「結婚相手に妥協したと感じることがある」率、なんと100%!
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まずは「結婚する相手に“正直妥協した”と感じるところはありますか?」と質問。「はい」と答えた男性の割合は、なんと100%となりました。
どの程度妥協したのかは人によって感じ方が違うでしょうが、みなさん、なんらかの妥協を感じていることがわかります。では具体的には、どのような点に妥協したと感じているのでしょう。
結婚相手、ここを妥協しました…
null外見、生活、家事スキルなど、結婚相手に対して妥協する部分は人それぞれ。内容について見ていきましょう。
毎日の生活に欠かせない料理や家事のこと

「料理があまり好きでなかったように見えた。私が料理が得意なので少しずつ教えてあげた」(78歳/その他)
「料理をすることが好きでないこと。たまに、喧嘩の元になる」(46歳/コンピューター関連技術職)
「家事が得意ではないと思ったが何とかなると思った。毎日楽しく生活できているので不満はない」(65歳/企画・マーケティング)
結婚生活が始まれば、毎日のように家事をすることになります。今では家事の分担をする夫婦も増えていますが、今回は回答者の年齢層が高めなせいもあり、男性が外で働き、家事は女性がするものと考えられていた世代も多いと推察されます。妻が料理が苦手だったり家事をうまくこなせなかったりしたことで、少し不安になったり、「まあそのうちできるようになるだろう」と結婚した人の意見が多くみられました。
年の差など年齢のこと
「歳が離れているのが心配だった。今は2人とも高齢になり年齢差は気にならない」(77歳/その他)
「年齢。年下がよかったが4歳上と結婚しました。間違っても言えませんが」(50歳/その他)
結婚をした時に相手と年が離れていると、生活習慣の違いが出ることがあるのかもしれません。また話が合わない、体力に違いが出るなど、いろいろな面で違いを感じる場合も。さらに年下の女性が好みでも、年上の女性と結婚したケースも。よほど奥さんになる人が魅力的だったのでしょうね。
相手の性格や見た目のこと
「性格は多少キツイかなと思ったが、年齢的に焦っていたので妥協しました」(74歳/その他)
「時々理不尽な怒り方をすることがあるが、完ぺきな人などいないと思って許容した。時々ヒステリーを起こすときはうんざりするが毎日のことではないので許容できている」(44歳/コンピューター関連以外の技術職)
「やや、性格の不一致。人生は修行なり」(65歳/会社経営・役員)
相手と自分の性格に合わない部分があるとしても、目を瞑って結婚した人も。性格はなかなか変わらないでしょうから、それを覚悟の上だったのかもしれません。その背景には、自分好みの可愛い女性だったこと、年齢的な焦りなどもありますが、諦めの気持ちもあったようですね。
「性格は良かったが顔は好みでなかった」(67歳/その他)
「自分は、体型的に、長身に丸顔が好きなのですが、長身を妥協しました」(59歳/学生・フリーター)
逆に、外見については理想と違ったとしても、性格など幸せな結婚生活を思い描けると結婚した人たちも。見た目と性格、どちらかを妥協するとなったら……皆さんならどちらを優先しますか?
妥協した結果、今はどう感じているの?
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今回質問した男性は全員「妥協した点がある」と答えているわけですが、その後の結婚生活を経て、感じ方に変化はあったのでしょうか。
「落としどころを探してそこそこ」派
「料理が下手だなと思ったが、いつかうまくなると思った。でも結局変わらないから、外食でカバー」(68歳/金融関係)
「自分に完全に合うわけではないが妥協点は設けないと難しい。長年生活をともにしている内に何とかなった」(57歳/営業・販売)
「一人暮らしをしたことがないことを知っていたので、家事能力は劣っていると想像していた通りだったこと。気長に待っていましたが、大きな進展はなく、概ね自分で解決するようにしています」(59歳/その他)
妥協した点について特に良くもなく、悪くもなくといった感じで過ごしている人たち。その点をあきらめたとしても全体としては幸せに暮らせているので、OK!といったところでしょうか。
「妥協したこと後悔しています」派
「顔はよかったが性格がキツイ。さらに性格がキツくなった」(49歳/コンピューター関連以外の技術職)
「とりあえずこれでいいかという気持ちで結婚した。妥協点は変わらずストレスが溜まる」(32歳/公務員)
「性格とか考え方とかが合わない。結婚しなければよかった」(50歳/総務・人事・事務)
「性格は良くないが家事をしっかりやるのが良いと思った。が、年を取って性格の悪さがますます出てきた」(69歳/総務・人事・事務)
もちろん妥協した点がジワジワ我慢できなくなってきている人たちも。熟年離婚も増えているといわれますから、たとえ結婚生活が長くなってもどこかのラインでお互いに相いれないと感じる層ももちろんいるでしょう。
「妥協した点はあっても幸せ!」派
「この人と一生過ごさなければならないという覚悟でした。覚悟を決めたものの少しは辛さもありましたが、結婚50周年を迎えたことでよかったと思うようになりました」(76歳/その他)
「正直……容姿がタイプでない。尽くしてくれるので大事にしたい存在になりました」(48歳/その他)
「顔が好みではなかったが家庭的だったので。おおらかな性格なので今では良かったと思う」(69歳/その他)
「性格がとてもよかったので、顔は好みではなかったがいいこととした。気が合って楽しく生活できているから、今では全く気にならない」(45歳/コンピューター関連技術職)
妥協したと感じる点があったとしても、時間が経過する中で、相手に対する愛情や敬意を感じるように。今では毎日が幸せで、この人と結婚して良かったと思うようになっているという人たち。夫編ではこの意見が最も多かったようです。
後編では、妻側に聞いた「妥協点とその後」について聞いていきます。男性陣にはちょっと耳の痛い話もあるかも……!?

フリマアプリ・ネットオークションガイドとして、NHK「あさイチ」、フジテレビ「ノンストップ」などの情報番組に多数出演。『節約の達人 川崎さちえの ポイ活+クーポン+メルカリ スマホでおトク術』(インプレス)などの著書や、記事の執筆も手がける。
2003年、夫が子育てをするために、突然会社を辞める。翌月からの給料が0円になり、家にいながら、しかも空いた時間でできるオークションを開始する。ネットオークション歴20年以上、フリマアプリ歴10年以上の経験で培った独自の効率的な利用方法を発信し、オークションやフリマアプリの魅力を伝えている。