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日本でここだけ!【動物園&水族館とっておき6選】1,000以上の施設を訪れた専門家が選ぶのは?

日本は、世界でもまれに見る動物園・水族館大国。でも、「どこもほとんど同じ」と思ったら大間違いなんです! 今回は、世界を飛びまわって活躍する動物園・水族館コンサルタントの田井基文さんが選ぶ【個性がすごい!こだわりの動物園&水族館】を各3施設ずつ教えてもらいました。

個性的で楽しい「動物園」3選

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「今回ご紹介するのは、数あるなかでも特に際立った個性を持った動物園・水族館。しっかり楽しめるのはもちろん、他にはない発見や感動がある施設ばかりです。まずは、動物園からご紹介していきます」(以下「」内、田井さん)

1:高知県立のいち動物公園(高知県香南市)

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ペリカンの仲間で、大きなくちばしが特徴のハシビロコウ。 提供/高知県立のいち動物公園

「最初にご紹介する『高知県立のいち動物公園』は、野生に近いゆったりした環境のなかで生き物たちがとてものびのび過ごしていて、“動物園とはこうあるべき”という非常にしっかりしたビジョンを感じる動物園。

他に類のない取り組みにも積極的に挑戦していて、目玉はなんといっても、泣く子もだまるジャングルミュージアム! 中南米や東南アジアの、地域によって特色の違うジャングルを順番に探検していく“熱帯雨林の博物館”。

フタユビナマケモノやミナミコアリクイ、ワニの仲間のメガネカイマン、スナドリネコといった生き物が同じ建物内で飼育されています」

雨に目を細めるビントロング。ジャコウネコ科で、分類上はネコよりもハクビシンなどに近い仲間です。 提供/高知県立のいち動物公園

「動物園ではこういった屋内型の展示は大変珍しく、かつ激しい雨(スコール)や霧など、熱帯・亜熱帯特有の気候まで再現しているのは驚異的です。

ビントロングというジャコウネコの仲間がいるのですが、雨が降ると高いところに登って目を細めるなど、特徴的な表情も見られます。ぜひ注目してみてください。

全国6カ所の動物園でしか見られないハシビロコウも飼育しているほか、高知県ならではなのがカワウソ。1979年に高知県で目撃されたのを最後に絶滅したとされるニホンカワウソを深く知ってもらうため、オープン当初から3種のカワウソを比較展示しています。カワウソを3種一緒に見られるのは、日本ではここだけです」

カワウソの仲間でもっとも小さいコツメカワウソ。 提供/高知県立のいち動物公園
こちらはツメナシカワウソ。体が大きく、泳ぐ姿も迫力があります。 提供/高知県立のいち動物公園
ユーラシアカワウソ。絶滅したとされるニホンカワウソに一番近い種です。 提供/高知県立のいち動物公園

「それぞれを見比べることで、名前の通り爪が小さいコツメカワウソ、しっかりした爪を持つユーラシアカワウソ、前肢の爪がないツメナシカワウソ……というように、細部までじっくり観察することができ、えさの捕り方など習性の違いもよくわかります。

その上で、『ユーラシアカワウソの亜種とも言われるニホンカワウソはどんな姿だったのだろう?』と想いをはせてもらうという、考え抜かれた構成になっています」

【高知県立のいち動物公園

●ココが特別!:開園から30年ちょっとと“若い”動物園ながら、動物ファーストの先駆的な取り組みで、独自の存在感を確立

●ぜひ見てほしいのは:ビントロング、カワウソ、ハシビロコウ

2:京都市動物園(京都府京都市左京区)

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『京都市動物園』のゴリラたち。家族で飼育されています。 提供/京都市動物園
高い位置に吊された葉っぱを食べるキリン。 提供/京都市動物園

「『京都市動物園』は、1882年開園の『上野動物園』に続く、日本で2番目にできた動物園。1903年の開園から今年で120周年を迎えました。平安神宮などの観光名所にほど近い都市型の動物園ながら、キリンにゾウ、カバやシマウマ、トラもペンギンもいます」

数字を順に選ぶ「お勉強」に挑戦する、最年少・4歳のキンタロウ。 提供/京都市動物園

「……ですが、ここで見ていただきたいのはなんといってもゴリラ! ゴリラはお父さんも一緒に子育てをする動物で、父・モモタロウ、母・ゲンキ、兄・ゲンタロウ、弟・キンタロウの4頭がファミリーで暮らしています。

