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「高すぎる…」物価高で家族の外出が激減?行かなくなった定番スポットは

近年の物価高騰により、家計に大きな影響が出ている人も少なくありません。日常の買い物が節約思考になっているように、足を運ぶ先にも変化が出てきているようです。
そこで『kufura』では60歳以下の既婚男女144人に、物価高で行かなくなった場所を聞いてみました。今の日本の家計事情が見えてくるリアルな声をご紹介します。

節約思考で家焼きが定番に「焼肉店」

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「焼肉店。後片付けが大変なので外食していましたが、お肉を買って家で焼肉するようにしました」(58歳女性/総務・人事・事務)

「焼肉店。食べ放題が以前より高くなっている」(54歳男性/その他)

「焼き肉。どんどん値段が上がって気軽に行ける場所では無くなった」(35歳/コンピューター関連以外の技術職)

「焼肉店。値段が上がり敷居が高くなった」(52歳女性/主婦)

焼肉店はかつて贅沢の代名詞と言える場所でしたが、食べ放題など気軽に楽しめる外食先になっていました。しかしこの物価高騰の波を受け、再び敷居の高い場所へと変わってしまったようです。

一大イベントが高額な出費に「テーマパーク」

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「テーマパーク。入場料が高くて行けなくなった」(54歳女性/その他)

「ディズニーランドをはじめとするテーマパーク。家族で行ったらすごく高い」(53歳男性/総務・人事・事務)

「ディズニー。西日本に住んでいるので交通費と宿泊代だけでバカにならないから」(32歳女性/主婦)

「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン。物価高騰で家計が大変なため行くのをやめました」(30歳男性/コンピューター関連以外の技術職)

テーマパークは夢の国から高嶺の花に。入場料だけでなく、交通費や宿泊費も高騰し、家族での利用は厳しくなったという声が多く上がりました。遠方からのアクセスを考慮すると、ますます足が遠きそうです。

たまの楽しみが激減「旅行」

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「旅行。ガソリン代もレストランなども高くなったので」(44歳女性/主婦)

「遠出の温泉旅行。ガソリン代が高くなったので」(52歳男性/営業・販売)

「温泉旅行。前まで月一で行っていたが、高くなって、頻繁に行けなくなった」(54歳女性/総務・人事・事務)

「泊まりの旅行の回数が物価高騰で減った」(47歳男性/営業・販売)

宿泊費やガソリン代などの上昇で、旅行の回数は減らす傾向にあるようです。人気の温泉旅行もなかなか行けないとの声があがりました。国内旅行はもちろん、海外旅行になるとさらに切実です。

「海外旅行。現地の物価が高い」(58歳男性/営業・販売)

「海外旅行。高すぎて話にならない」(45歳男性/金融関係)

円安が影響して、海外旅行を諦める声が続々。海外に行くと食事ひとつをとっても大きな出費となっている現実があります。

安くて美味しいの時代は終焉に「回転寿司店」

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「回転寿司店。100円皿ばかりじゃなくなったから」(54歳女性/主婦)

「回転寿司はいつからこんなに高額になってしまったのか」(57歳男性/営業・販売)

「回転寿司店。コスパが悪くなってきたから」(53歳男性/その他)

「回転寿司、ラーメン店。どちらも安いイメージでしたが、今は許容範囲を越えたので」(37歳女性/主婦)

100円寿司の時代は終わり、回転寿司店もコスパの良さが失われてしまったという声が多数。気軽に行ける外食として家族の定番だった場所は、特別な場所になりつつあります。

家族の憩いの場所だったはずが「ファミリーレストラン」

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「ファミリーレストラン。もはやリーズナブルな価格ではなくなったから」(58歳男性/コンピューター関連技術職)

「ファミリーレストラン。価格が高くなりコスパが悪く感じるので」(59歳男性/その他)

「ファミリーレストラン。値上げ幅が大きい」(45歳男性/金融関係)

「ファミリーレストラン。物価高で余裕がない」(59歳女性/主婦)

リーズナブルさが魅力だったファミリーレストランも、メニューによっては価格が上昇し、評価が一変しています。割に合わない、満足感がない、といった声が多く、外食としての魅力が薄れてしまっているようです。

値上がりの影響がここにも「ファストフード店」

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「値ごろ感のあったファストフード系は、さほど他と値段もかわらなくなったので減りました」(49歳男性/コンピューター関連技術職)

「マクドナルド。もはや貴族の食べ物」(59歳男性/研究・開発)

「マクドナルド。値上がりが続いていて前より行かなくなった」(20歳男性/その他)

「安くて早い」がウリのファストフードも、値上げの波には抗えません。安価なメニューの消失や満足感の減少で、以前のような手軽さを感じなくなっている人も。同じお金を支払うのであれば別のものを選ぶ、といった手厳しい意見も聞かれました。

もはや外食自体が贅沢!その他の回答

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「外食に行かなくなりました」(48歳女性/総務・人事・事務)

「外食そのものをしなくなりました。物価高騰でお弁当を作るようになりました」(51歳男性/その他)

「外食全般。何を食べても高い」(33歳男性/営業・販売)

「外食全般。家計に余裕がなくなったから」(45歳女性/主婦)

もはや外食自体が贅沢となった今、外食は真っ先に削られる対象に。弁当持参や完全自炊に切り替えた家庭もあり、家族の食のスタイルに大きな変化が起きているようです。

 

物価高騰で行かなくなった場所に共感できた人も多いのではないでしょうか。行ける場所は減ったかもしれませんが、限られた予算の中でも家族が楽しめることはたくさんあるはず。財布の紐は締めつつも、豊かな時間を過ごしていける工夫をしていきたいですね。

沖田かへ
沖田かへ

2級建築士、照明コンサルタント、FP、心理カウンセラー資格など所持。2人目出産後、大好きな子どもたちと少しでも長く時間を過ごせるよう、フルタイム勤務からライターに転身。夏はキャンプ、冬はスキーと、家族でアウトドアなライフスタイルを送る。取材記事を中心に、日常生活を今より快適に過ごすためのコラムを発信していきます。

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