肉も魚も使わない!1皿で満足なレシピ、4品!
null平日のリモート仕事中、もしくは家族が家にいる休日のランチ……お腹は空いてるけど、手をかけたごはんは作りたくないとき、ありますよね。今回はレストランsioのオーナーシェフ・鳥羽周作さんに、美味しくて簡単な「一皿で大満足」レシピを教えていただきました。
1:ペペロンチーズの無限パスタ
null鳥羽シェフが教えてくれたのは、ペペロンチーノに“チーズとバター”を使うことで、難しいと言われがちな乳化のハードルを下げた、失敗しないレシピです。
「ペペロンチーノって乳化が意外と難しいって言われるんです。でも、にんにくを薄切りにして炒めることで濃度を出し、そこにバターとチーズを絡めると勝手にソースになってくれる。これで乳化の難しさがなくなって、レストランのような美味しさに!
チーズの理想はパルミジャーノ・レッジャーノですが、スーパーでも売っている緑のパッケージでおなじみのクラフトのチーズでも美味しく食べられますよ」(「」内、鳥羽シェフ。以下同)
私は、緑のパッケージの粉チーズで作ってみたのですが、チーズとともに麺に絡みつくニンニクバターソースがたまらなく美味しい! ベーコンなどの具材がなくても十分満足の味。これにサラダを添えれば、ランチは完成。
【材料(1人分)】
パスタ (1.9mm) 100g
にんにく 2かけ
オリーブオイル 大さじ2
赤唐辛子(小口切り)少々
無塩バター 10g
パルミジャーノ・レッジャーノ(または粉チーズ)大さじ1弱
黒こしょう( 適宜)
【作り方】
(1)にんにくは薄切りに。フライパンに入れ、オリーブオイルを加える。
(2)大きめの鍋にたっぷりの湯を沸かし、1%の重量の塩を加え、パスタを入れる。菜箸で優しく混ぜ、袋の表示時間より30秒短く、アルデンテにゆでる。
(3)ゆで時間が残り6分くらいになったら、1のフライパンを中火にかける。オイルがふつふつと泡立ってきたら、にんにくを菜箸で全体に広げながら炒める。うっすらと色付いたら、赤唐辛子を加え、にんにくが焦げる直前まで炒める。
(4)2のゆで汁大さじ2と1/2を加え、フライパンを軽くゆすってから一度火を止める。オイルがパチパチするのがおさまったら弱火にかけ、にんにくを軽く潰しながら炒め煮にする。ボウルにバターを入れる。
(5)パスタの湯を軽くきり、4のフライパンに入れて混ぜ合わせる。強火にして温めてから、バターを入れたボウルに移す。ゆっくり混ぜてバターを溶かし、温かいうちにすりおろしたチーズを加えて水分を吸わせる。器に盛り、好みでさらにチーズ(分量外)、こしょうを振る。
2:とうめし
nullレシピ名の“とう”とは、豆腐のこと。
「この、ご飯の上の茶色いものは豆腐一丁丸ごと! すき焼きのタレなどを希釈した割り下で豆腐を煮ていくんですけど、このこってりと染み込んだビジュアルがたまらない!
もちろんビジュアルだけでなく、具材が豆腐ということでお手軽でヘルシーな優秀レシピ。お箸を入れたとき、味がシミシミの外側と薄味の内側とのグラデーションも、美味しさの秘訣」と鳥羽シェフ。
実際作ってみると、豆腐の“おかず感”がハンパない! ものすごい満足感がある丼です。ポイントといえば、豆腐の水切りを“しっかり”することだけで、あとはお鍋に入れてコトコト煮れば完成。リモートワークの片手間にできちゃうところも嬉しい。
【材料(1人分)】
絹ごし豆腐 1丁(350g)
ごはん 丼1杯分
<割り下>
醬油 100ml
煮切りみりん 100ml(みりんを沸騰させ1分ほど加熱したもの)
砂糖 100g
水 200g
七味唐辛子(適宜)
【作り方】
(1)豆腐はキッチンペーパーで包んで重しをのせ、30分ほど置いて水切りする。
(2)鍋に割り下の材料を入れて中火にかけ、砂糖を溶かす。豆腐を丸ごと入れ、オーブンシートなどで落とし葢をして弱火で30分ほど煮込む(割り下が豆腐の高さの2/3くらいになる大きさの鍋で煮るとよい)。
(3)器にごはんを盛り、フライ返しなどを使って豆腐をのせ、好みで七味唐辛子を振る。