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「結婚生活」を例えるなら?お風呂・こたつ・通じない電話…既婚男性の回答が「名言の宝庫」だった

他人同士だった2人が、さまざまなものを共有する家族になる。夫婦って、なんとも不思議な関係ですよね。結婚生活のど真ん中から見える景色は、どうやら1人1人異なる様子。たとえ同じ夫婦でも。

今回は、既婚男性215人にアンケートを実施。「あなたの結婚生活を“何か”に例えるなら?」という質問を投げかけてみました。示唆に富んだ言葉がたくさん寄せられました!

千差万別な「お風呂」

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まず、結婚生活を「風呂」に例えている回答をご紹介します。

「結婚生活はお風呂。癒されるし気持ちがいいけど、ちゃんと手入れもしないと、すぐカビとか汚れだらけになっちゃう」(48歳/コンピューター関連技術職)

温泉。熱くて辛い日もあれば、心地よい日もある」(49歳/デザイン関係)

温泉。ぬるくも熱くもなる」(43歳/総務・人事・事務)

サウナ。我慢の連続だから」(44歳/金融関係)

天然温泉から自宅の浴室までいろんな回答がありましたが、皆さん、例えるポイントがちょっとずつ違います。風呂の気持ちよさ、温度管理の難しさ、カビの生えやすさ、忍耐の必要性などなど。ぐつぐつと沸き立つ「地獄の湯釜」に例えている人もいました。

イタタ!アチチ!でも、体にはいい

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健康法にまつわる言葉です。

「結婚生活は足つぼマッサージ。地味に痛いけど、なんとか耐えられるし、体にはいいので続けていきたい」(54歳/その他)

「結婚生活はお灸ですね。我慢することが肝要です」(71歳/その他)

楽しくて甘いことばかりではないけれど、体と心に「効いている感じ」がする。適度な緊張感のある関係は、苦いけれど、良薬にもなりうるのかもしれません。

「ぬくもり」があるもの

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ほどよい温度の物に例える声です。

温かいお茶です。ほっこりするからです」(39歳/研究・開発)

「結婚生活は、こたつ。あたたかくて、心休まるから」(67歳/総務・人事・事務)

一緒にいるとくつろげる、安らげる、ほっとする。穏やかな日常の一端が垣間見えるような回答でした。

砂漠、地獄、墓場…のディストピア

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一転、ゆきづまった結婚生活を連想させる回答です。

砂漠。終わりがない地獄で少しだけオアシスがある」(31歳/その他)

「結婚生活は地獄、生きた心地がしない」(51歳/営業・販売)

「結婚生活は、誰かに縛られる人生の墓場」(68歳/その他)

険悪な夫婦関係、意志決定の裁量権のない家庭生活、家庭内の居場所のなさが「地獄」「墓場」「牢獄」といった言葉で表されていました。

いいときばかりではないが、悪いときばかりでもない

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夫婦関係が常に移ろっていくことを端的に示した言葉です。

「結婚生活は風船。しぼんだり膨れたり」(52歳/営業・販売)

「結婚生活は四季。暖かい、暑すぎる、寒い、穏やかなど、四季のように変化する」(69歳/営業・販売)

最良の関係性がいつまでも続くことはなく、冷えたり温まったり、しぼんだり膨れたり、上がったり下がったりしながら、変化を重ねています。「常に変わっていくものだ」とわかっていれば、過去の「良かった時期」に固執せずに、今を見つめることができそうですね。

結婚は「ステイタス」を支えるもの

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賛否両論がありそうな、こんな声も。

「結婚生活はステイタス。独身者との差別化になる」(45歳/営業・販売)

「結婚生活は、社会的信用の源。人には言えない事でも話せる相手を持てる環境」(64歳/その他)

あくまでも推測ですが、回答者は、既婚者であることが「見えない肩書」となりうる場所と縁があったのかもしれません。

日常に彩りを添える大切なもの

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夫婦関係が、かけがえのないものであることを想起させる声です。