なかでも、まだ4歳のキンタロウはやんちゃざかりで、いろんな遊びを考え出したり、お父さんやお母さんに絡んだりと、1日見ていてもまったく飽きません」

こちらは、同じく霊長類のチンパンジーたち。 提供/京都市動物園

「『京都市動物園』はゴリラやチンパンジーといった霊長類の飼育・繁殖や、大学などと連携した研究に大変力を入れていて、“数字を順番通りに押す”といったお勉強にも定期的に挑戦しています。

現在、兄・ゲンタロウは1~15まで、弟・キンタロウは1~9までを覚えたそう。ここまでアカデミックな形で動物と向き合っている園は珍しいのではないでしょうか」

日本の動物園で初めて生まれたゴリラのマック(1970-1997)。ゲンタロウ・キンタロウのおじいちゃんにあたります。 提供/京都市動物園

「また、1970年に日本で初めてゴリラの出産に成功したのもこの園。その時に生まれたマックがさらに親となり、キョウタロウ(1982年生)とゲンキ(1986年生)が誕生。そして、ゲンキの子どもがゲンタロウ(2011年生)とキンタロウ(2018年生)なんです。

長い年月、脈々と命を繋いできている動物たち。こうやって親子関係を知ってから見ると、“なんだか親子で顔つきが似ているかも……?”といった新たな気づきがあるかもしれません」

【京都市動物園

●ココが特別!:歴史の長さやアクセスのよさもさることながら、長年積み重ねてきた霊長類研究という唯一無二の個性を持つ

●ぜひ見てほしいのは:ゴリラ

3:横浜市立金沢動物園(神奈川県横浜市金沢区)

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崖地を平気で登っていく、野性味あふれるオオツノヒツジ。 提供/横浜市立金沢動物園

「この『横浜市立金沢動物園』は、世界の“草食動物”を集めた珍しいコンセプトの動物園。動物園をやっていたら、やっぱりライオンやホッキョクグマといった肉食動物を展示したくなるもの。そんななか、コンセプトを曲げずに草食動物中心というスタイルを続ける姿勢に、芯の強さを感じます」

スーチョワンバーラルが見られるのは関東ではここだけ。 提供/横浜市立金沢動物園

「丘陵地帯というロケーションを十二分に活かした展示が、園のロゴにもなっているオオツノヒツジや、中国語で“岩羊”と呼ばれるスーチョワンバーラル。崖地をたくましく移動する姿はメリノシープのような家畜のヒツジからは想像できません」

こちらが27歳の、日本最高齢のオカピ。 提供/横浜市立金沢動物園

「他にも、野生を含めて世界に約4000頭しかいないインドサイや、コアラにキリン、日本に初めてやってきた日本最高齢のオカピ(27歳)など、希少な草食動物を多数飼育しています。柵や檻を極力使わないつくりで、自然な姿の動物たちを見られますよ」

インドゾウのボン。なんて立派な牙! 提供/横浜市立金沢動物園

「そして、インドゾウのボンとヨーコにも注目。オスのボンは、野生・飼育下を問わずそうそうお目にかかれない、とても長くて立派な牙を持っています。体も大きくて迫力があるので、一度見たら忘れられません」

【横浜市立金沢動物園

●ココが特別!:草食動物中心という硬派な姿勢を貫きつつ、起伏の多い地形を活かし、その魅力を何倍にも引き出している

●ぜひ見てほしいのは:オオツノヒツジ、スーチョワンバーラル、インドゾウ

個性的で楽しい「水族館」3選

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「続いては水族館です。ちなみに、みなさんあまり意識されていないかもしれないのですが、こういった動物園・水族館の多くが公立の施設。動物園・水族館が今後もよりよい形で続いて行くには、市民1人1人の声が欠かせません。ぜひ、自分たちが支えているんだという意識で、積極的に利用していただけたら嬉しいです」

1:千歳水族館(北海道千歳市)

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世界でも珍しい、サケを中心にした水族館! 提供/千歳水族館

「秋はサケの遡上シーズン! サケを中心に展示する『千歳水族館』は、千歳川の左岸に接する形で作られた“水中観察ゾーン”の窓から、自然そのままの川の様子を観察できる……そんな世界でも類を見ない試みを実現しています。

川にのぼってきたサケが卵を産み、稚魚が育って、海へと降りていく。そして3~5年経って、また生まれた川に戻ってくる……。そんな自然の営みの一部を間近で見られるなんて、正直、これ以上の展示はありません」

実際の川底のサケを窓越しに見ることができます。 提供/千歳水族館

「サケは、我々にとって、おにぎりや缶詰など、普段から特にお世話になっている魚の1つ。でも、実はあまり知られていないことも多いんです。

サケの身や卵(イクラ)が赤く見えるのはえさとなるカニやエビの色素で、実は白身魚。普段私たちが食べているのは海で漁師さんが捕獲したもので、川に遡上するサケは脂身が少ないため鮭トバなどに向いています。

