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今のうちにチェックを!「ホテル滞在が目的の旅」ならこの4軒【2,700軒のホテルに泊まったプロに聞きました!】

なかなか安心できない状況が続く中、せめて旅行の「計画」くらいはしておきたい、という人も多いのではないでしょうか。『kufura』と、J-WAVEがタッグを組んだラジオ番組『KURASEEDS(クラシーズ)』(月〜木 朝5〜6時)では、毎朝暮らしに役立つヒントをお届けしています。今回のテーマは「泊まること」が目的になるような、魅力的なホテルのお話。

「行きたいリスト」に加えたい、ホテル業界の新たな潮流は…?

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この夏こそ旅行にと思っていた人、なかなか安心できないこの状況は残念ですよね……。でも、「いざ旅行に!」となったときのためのリスト、今から準備をしておきませんか?

今回、お話を聞いたのは、ホテル評論家の瀧澤信秋(たきざわ・のぶあき)さん。これまで2,700軒ほどの宿泊施設に泊まってきた経験から、「泊まる」ことを目的に訪れたくなるホテル、その最新情報を教えていただきました。

観光の拠点のために泊まるのではなく「そこにいる時間を楽しめる」宿が増えているんだそうです。

1:「新千歳空港直結」が最高! 「PORTOM INTERNATIONAL HOKKAIDO」

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ロビーからチェックインカウンターが臨める、まさに「空港直結」ロケーション。

まずは北海道から。飛行機で行く北海道では、ほぼ毎回のように利用する新千歳空港。その空港に直結でできたホテルが、旅行好きの皆さんに大人気だそう!

「新千歳空港、国際線ターミナルに直結で、『PORTOM INTERNATIONAL HOKKAIDO』というホテルが、2020年にオープンしました。

空港直結というだけでも魅力的なのですが、とにかくロビーも廊下も部屋も、全体がゆったりした作りで広いんです。それに加えて天然温泉がひいてあったり、 館内はまるで美術館?と思うくらい、伊藤若冲や葛飾北斎などの美術品が展示されていて、落ち着いた、心地いいい雰囲気。ホテル通の間ではリピーターが続出しています!

空港自体も観光スポットかもしれませんけれど、まさに“滞在することが目的”のホテルという究極の穴場エアポートホテルだと思います」(瀧澤さん。以下「」内同)

北海道に数日滞在するなら、はじめの一泊は空港直結のココを選んでまずはひと息、なんていう使い方も良さそうですね。温泉にゆったり浸かり、館内のアート作品や空港の夜景を眺め……そんな贅沢なひとときをぜひ。

ホテルの詳細はこちらから。

和モダンを感じさせるインテリア。
畳を上手くいかした部屋も。

2:朝食戦争に終止符を打った、函館の雄!「函館湯の川温泉 海と灯(あかり)」

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いくら盛り放題!気分が上がります!

次に推薦してくれたのは、函館のホテルで、函館空港から車で5分というアクセスの良さ。ここはとにかく“海鮮”が売り!

「北海道のホテルって、とにかく朝食合戦がすごいんです(笑)、いかに朝食に海鮮を出すかが勝負で。

これまで高級ホテルからリゾートホテルやビジネスホテルまで、函館エリアでは熾烈な競争がなされてきたんですが、湯の川温泉近くのこのホテル『函館湯の川温泉 海と灯(あかり)』の登場で、ついに終止符が打たれました。

今まではビュッフェと言えば朝だったのですが、この宿では、ボタンエビやウニが出てくる“夜のビュッフェ”もやっています。ディナーでそこまでやるくらいですから、朝もとにかく魚介祭り!

まるで海鮮市場のように、いくらをはじめとする海鮮がどどーんと並んでいます。また、朝から赤ワイン、白ワイン、スパークリングワインもフリーで飲めるというサービスぶり」

北海道といえば海鮮、というのはもちろん期待するところだけれど、好きなものを好きなだけ食べられるビュッフェでボタンエビやウニ!というのは驚き。

ホテルに腰を落ち着けて、温泉(津軽海峡を眺められる露天風呂あり)→魚介づくし→温泉→魚介づくし(時々美味しいお酒)……と無限リピートしたくなります!

ホテルの詳細はこちらから。

ボタンエビがなんとビッフェに!
海をみながらノンビリ温泉!最高の時間!

3:ハンバーガーステーション!という新たな試み「ヒューイットリゾート那覇」

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インフィニティプールもぜひ体験したい!