。一緒にいると明るくなる」(51歳/コンピューター関連技術職)

宝物。なくしたくないものだから」(56歳/技術職)

他にも、ダイヤの産出地である「ギアナ高地」という、難易度が高めの回答もありました。掘り下げるのは大変だが、輝く宝石が埋まっている……という意味ではないかと推察します。

2人で「ミッション」をクリアする催し

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2人で協力して同じ目標や困難に立ち向かっていく様子は、以下のような言葉で例えられていました。

冒険。夫婦2人で力を合わせて、子育てや家事、親の介護、仕事、近所づきあいなど未知の世界を進んで行くから」(55歳/総務・人事・事務)

「結婚生活は富士登山。疲労もあるが、いい景色を見ながら2人で登頂すると、達成感がある」(73歳/その他)

学園祭の前夜祭みたいな感じです。毎日何かしらバタバタしていて慌ただしいです」(44歳/コンピューター関連技術職)

苦労しながらも、協力して進む中で開けていく景色。その感動をシェアできる相手がいると、喜びが増幅しそうですね。

亀裂の入った夫婦関係の修復の難しさを表す言葉

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1度壊れたら修復が難しい。そんな関係性を表す言葉です。

「結婚生活は、陶器。壊れたら簡単に戻らないから」(37歳/デザイン関係)

。1度切れたら元通りには戻らない」(61歳/その他)

日常生活のすれ違いや、価値観の違い、嘘や裏切りによって亀裂が入ってしまったら、信頼関係をもとに戻すためには大変なエネルギーを要します。同様の理由で、ガラスや砂の城に例える人もいました。

熟成した「酒」のような味わい

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夫婦関係をお酒に例える声です。

ワイン。年月とともに熟成して深い味わいになる」(45歳/法務)

日本酒。冷やしても温めても味が出る」(57歳/金融関係)

「劣化」ではなく「熟成」。「アツアツ」でなくても「味が出る」。まさに「うまい!」という感じですね。

なかなかうまくかみ合わない2人

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夫婦のコミュニケーションがなかなか思い通りにいかないことを表す言葉です。

ジグソーパズル。少しづつ組み合わせていき、上手くはまったら楽しいが、うまくいかない時の方が多いと思う」(68歳/総務・人事・事務)

通じない電話、話し合うことがない」(66歳/総務・人事・事務)

夫婦はもともと他人。全ての意見がピタリと合い、常にこちらが望んだ回答が返ってくるわけではありません。良くも悪くも、予定調和とはならない関係でもあるようです。

「結婚は○○である」こんな回答も…

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今回のアンケートでは、こんな回答がありました。

車の両輪。片方だけに荷重がかかれば、車はまっすぐ進まない。両輪がかみ合えば、心地よい乗り心地になる」(72歳/技術職)

シーソー。バランスが大事」(41歳/その他)

高級車。燃費(生活費)がかかる」(75歳/会社経営・役員)

。相手がしている行動は自分がしている行動と同じ」(35歳/技術職)

。その工程でいろいろな体験ができる」(72歳/公務員)

たった一言から、結婚生活の年輪を感じさせる回答が多数寄せられました。

 

以上、結婚生活にまつわるアンケートの内容をご紹介しました。

世の中には、結婚にまつわるいろんな言葉があふれています。自分の体験をもとに「結婚は○○だ!」と一般化したくなるかもしれませんが、皆さんの回答を見ると、結婚生活は1つの言葉では形容できないようです。

最後にこんな回答をご紹介します。

「結婚生活は骨とう品。人によって価値が違うから」(72歳/公務員)。皆さんにとっての結婚生活は、何に例えられますか?

北川和子
北川和子

自治体HP、プレスリリース、コラム、広告制作などWEBを中心に幅広いジャンルで執筆中。『kufura』では夫婦・親子のアンケート記事やビジネスマナーの取材記事を担当している。3児の母で、子ども乗せ自転車の累計走行距離は約2万キロ。地域の末端から家族と社会について日々考察を重ねている。

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