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2025年こそお金を貯めたい!500人に聞いた「取り組みたいマネープラン」1位は?

物価上昇、円安、歴史的な株価乱高下など、家計に厳しかった2024年、お金に対する意識が高まったという人が多いのではないでしょうか。そこで『kufura』では、20代以上の男女500名にアンケートを実施し、「2025年にやりたいと思っているお金に関するプラン」を教えてもらいました。すぐにでも始められるお手軽プランから、1年かけてじっくり取り組みたいビッグプランまで、みなさんいろいろ考えているようです。ぜひあなたの2025年のマネープランの参考にしてみてはいかが!?

「投資」や「ポイ活」を始めたいと考えている人は2割以上

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まずは「2025年、お金に関してやりたいこと」を調査。その回答をランキングでまとめてみると、最も多かったのは税制優遇などでも注目されている「投資」と「資産運用」。次いで「ポイ活」の人気が高いことがわかりました。もちろん、リスクなどを何も考えずに手軽にできる「貯金」とか「節約」と考える人も多数。では実際にどんなことを行うのか、みなさんが計画をしている具体的なマネープランを聞いていきましょう。

1位 「投資・資産運用」……22.4%(112人)

多くの金融機関で取り扱いがあり、税制優遇措置が使えることでも注目されている「投資」による資産運用。具体的な方法を答えてくれた人の中では「株式投資」を考えている人が最も多くて36人、次いで「NISA」が21人、「投資信託」が17人でした。また「株式投資」と答えた人の中には、株主優待に期待しているという意見も。「預金と投資のバランスを考え直す」とか、「ポイ活と投資を両方やる」といった独自のマネープランを立てている人もいました。また人数は多くなかったのですが、「不動産投資」「金・プラチナの購入」「外貨預金」「仮想通貨」などで投資を考えている人もいました。

「不動産投資を始める」(34歳男性/その他)

「株式投資で優待券ゲット」(46歳男性/公務員)

「低リスクの投資を考える」(54歳男性/その他)

「コツコツとつもり貯金をして、まとまった金額になったら金やプラチナの定額購入のスポット買いに充てたい」(59歳男性/営業・販売)

「国内株式の保有銘柄を減らし、不動産小口商品の割合を増やす。年齢に応じて、リスク度を減らしながらも、利回りを考えて、複利効果を発揮させる」(60歳男性/会社経営・役員)

「2024年にNISAを始めたので、引き続き投資を続けたい。非課税枠を使い切る予定」(62歳男性/その他)

「投資・資産運用」に関しては、50代以上が積極的に運用していることがわかりました。中には、70代、80代の人でこまめに資産管理を行い、趣味になっているという方もいました。

2024年のDIMEトレンド大賞は「新NISA」でした。

2位 「ポイ活・ポイントを貯める」……21.4%(107人)

「投資・資産運用」より手軽にできて、リスクも少ない「ポイ活」はいまや立派なマネープランの一つ。難しい金融や経済の知識がないという人でも始めやすく、日常の買い物でも貯めやすいことから、幅広い世代に人気です。

「ポイ活を徹底的にする」(21歳男性/学生・フリーター)

「引き続きポイ活頑張ろうと思います。やっとポイ活貯金が10万を超えました」(36歳男性/デザイン関係)

「ウォーキングの歩数でポイ活のポイントを貯めて、ランチに美味しい物を食べる」(47歳女性/営業・販売)

「普段使っているお店のアプリを入れてクーポン、キャンペーンを活用してポイントを徹底的に集める」(71歳女性/主婦)

買い物に行く機会が多い若者や主婦層で活用している人が多いポイ活。簡単に始められるとはいえ、アプリで貯めたり、クレジットカードで貯めたり、キャンペーンを利用したり、貯め方にはさまざまな方法や工夫があるので、お得にポイ活をしたいと考えている人は、研究する必要があるかもしれません。

ポイ活はかなり浸透している模様。

3位 「貯金・預金・貯蓄」……15.8%(79人)

お金を貯める最も簡単な方法と言えば「貯金・預金・貯蓄」ですが、一般的に金利は相当低いので、資産を増やす方法としてはお得感は少ないかもしれません。とはいえ、最も手っ取り早くお金を保管でき、出し入れもしやすく、リスクも少ない点を考えると、ほとんどの人が利用していますし、リスクがない分、コツコツ貯めて資産運用の一部にしているという人もいるようです。具体的には金利が少しでも高めの「定期預金」や「外貨預金」を行っているという意見が目立ちました。

「給料のいい会社に転職して貯金する」(45歳女性/営業・販売)

「投資はせずに貯金を殖やす」(60歳男性/その他)

