そこで、年間60冊もの『るるぶ』の編集に携わるドライブ旅のプロ・鈴木和平さんが厳選した「親子で楽しめるSA・PA・ハイウェイオアシス」をご紹介します! 前回の【中部・西日本編】に続き、今回は【関東・東日本編】をお届けします。
川口ハイウェイオアシス(埼玉県):首都高初の癒やしレジャー施設!
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■首都高速道路・川口線 上り
川口パーキングエリアと、川口市が運営する自然公園「イイナパーク川口」が連結し、2022年に誕生。首都高初のハイウェイオアシスとして注目を集めています。
エリア内にある「屋内あそび場(ASOBooN)」は、子どもの遊び道具や環境づくりに取り組む「ボーネルンド」がプロデュースする関東最大級の、屋内外のエリアを備えた遊び場です。
7つのエリアそれぞれに、子どもが夢中になれるような遊具や工夫を凝らした遊びが満載! 雨の日でも思いきり体を動かして遊べるのがいいですね。
大樹をモチーフとしたカウンターが印象的なレストラン・カフェスペースでは、鋳物で有名な川口市を象徴するように、鋳物羽釜で炊かれたお米が味わえるそう。埼玉県の農産物や名産品が並ぶ売店コーナーにもお立ち寄りを。
緑豊かな公園内の散策もおすすめ。首都高を降りずとも、緑と触れ合えるステキなお出かけスポットです。
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海ほたるPA(千葉県):360°海の大パノラマ!
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■東京湾アクアライン 上り/下り
神奈川県の川崎市と、千葉県の木更津市を結ぶ東京湾アクアライン上に位置し、全長650mの人工島に建設された世界でも珍しい海上パーキングエリアです。
その立地ゆえ、360°海が見渡せる絶景は唯一無二! 設置されている望遠鏡で、東京湾を行き来する船を眺めるのもいいですね。
海ほたるは5階建てで、1階~3階が駐車場、4・5階が店舗という造り。
5階の映像シアター「うみめがね」では、東京湾アクアラインの建設過程が迫力のスクリーンで学べる他、4階には無料の足湯スポットがあり、大海原を眺めながらドライブ疲れの足をリフレッシュさせることができます。
木更津名物のあさりを使ったメニューや海鮮グルメも充実していて、お腹も満足すること間違いなし!
そのロケーションから、つい長居したくなるパーキングエリアです。
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羽生PA(埼玉県):江戸時代にタイムトリップ!
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■東北自動車道 上り(鬼平江戸処)
車を降りると、そこには江戸の町並みが! かつて羽生PAの近くには、江戸への入口となる関所がありました。そこで、東京への入口と見立てて造られたのが「鬼平江戸処」です。
池波正太郎の時代小説『鬼平犯科帳』の世界観が再現され、江戸情緒たっぷり! そのこだわりは建物から小物にまでちりばめられ、まるで江戸時代にタイムトリップしたかのような体験が楽しめます。
小説に登場する“五鉄の軍鶏鍋”をイメージした「五鉄しゃも鍋定食」や「一本うどん」は、日本橋人形町で1760年から続く老舗鶏料理店『玉ひで』が監修。また、元祖くず餅の店として有名な『船橋屋』のくず餅を串に刺した「串くず餅」は、ここだけのオリジナルメニュー。その他、『神田まつや』監修のそばや、うなぎなど江戸の美味も魅力です。
『やげん堀中島商店』の七味唐辛子や、鬼平にちなんだオリジナル商品などを多数取り揃えるお土産コーナーでのお買い物も楽しそう!
日が暮れるといっそう風情が増す「鬼平江戸処」。ドライブ旅の途中にぜひ立ち寄りたいスポットです。
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国見SA(福島県):蛇口から…桃ジュース!?
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■東北自動車道 下り
福島県と宮城県の県境付近に位置するサービスエリア。2020年9月に旅のドラマを演出する「ドラマチックエリア」としてリニューアルオープンし、地域ならではの特産品が多数取り揃えられています。
なかでも注目なのが、『Sweets monmo』にある大きな桃のオブジェ。オブジェについている蛇口をひねると、福島県産の桃100%ジュースがいただけるんです!(「蛇口から桃ジュース」400円・税込)。このイベント感、子どもだけでなく、大人もワクワクしちゃいそう!
ほかにも、果物を使ったお菓子が集まり、“フルーツ王国”を実感できるはず。
また、福島に伝わる保存食「凍餅(しみもち)」をドーナツ生地で包んで揚げた「凍天」も人気! 車内でのおやつにもぴったりですね。
おいしいものが詰まったサービスエリアです。
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砂川ハイウェイオアシス(北海道):「北海道子どもの国」で遊び倒そう!
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■道央自動車道 砂川SA(上り/下り)直結
北海道内では初、日本国内でも2番目となるハイウェイオアシスとして、1991年に誕生しました。
北海道子どもの国敷地内にあり、約230ヘクタールという広大な敷地で存分に遊ぶことができます。とくに「ふしぎの森」エリアには、ピサの斜塔やピラミッドなど、“世界の七不思議”といわれているものが縮尺再現され、遊具として活用。中に入ったりして遊ぶことができます。
万が一、雨が降ってしまっても、砂川ハイウェイオアシス館内には屋内遊び場もあるので、ドライブ途中のリフレッシュにはうってつけです。
また、今年4月には「レストランおあしす」がリニューアルオープン! ジンギスカンやスープカレーなど、地元空知や北海道の食にこだわったメニューがお腹も満たしてくれますよ。
銘菓をはじめ、海産物や農産物など、北海道のおいしいものがずらりと揃うお土産エリアも必見です。
道内旅行の思い出作りに、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
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解放感のある自然の中で遊べたり、景色に癒やされたり、その地の名物をほおばったり……。景色の移り変わりが少ない高速道路での旅で、高速から降りずとも楽しめるサービスエリアやパーキングエリア、ハイウェイオアシスはまさに憩いの場所ですね。
このGW、安全運転に気をつけて、楽しんでらしてください!
※ご紹介した店舗や遊具の利用時間・料金などは、各施設のHPを確認ください。
【取材協力】
鈴木和平
ライフプランニング株式会社 代表取締役。主に旅、道、歴史に関する雑誌の企画編集、テレビ番組の企画などを数多く手がける。とくに、『るるぶ』の編集に年間60冊ほど携わり、ドライブ情報に精通する。国内の主要道路はすべて走破した大のドライブ好き。