続いては、ぐっと南下して沖縄へ。沖縄でも密かに朝食ビュッフェブームがきているんだそう!

「沖縄で紹介したいのは『ヒューイットリゾート那覇』 です。この7月で開業1周年を迎えたばかりの新しいホテルなのですが、ここはレストランのビュッフェにハンバーガーコーナーがあるんです。

4ステップあるレーンには数えきれないほどの具材が並んでいて、そこから選んで組み合わせていくと、すごいハンバーガーができちゃいます。“ハンバーガーステーション”というネーミングで、これは他のホテルにはない魅力、圧巻です! もちろん沖縄料理も各種たっぷり揃っています」

このように、ホテルが色々と独自の取り組みを盛り上げる裏にあるのは、やはりコロナの影響で……。どうにかお客さまに来てほしい、 何か魅力的なコンテンツをということで、北海道をはじめ沖縄でも、独自の素材や立地を生かした試みが盛んになっているそう。

ホテルの詳細はこちらから。

ハンバーガーを自分好みに!

4:安比高原はスキースノボだけじゃない! 「ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート」

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上品かつリッチ感あふれるラウンジ。

東京から近い有名リゾート地、軽井沢や箱根などは、元からポテンシャルの高いホテルが多かったのですが、最近、少し遠方の地方リゾートホテルの進化が著しいんだそうです。今回ご紹介いただいたのは、岩手の安比高原。

「最近では、東京から離れたところに、国際的な外資系ホテルなどが出店ラッシュなんです。スキーやスノボで有名な岩手県、安比高原もそのひとつ。全フロアがラグジュアリーなクラブフロアになっている『ANAインターコンチネンタルホテル安比高原リゾート』は、最近訪れて感動したホテル。

建物に一歩踏み入れたら、天井も高く上品で落ち着いた内装のクラブラウンジが広がります。レストランもさすがのクオリティで、一番ビックリしたのが『岩手牛フィレサンドイッチ』。抜群に美味しかったのですが、お値段も12,000円超えという……! まあ、サンドイッチの価格ではないですけど、人生で最高のサンドイッチだったということは間違いないですね」

広大な自然を身近に感じながらラグジュアリーな気分を味わえるホテル。夏は高原を楽しみ、冬はスキーやスノボを! 誕生日や記念日など、思い出に残る旅の宿の候補にいかがでしょうか。

ホテルの詳細はこちらから。

これが『岩手牛フィレサンドイッチ』!肉厚!

いかがでしたか。今回紹介したホテルはどれも、滞在時間をゆったり愉しむことを重視したタイプ。今後のみなさんの旅計画の参考にしていただけたらと思います。

ラジオ番組『KURASEEDS(J-WAVE)』では、これからも暮らしを豊かにする情報をお届けしていきます。ぜひラジオも併せて聴いてみてくださいね!

文/古橋 祐也


ホテル評論家・瀧澤信秋(たきざわ・のぶあき)さん

365日で372軒のチェックイン、という経験を持つ ホテル評論家。
評論のフィールドは高級ホテルからリゾートホテル、ホステル、旅館 ビジネスホテルなど宿泊施設と呼ばれるもの全般。これまで2,700軒ほどの宿泊施設をチェックしてきた経験が。

瀧澤さんの旅の必需品は【ホテルのスリッパ】とのこと。
ホテルのスリッパは 1回で使い捨てするには勿体ないレベルの逸品も多く、次のホテルでも使うというルーティンをしているうちに 、自宅には200近く在庫が。スーツケースに異なるクオリティのものをいつも忍ばせていて、 ビニールスリッパのホテルや旅館で、ホテルの格や気分で開封して使っているそう。

【 ラジオ番組 『KURASEEDS』(クラシーズ)】

放送局:J-WAVE(81.3FM)

放送日時:月~木曜日  AM5:00~6:00 

「暮らしに役立つ」いろいろなヒントを、気持ちのいい音楽とともにお伝えしていく生番組。ナビゲーターは、山中タイキさんと『kufura』編集長の佐藤明美。ラジオと同時に kufuraのインスタグラムアカウント(@kufura)からも、毎朝インスタライブで生配信しています。

その日の放送内容を、山中タイキさんが自身の言葉で綴っている番組のインスタグラム( @kuraseeds813)も読み応えたっぷり。

radikoでは番組終了後から1週間、24時間いつでも無料でお楽しみいただけます!

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