「今後、金利が上昇すると思われるので、定期預金に期待して、お金の運用したい」(64歳男性/その他)

4位 「節約」……7.4%(37人)

資産を増やす方法として、意外と侮れないのが「支出を減らす」という方法。ついつい「お金を増やす方法」に目が行きがちですが、簡単にできて効果的なのが「無駄な支出を辞めること」。生活に必要なお金を減らすのではなく、無駄遣いを減らすだけでもかなりの節約になります。また「〇〇を買うため」など目標を決めて、節約をしている人も多いようです。

「細かな無駄を省いて節約する」(33歳女性/弁護士)

「食費とお酒の節約」(40歳女性/その他)

「節約の一択です」(61歳女性/総務・人事・事務)

「無駄遣いを減らして自分の好きなことにお金を使えるようにすること」(71歳男性/公務員)

5位 「宝くじ」……1.8%(9人)

誰もが一度は憧れたことがある「宝くじ」の当選。こればかりは運の要素が強いので、資産運用の賢い方法とは言えないかもしれませんが、一攫千金の夢を見ることはできますね。

「宝くじにて、高額を当てる」(34歳女性/総務・人事・事務)

宝くじは買わないと当たりませんから!

5位以降では、「クレジットカードを減らす」「電子マネーを利用する」「借金を減らす」「家計簿をつける」「副業をがんばる」といった人がいました。また60代以降の人達も積極的に「収入を増やしたい」「賢く資産運用して稼ぎたい」と思っている人が多く、「生前贈与」などで「終活を兼ねたマネープラン」を行っている人も少なくないようです。

「なるべくお金を使わない」(23歳女性/その他)

「現金を持ち歩かず、電子マネーなどの利用を増やす」(48歳男性/コンピューター関連技術職)

「毎月、贅沢な外食を行う予定。よって家計費に別枠を設けるつもり」(57歳男性/その他)

「相続問題で定期的に妻子どもたちに贈与を始める」(76歳男性/その他)

「何かしら少しでも良いからお金を稼ぎたい」(84歳男性/その他)

お金のためだけじゃない!生きがいとして考える人も

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では、どうして「お金に関してやりたいこと」があるのでしょう。その理由について尋ねたところ、多くの人が、「収入を増やすため」「物価上昇対策として」「家計の足しに」「老後のため」などをあげていました。

一方で、「趣味のため」「楽しいから」「暇な時にできるから」など、「お金が欲しいから」という目的でなく行っている人も。また「手持ちの資産を放置しておくのはもったいない」「お金に働いてほしい」という意見を持つ人もいました。また各プランごとにはこんな意見も。

■投資する理由……
「周りに安定した不動産投資による利益を出している人がいるから」(34歳男性/その他)
「NISAは貯金よりいいから」(52歳女性/主婦)
「トランプ大統領効果と日本の経済回復に期待」(66歳男性/会社経営・役員)

■ポイ活をする理由……
「すき間時間を有効に使いたいから」(56歳男性/営業・販売)
「老化防止にもなります」(81歳男性/その他)

■預金をする理由……
「普通預金があると、予定以上に使ってしまうので、使う前に引き落とされるように積立預金をする」(53歳女性/その他)
「金利が上がりそうなので。リスクミニマムで少しでも資産を増やしたい」(60歳女性/主婦)

■節約をする理由……
「運用などは難しくてよくわからないので、貯め方よりも使わない方を気にしたいです」(61歳女性/総務・人事・事務)

■クレジットカードを増やす理由……
「キャンペーンとポイ活のため」(62歳女性/その他)

■外貨建て保険を始める理由……
「利率がビックリするほど高いから」(74歳女性/主婦)

■宝くじを買う理由……
「一攫千金で盲導犬を育成に寄付。まずは10頭分ほど」(75歳男性/その他)

人それぞれ細かい目的は違えど、やはり自分や家族の将来のためにマネープランを立てている人が多いですね。

人の数だけ、いろんなマネープランがあるのです。

さまざまなマネープランが出てきましたが、あなたが取り組めそうなものは見つかりましたか? マネープランを考えるうえで大切なことは「続けられるか」ということ。日常生活を送るうえで、苦にならず、楽しみながら取り組めることを見つけていきたいですね。

ちえ
ちえ

エディター・ライター歴20年以上。女性誌やアウトドア雑誌、情報誌、スポーツ誌(自転車雑誌、水泳雑誌)などで執筆。2017年から主人の仕事に帯同しアメリカに移住。小学生の男児、中学生の女児とともに、異国の地での生活に奮闘しながら、執筆活動も継続中。現在はニュースや海外生活情報などを担当。アウトドアと旅行が大好き。趣味はパン作り。

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