ちなみに、千歳川に多く遡上するシロザケや、主にオホーツク海に注ぐ河川に遡上するカラフトマスのほか、釣りでおなじみのニジマスやヤマメ(海に降りるものはサクラマス)などもサケの仲間なんですよ」

採卵体験には学校団体も多く参加しており、なかには生徒たちが各学級に受精卵を持って帰って育てるという学校も! 自分たちで育てた稚魚を、また水族館に持ってきて、川に放流するところまでをまるごと体験します。 提供/千歳水族館

「そしてなんといっても、『千歳水族館』の一番の魅力は卓越した教育プログラム。

秋はサケの採卵体験を実施。これは実際にサケのお腹から卵を取り出し、それを受精させるというもので、ふ化する過程を館内でも展示します。そして育てた稚魚は、3~5月に行うサケ稚魚放流体験で放流します」

アイヌの人たちが当時、どうサケを捕っていたかがわかる展示も。 提供/千歳水族館

「また、サケはアイヌとも密接な関わりがあり、食料としてだけではなくサケの皮で靴や服をつくる文化があります。『千歳水族館』では、サケがアイヌ文化で担ってきた役割や、自然に対する感謝の気持ちを込めた儀式などを今に伝える取り組みもしています。

このように、食育・水産資源・歴史・文化といったあらゆる角度を網羅したプログラムは、日本が誇る“ワールドスタンダード”な取り組みであり、本質的な意味での“命の教育”と言えるのではないでしょうか」

【千歳水族館

●ココが特別!:川をそのまま水槽として展示することで、1年を通して命の営みを間近で観察。北海道を支えてきた魚・サケを、どこよりも深く学べる

●ぜひ見てほしいのは:サケ

2:アクア・トト ぎふ(岐阜県各務原市)

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成長すると体調2m以上にもなるピラルクー。 提供/アクア・トトぎふ

「こちらの『アクア・トト ぎふ』もまた、思い切ったコンセプトの水族館で、なんと淡水魚オンリー! 世界でも有数な淡水生物の飼育展示種類を誇り、淡水魚をテーマに世界を旅する体験ができます。

淡水魚というと、なんだか地味な印象を持っていませんか?

海水魚、特に温暖な海に住む魚の場合、サンゴ礁などに溶け込むため、カラフルな姿のものも多くいます。それに対して、川や湖の環境は、砂や砂利といった暗い色がほとんど。そのため確かに淡水魚は、派手な姿はしていません。そんな淡水魚が持っている見逃されがちな魅力を、世界を股にかけた展示で教えてくれるのが『アクア・トト ぎふ』なんです」

こちらは、長良川水系を再現した展示のアユ。 提供/アクア・トト ぎふ

「長良川、木曽川、揖斐川の木曽三川(きそさんせん)や、東南アジアのメコン川、アフリカのコンゴ川にタンガニーカ湖、そしてアマゾン……。川の地域性や水質といった広い視点で、ジオグラフィカルに生態系を捉えるアカデミックな構成になっています。

川全体の生態系を比較することで、例えば『この2種の魚はご先祖さまは同じだけど、環境に応じてこんな風に進化したんだね』といった、より本質的な考察が可能に。1つの種類にフォーカスするだけでは、けっして気づけない発見があることを実感させられます」

メコン川に生息する、大きなメコンオオナマズ。 提供/アクア・トト ぎふ
ペリソダス・ミクロレピスは、えさとなる他の魚の鱗を狙う際、右から狙う個体と左から狙う個体に分かれるんだそう。 提供/アクア・トト ぎふ

「ピラニアにピラルクー、メコンオオナマズの他、大学や『アクア・トト ぎふ』で構成される研究グループが、共同研究でメカニズムを明らかにした“右利き・左利きがある魚”ペリソダス・ミクロレピスも展示しています」

【アクア・トト ぎふ

●ココが特別!:淡水魚のみにフォーカスした専門性と、アカデミックな分析の深さ。まさに、川の恵みを受けて発展してきた岐阜県ならではの水族館

●ぜひ見てほしいのは:ペリソダス・ミクロレピス、メコンオオナマズ、ピラルクー

3:鴨川シーワールド(千葉県鴨川市)

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大迫力のシャチのパフォーマンス。 提供/鴨川シーワールド

