既婚男性が思う「現実的な妻の理想の年収額」はいくら…?
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まずは率直に既婚男性が思う「現実的な妻の理想の年収額」を多かった順にみると、上位5位は以下の通りになりました。
1位:51万~100万円・・・38人(11.6%)
2位:201万~300万円・・・35人(10.6%)
3位:151万~200万円・・・33人(10.0%)
同率4位:301万~400万円・・・30人(9.1%)
同率4位:401万~500万円・・・30人(9.1%)
上位5位までの金額は全て“500万円以内”となり、5位までで全体のおよそ半数を占める結果になりました。6位以下は下記の通りです。
6位:101万~150万円・・・29人(8.8%)
7位:501万~600万円・・・28人(8.5%)
8位:10万円以下・・・21人(6.4%)
9位:1,001万~1,500万円・・・15人(4.6%)
10位:701万~800万円・・・14人(4.3%)
11位:901万~1,000万円・・・13人(4.0%)
12位:2,001万円以上・・・12人(3.6%)
13位:11万~50万円・・・11人(3.3%)
14位:601万~700万円・・・9人(2.7%)
15位:1,501万~2,000万円・・・6人(1.8%)
16位:801万~900万円・・・5人(1.5%)
では金額別に、夫が妻に対して望む「理想の年収額」を選んだ理由を見ていきましょう。
年収「100万円以内」を理想とする理由とは…?
null「下の子が小さいからあまり働けない」(45歳/総務・人事・事務/理想の年収額:10万円以下)
「働かなくて楽して欲しい」(50歳/デザイン関係/理想の年収額:10万円以下)
「無理なく仕事ができて、自分の時間が十分に確保されることを希望するからです」(76歳/その他/理想の年収額:51万~100万円)
「家事と子育てをきっちりやって欲しい」(61歳/営業・販売/理想の年収額:10万円以下)
「無理せず家事と両立だと、この程度が上限」(67歳/その他/理想の年収額:51万~100万円)
「稼ぎを求めてないから」(35歳/その他/理想の年収額:10万円以下)
「扶養内で働ければ気分転換にもなると思う」(60歳/その他/理想の年収額:51万~100万円)
「扶養内のギリギリ」(50歳/その他/理想の年収額:51万~100万円)
妻がハードに働くことを特に希望しない夫から、家計の助けにと、特に今話題の“扶養の範囲内”の収入を理想とする声が多く集まりました。家事や子育てに重きを置きたいという理由のほか、リタイア世代からは“ほどほどに働いて欲しい”という声が目立ちました。
理想年収101万〜200万円:「扶養内でできるだけ多く」を望む声も
null「扶養内でできるだけ稼いでほしい」(50歳/営業・販売/理想の年収額:101万~150万円)
「税金等を考慮して」(66歳/コンピューター関連以外の技術職/理想の年収額:101万~150万円)
「家事もあるので、妻自身や子どものお小遣いが捻出できればいい」(53歳/総務・人事・事務/理想の年収額:101万~150万円)
「ほどほどの収入で十分だから」(55歳/研究・開発/理想の年収額:101万~150万円)
「共稼ぎで無理のない働き方から」(57歳/その他/理想の年収額:151万~200万円)
「年収の壁の引き上げに応じて妥当な額」(46歳/コンピューター関連技術職/理想の年収額:151万~200万円)
101万円〜200万円を希望する夫からも、やはり“扶養の範囲内”という声が多く集まりました。家計も協力してほしい、でも税金も気になるという方が多いようですね。また、話題の“年収の壁引き上げ”があるのなら、その範囲内でという声もありました。
理想年収201〜400万円:「学費・老後資金・余暇資金」も欲しい
null「家事と仕事の両立をしてほしい」(44歳/営業・販売/理想の年収額:301万~400万円)
「共働きで充実した日々を送りたいから」(40歳/その他/理想の年収額:301万~400万円)
「共働きであればこのぐらい稼いでもらえたら十分だと思います」(50歳/その他/理想の年収額:201万~300万円)
「子どもの世話を中心にしてもらいつつ、一定の収入があると、子どもの将来の学費などのために安心」(48歳/コンピューター関連技術職/理想の年収額:301万~400万円)
「老後の資金を蓄えるのに十分であるから」(51歳/その他/理想の年収額:301万~400万円)
「夫婦で楽に暮らす」(56歳/総務・人事・事務/理想の年収額:301万~400万円)
「旅行費用などの余裕分が欲しい」 (69歳/総務・人事・事務/理想の年収額:301万~400万円)
理想の年収201〜400万円ゾーンでは、家事と仕事の両立、子どもの学費、老後資金、余暇資金などという様々な理由が集まりました。また、中には「現実的に可能ラインだと感じているため」(46歳/企画・マーケティング/理想の年収額:301万~400万円)というように、このくらいの金額が現実的ではないかという声もありました。
理想年収401万〜600万円:妻にはしっかり働いて欲しい
null「2人で働いて子ども2人を養えればそれで良い」(58歳/コンピューター関連技術職/理想の年収額:501万~600万円)
「子ども2人が私立大学生、私立高校生と学費がかかるので」(57歳/営業・販売/理想の年収額:501万~600万円)
「子どもの大学費用を2人で払っていかないと不足するから」(47歳/研究・開発/理想の年収額:401万~500万円)
