同じ趣味を持っているわけでも、企業理念を共有しているわけでもなく、初対面でわかることは「同じ年代の子どもを育てている」という1つの共通点だけ。
急に距離感を縮めるのは難しく、1つのあいさつ、1つの会話、1つの助け合いを経て、少しずつ関係性が深まっていきます。顔見知りの間柄から少しずつ距離感を縮め、プライベートな話を交わし合うような関係、いわゆる“ママ友関係”を築く人もいるでしょう。
今回は、子育て中の女性に“信頼できるママ友像”について質問してみました。
子育て中の女性の6割超は「信頼できる“ママ友”がいる」
null『kufura』編集部は、子どもがいる20~40代の女性95人に“信頼できるママ友”がいるかどうかを質問しました。回答に3つの選択肢を設けたところ、以下のような割合になっています。
【信頼できるママ友、いる?】
複数いる・・・43.2%
1人いる・・・18.9%
いない・・・37.9%
62.1%の女性が「この人は信頼できる」と感じているママ友が身近にいる、という結果に。
続いて「複数いる」「1人いる」と回答した女性に、信頼できるママ友の特徴についてうかがったところ、以下のような人物像があがってきました。
◆1:ほどよい距離感を保ってくれる
「なるべくプライベートを詮索しない」(45歳・総務・人事)
「プライバシーに踏み込んでこない」(30歳・専門職)
「むやみに詮索しない。『ご主人お仕事は?』『お休みは?』とか言わない」(33歳・主婦)
◆2:優しさがある
「良くない事は良くないと叱ってくれるし、相談したい時はいつも親身になって聞いてくれる」(27歳・主婦)
「否定をしない。断っても険悪にならない」(41歳・主婦)
◆3:口がかたい
「八方美人ではない」(45歳・総務・人事)
「他のママ友の悪口を言わない」(35歳・ その他)
「2人だけの話はほかの人には言わないし、うちの子どもにも自分の子どものように平等に接してくれるから付き合いやすい」(41歳・主婦)
「誠実で、話したことを他言しない人」(45歳・主婦)
皆さんの回答を見ると、信頼できる“ママ友像”は、聞き上手でありながら、聞いたことをべらべらと触れ回ったりせず、ほどよい距離感を保ってくれる人、という感じでしょうか。
裏返すと、家庭の事情を探られたり、言いふらされたり、見下されたり、プライベートに無遠慮に立ち入られる……といった場面を恐れている人が多いといえそう。
さらに、特定の友人を思い浮かべているであろう、こんな回答も。
◆信頼できる「私の友人」の特徴
「頭がいい。気が利く。適度の悪口。人間らしい」(48歳・主婦)
「根っこが善人。誰とどんなシーンでも振る舞いが変わらない」(45歳・主婦)
「“スピーカー”なお母さんもいるが、“言わないで”と言わなくても余計なことを話さない。知識が豊富で、相談すれば的確なアドバイスをくれる」(48歳・総務・人事)
「話すことに一貫性があり、社会的な常識を身に着けている人。ラインのやり取りが頻繁すぎず、中身の無いラインをしたりしない」(37歳・研究・開発・技術者)
適度に皮肉や悪口を言い合えて、求めれば的確なアドバイスをくれる。そんな相手と巡り合えたら、日常が今よりも楽しくなりそうですね。
以上、今回は信頼できる“ママ友”の特徴についてお届けしました。
育児コミュニティにおいては、「同じくらいの年代の子どもがいる」というたった1つの共通点によって、互いの“相違点”が可視化されることがあります。中には、そうした違いに嫉妬したり、傷ついたり、見下したりする人もいて、身近な人の心無い言動に不安を募らせている人もいることでしょう。
しかし、どの地域においても、優しい人はたくさんいます。
子どもが保育施設や学校を卒業しても「会いたい」と思える人と巡り合えたら、“真の友人”として、その後も長く友情が続くのではないでしょうか。
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