に聞いた身近にいる“素敵な50代男性”についてお届けしました。

今回のアンケートでは、経験に裏打ちされた優しさや思いやりに言及する回答がものすごく多く寄せられたのが印象的でした。裏返せば、頑固、高圧的、論破、マウントなどが、周囲から敬遠される要素であるとも言えます。

「こんなふうになりたいな」と思えるような50代以上の男性、皆さんの周りにもいますか?

北川和子
北川和子

自治体HP、プレスリリース、コラム、広告制作などWEBを中心に幅広いジャンルで執筆中。『kufura』では夫婦・親子のアンケート記事やビジネスマナーの取材記事を担当している。3児の母で、子ども乗せ自転車の累計走行距離は約2万キロ。地域の末端から家族と社会について日々考察を重ねている。

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