401万円〜600万円のゾーンでは、子どもにお金がかかる世代の方から、学費を賄わなければという理由が多く見られた一方で、
「夫婦2人で1,000万円以上の年収にしたいから」(55歳/総務・人事・事務/理想の年収額:501万~600万円)
「夫婦同程度の年収がほしい」(43歳/営業・販売/理想の年収額:501万~600万円)
「フルに共稼ぎならそのくらいほしいと思う」(64歳/企画・マーケティング/理想の年収額:401万~500万円)
「できるだけたくさん収入があると助かるから」(67歳/総務・人事・事務/理想の年収額:501万~600万円)
夫婦で同じくらい稼ぎたいという意見や、できるだけ多い金額が理想的という声もありました。
理想年収401万〜600万円:「余裕」や「ゆとり」が欲しい
null「少し余裕を感じるなら、これくらいは必要だと思った」(68歳/その他/理想の年収額:901万~1,000万円)
「家族4人が楽に暮らせる金額」(66歳/その他/理想の年収額:801万~900万円)
「生活にゆとりができる」(60歳/会社経営・役員/理想の年収額:701万~800万円)
「楽しみながら生活ができること」(39歳/研究・開発/理想の年収額:901万~1,000万円)
「海外旅行をしたい」(74歳/その他/理想の年収額:701万~800万円)
「優雅な生活が送れそうだから」(63歳/営業・販売/理想の年収額:901万~1,000万円)
「何不自由なしの老後が送れる」(62歳/コンピューター関連以外の技術職/理想の年収額:801万~900万円)
「育児など費用がこれからかかるから」(32歳/公務員/理想の年収額:701万~800万円)
「子どもが3人いるので、大学まで行かせるには最低限必要だから」(61歳/営業・販売/理想の年収額:701万~800万円)
601万〜1,000万円までのゾーンでは、“余裕”や“ゆとり”というワードも見てとれる一方で、子どもにお金がかかるのでこのくらいは必要なのではないかという声もありました。
理想年収1,000万円~:余裕はもちろん「投資」もしたい
null「かなり余裕がある暮らしができそう」(56歳/その他/理想の年収額:1,501万~2,000万円)
「楽して生きていけそうだから」(45歳/営業・販売/理想の年収額:1,501万~2,000万円)
「海外旅行に行ける年収」(76歳/その他/理想の年収額:1,501万~2,000万円)
「僕が働かなくても大丈夫になるから」(41歳/その他/理想の年収額:1,001万~1,500万円)
「物価が上がり続けているから」(47歳/公務員/理想の年収額:1,001万~1,500万円)
「老後が心配なのでたくさんお金が欲しい」(53歳/総務・人事・事務/理想の年収額:2,000万円以上)
「広いうちに住みたい。海外旅行にもいきたい」(68歳/その他/理想の年収額:2,000万円以上)
「投資ができるくらい」(57歳/コンピューター関連技術職/理想の年収額:1,501万~2,000万円)
1,000万円以上と回答したゾーンを見ると、海外旅行や広い家といったキラキラした理想が上げられる一方で、“投資”をして貯めるだけでなく増やしたいという声も見られました。
いわゆる「年収の壁」どう考える?
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今回のアンケートによる既婚男性側の意見を見ると、「扶養の範囲内で働いてほしい」 という声も多く、税金や社会保険の負担を気にしていることが分かります。
一方で、「共働きである程度の収入を得てほしい」 という考えの人も多く、特に子育てや老後資金を考慮する人からは、高収入を希望する声が上がっています。
「妻には楽をしてほしい」「家事や子育てに専念してほしい」 という考え方がある一方、「夫婦で同じくらい稼いでいきたい」「老後のためにしっかり働いてほしい」 と考えている既婚男性も。これは、それぞれの家庭の経済状況や価値観によって大きく異なる部分かもしれません。
今話題になっている「年収の壁」ですが、これまではすべての納税者が控除される基礎控除の48万円と、給与所得控除55万円を合わせて103万円を超えると、所得税に加えて復興特別所得税が課されることになっていたので、103万円という金額を意識している方が多かったと思います。103万円を超えてしまうことで、本人や親、配偶者の税負担が増えるので、労働者は働き方を調整する一方で、社会的には労働力が不足するという問題が起こっていました。
この「年収の壁」については、103万円から160万円(基礎控除95万円、給与所得控除65万円)に引き上げられる案が審議中です。
また特定扶養控除となる19歳以上23歳未満の扶養家族(主に大学生)を持つ世帯の税負担を軽減する制度では、150万円に金額が引き上げられることになっていて、お子さんのアルバイト額も今よりもゆとりを持つことができるようになります。
年収の壁の具体的な金額については、これからも調整することが議論されていますが、今回のアンケートでも多くの人が意識していたように、「税金の負担はできれば増やしたくない。でも物価高も続いているので、上手に家計の足しにするために働きたい」という声が多いのが現実です。
皆さんは既婚女性の働き方にどのような意見を持っていますか? 既婚女性の理想の年収とともに、現実的に働き方を考えていく必要がありそうですね。
今回のアンケートでは夫が思う「妻の理想の年収額」を聞きましたが、次回は妻に「自分自身の理想の年収額」を聞いています。ぜひ、あわせて読んでみてくださいね。

大学卒業後OLから25歳でアナウンサーへ転職。テレビ、