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もし、夫に「自分と結婚してよかった?」と聞かれたら、妻はどう答える?…社交辞令からガチの本音まで

毎日、同じようなことが繰り返される結婚生活。何を食べ、何にお金と時間を使うのか。たくさんの選択や雑事に追われていると、互いの気持ちを確認し合う機会が減っていきます。でも「自分と結婚してよかったのか」と配偶者に確かめたくなる瞬間がおとずれるかもしれません。

『kufura』編集部は、既婚女性83人にアンケートを実施。「もし、夫から“自分として結婚して、よかったと思っているか”と聞かれたら、どう答える?」という質問を投げかけてみました。

【夫の気持ち】編に続き、今回は、既婚女性から寄せられたさまざまな回答をご紹介します!

互いの「苦手」をカバーし合えてよかった

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自分と真逆な部分もある夫に向けた言葉です。

よかったと思う。信用できる相手と結婚できたことと、得意分野・苦手分野がお互い真逆なことでうまく助け合えていると思っているから」(45歳/その他/結婚11年目)

本当によかった。おおらかで優しいので、せっかちで不安がりな私にピッタリ」(39歳/その他/結婚9年目)

身近な他人である「夫」の長所を通じて見えてくる、自分の短所。互いの苦手と得意を受け入れ合って、居心地の良い関係を築いていることが伝わってきますね。

「本音はボカして」穏やかに答える

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“よかった”と答えるものの、本音は隠すという声です。

「“よくわからない”と答える。“よくない”と思っている本心は言わないでおく……」(55歳/主婦/結婚17年目)

「“まあよかった”と儀礼上、答える」(34歳/会社経営・役員/結婚11年目)

「心からの言葉ではないが“もちろん。こんなに私のこと思ってくれる人はいないもの”と答える。否定的なことを言おうものなら喧嘩になるだけだから」(68歳/総務・人事・事務/結婚38年目)

無邪気に「よかった」と答えられる心境ではないけれど、あからさまに後悔をぶつけるほどでもない。不満と折り合いをつけつつ、夫婦間に波風が立つのを避けて、今日も日常はまわっているのでしょうか。

「優しい人」でよかった

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夫の優しさや気遣いに関する声です。

「“よかったよ”と答えます。結婚してからずっと変わらず優しくて包容力のある夫のおかげで幸せな日々を過ごせているので」(53歳/主婦/結婚31年目)

「“よかった”。実際に仕事も同じ業種で話が悩みも相談できるし、私が怒ってもけんかにならないように気遣ってくれて助かっている」(58歳/総務・人事・事務/結婚20年目)

結婚後に態度が豹変……なんてことはなく、20年、30年たっても変わらず優しいままの相手の「素」に感謝の声も寄せられています。

含みを持たせた答え方をする

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「よかった」とも「悪かった」とも言わず、含みを持たせた答え方も。

「弱い私を強くしてくれたので、その点はよかったと思う」(49歳/総務・人事・事務/結婚10年目)

「“よかったと思わない。だけど普通に生活が出来るからありがたいとは思う”と答える」(51歳/主婦/結婚17年目)

「“人生は終わってみないと分からない“と言います」(55歳/主婦/結婚28年目)

長い期間を一緒に過ごし、これからも一緒に過ごすかもしれない相手。現時点では「よかった」と総括できない複雑な心境もあるのかも。

「結婚したのは、よくなかった」と答える理由は?

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「結婚してよかったと思わない」と答えて相手に苦言を呈したい、という声です。

「“あんまりよくなかった”。子どもの面倒をもう少ししてほしかった」(45歳/主婦/結婚15年目)

よかったと思ってない。卒婚希望。いちいちとげのある言葉を言われ、気に入らないことは怒鳴り散らされ、同居の義母が入院したら“寂しいなあ。寂しいなあ”と何度も言われ、もううんざりだから」(60歳/主婦/結婚34年目)

日々の暮らしの中で不満が蓄積しているケースもあるでしょう。回答者は、どうしても許すことのできない過去を胸に抱えているようです。

つらいときも一緒にいられたから、よかった

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支え合える相手がいることへの感謝の声です。

「“よかったよ”。病気になった時も助けてもらえて今があるので、感謝している」(43歳/主婦/結婚19年目)

「“よかったよ”と答える。相手が夫じゃなきゃ自分は生きてなかった思うから。息子が亡くなって、もう赤ちゃん望めなくて、それでも別れず一緒にいてくれたから」(43歳/主婦/結婚11年目)

「“結婚してよかったと思う。あなた以外にはいません”と答える。お互いの病気など、良くない時期も支え合えるから。人間として信用できるから」(47歳/主婦/結婚22年目)

健やかなときだけでなく、病めるときも、絶望の最中にいるときにも、互いの手を取って歩んできたことがうかがえます。

結婚生活が「楽しい」からよかった!

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最後は「楽しい」という声です。今回の自由回答で最も多く登場したキーワードが「楽しい」という言葉。寄せられたのは、こんな回答でした。

「“毎日楽しい! 結婚してくれてありがとう!”と答えます。私の独特の感性とオタク趣味を理解してくれるのは夫だけなので 」(41歳/主婦/結婚18年目)

「“腹が立つこともあるけど、子どもと過ごすときも、2人きりで過ごすときも、楽しいことのほうが断然多いから、運命の人と結婚したと思う”と答える」(42歳/パート勤務/結婚16年目)

「“よかったよ”。色んな所に住めて楽しい。転勤は大変だけど色んな土地に住めて、色んな人との出会いがあって楽しんでいるから」(41歳/主婦/結婚10年目)

「“よかったよ”。決断力があり、子煩悩で優しく、いつでも大黒柱としてがんばっているから。一緒に居て、笑いが絶えず楽しいので、いつまでも一緒に長生きしたい」(69歳/主婦/結婚45年目)

結婚10年以上たって、関係性が成熟した頃に「楽しい」という言葉で結婚生活を形容できるのは、とても素敵なことですね。

 

今回は、もし夫から「自分として結婚して、よかったと思っているか」と尋ねられた場合、既婚女性はどんなふうに答えるのか、聞いてみました。

つきあいたての恋人のようにいつも情熱的な言葉を交わし合うのもいいけれど、愛情確認をせずに淡々と変わらぬ日常を続けられるのも、夫婦の滋味。でも、穏やかに会話を交わす関係性を保てているのなら、たまには「結婚してよかったどうか」についてゆるりと語り合ってみるのもいいかもしれません。

既婚男性の声もあわせて読んでみてください。「こんなことを考えているのね!」と、ちょっと泣けるかも……!?

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