「最後にご紹介する『鴨川シーワールド』、その一番の魅力は……シャチ! ここまで、いろんな水族館の魅力を紹介してきましたが、イルカと比べて圧倒的に大きなシャチが水に飛び込む迫力には、すべてを凌駕するほどのインパクトがあります。

水族館にはクラゲの美しさやペンギンの可愛さなど、ベクトルの違ういろんな魅力がありますが、迫力においてはやっぱりシャチがナンバーワンではないでしょうか」

トレーナーとの息の合ったパフォーマンスに驚きます! 提供/鴨川シーワールド

「シャチを日本で見ることができるのは、現在、『鴨川シーワールド』と愛知県の『名古屋港水族館』の2カ所。

世界的に見ても、シャチと人間が同じプールで泳ぐパフォーマンスが見られるのは『鴨川シーワールド』だけです。それだけ、これまでに培ってきた飼育技術の高さに自信を持っているとも言えるでしょう」

器用な口でバブルリングをつくるベルーガ。 提供/鴨川シーワールド

「日本で獣医師になる人が大学で学ぶのは、家畜動物についてが中心。動物園や水族館に配属されてくる獣医師は、野生動物、まして海獣のことは現場で学ぶしかありません。

そんななか、『鴨川シーワールド』は海獣の専門知識の宝庫。海獣の飼育に長年取り組んできた蓄積を活かし、シャチやベルーガ、イルカなど多くの海獣の繁殖に成功しています。

ただ、現在日本にいるシャチは7頭すべてが血縁関係のため、今後は遺伝的な多様性の担保が重要になってきます。もしかしたら、繁殖が難しく、近い将来、水族館でシャチが見られなくなる日が来ることも考えられます。

他にもラッコやジュゴン、先ほどご紹介したインドサイやゴリラなど、日本の動物園・水族館で見られなくなる可能性のある生き物は数えきれません。

そして同時に、これらの生き物は野生でも絶滅の危機に瀕しています。ただ“動物園や水族館で見られなくなる”だけでなく、“世界に1匹もいなくなってしまう”日がくるかもしれないのです。それを防ぐためにも、各施設が培ってきた繁殖技術が貴重な財産になるでしょう。

それに加え、私たち1人1人が生き物や自然に対する理解を深め、彼らが絶滅せずにすむような未来を選択していくことも欠かせません。そんなことを考えるきっかけをくれるのもまた、動物園や水族館の重要な存在意義ではないでしょうか」

【鴨川シーワールド

●ココが特別!:ここでしか見られない、大迫力のシャチのパフォーマンスは圧巻。ベルーガのパフォーマンスも

●ぜひ見てほしいのは:シャチ、ベルーガ

ぜひみなさんも、いろいろな動物園・水族館に出かけてみて、自分の推し施設を見つけてくださいね!

 

写真提供/田井基文(タイトル下画像:『高知県立のいち動物公園』にて撮影)、各動物園・水族館


【教えてくれた人】

田井 基文(たい もとふみ)

動物園・水族館コンサルタント、動物園写真家。

動物園・水族館専門のフリーマガジン『どうぶつのくに』の専任写真家・編集長・発行人を経て、2012年から動物園・水族館コンサルタントとして活動。ビジネスパートナーであるベルリン動物園・水族館の前統括園長ユルゲン・ランゲ博士と共同で、ドイツの「ハノーヴァー動物園」、イタリアの「ナポリ水族館」など、世界中で動物園・水族館の新設やリニューアルに携わっている。国内では、「アクアマリンふくしま」「加茂水族館」「のいち動物公園」などでアドバイザーを歴任。

『世界をめぐる動物園・水族館コンサルタントの想定外な日々』田井基文・著(税込み1,870円/産業編集センター)

日本で唯一の動物園・水族館コンサルタントが、その知られざる日常、世界中で出会った生き物、命を支える人たちについて綴ったお仕事エッセイ。

「見てみたい」「なぜだろう」「面白そうだ」という知的好奇心は、人間が生きるうえで欠かせないものです。(中略)ますます多様になる世界中の価値観に対し、共に考え、共に学び続ける、そういった機会を何よりもナチュラルに提供できるのは動物園・水族館にほかならないのです。
(以上、本文より引用)

生き物が好きな人、動物園・水族館の裏側を知りたい人、もっとディープに楽しみたい人にぜひ読んでほしい1冊です。

編集部・関口
編集部・関口

音楽&絵本&甘いものが大好きな、一児の父。文具や猫もとても好き。子育てをするなかで、新しいコトやモノに出会えるのが最近の楽しみ。少女まんがや幼児雑誌の編集を経て、2022年秋から『kufura』に。3歳の息子は、シルバニアファミリーとプラレールを溺愛中。

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