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今になって痛感…「結婚前にパートナーと話しておけばよかったこと」は?男女149人の声

子どものこと、家のことなど、価値観や考え方の違いでパートナーと意見がぶつかることがあるかもしれません。そんなとき、「結婚する前にもっとしっかり話し合っておくべきだったかも……」と思ったことはありませんか?

そこで、『kufura』では20~50代の既婚男女149名にアンケートを実施。「結婚前にパートナーと話し合っておけばよかったと痛感すること」について、聞いてみました。

これからも必要不可欠なものだから…「お金のこと」

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「お金の管理。やりくりなどの細かいところを決めたい」(37歳/男性/総務・人事)

「お金のやりくりについて。共同の財布を持つかどうかについて話し合っておけばよかったと思いました」(32歳/女性/主婦)

「きちんと税金は支払っているのか、未納の分はないのか聞けばよかった」(43歳/女性/主婦)

「お金の管理の方法。将来の為にお金を貯めたいけど、今の為にお金を使いたいというダンナと将来の為に貯金をしたいという私で、お金が貯まらないので、もう少しお金のことについて話し合っておくべきだったと思います」(59歳/女性/主婦)

「金銭的なこと。もう少し貯金することを話し合っておけばよかった」(52歳/男性/その他)

「資産運用について。2人とも増やすという観点でなにも対策をせずにきてしまいましたので、もっとお金について話し合っていれば良かったと思っています」(47歳/女性/その他)

「将来の貯蓄額について。最初に目標額を共有しておくべきだった」(38歳/男性/研究・開発・技術者)

多くの回答が集まったのが、家計のやりくりや貯金の目標額、老後資金のことなど、お金に関することでした。共働きで財布を分けている場合、相手の貯蓄額は知らない……なんてことも少なくないのかも。生活のためには必要不可欠なものだからこそ、今からでも、きちんと考え方や価値観を共有しておくといいのかもしれませんね。

なあなあにはできない「子どものこと」

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「子どもは何人欲しいか?という事をちゃんと話しておけばよかったと思います。僕は3人は欲しいと思っていたけれど、妻は実際に子どもを産むと2人で精いっぱいと話してきたから」(53歳/男性/その他)

「子どもをつくるかどうかについて、もう少しきちんと意識を合わせておけばよかった。欲しい方と欲しくない方で分かれてしまうと嫌な空気になってしまう」(42歳/男性/その他)

「子どもの世話。片方が子どもの世話ばかりすることが多いので、話し合いをしておけばよかった」(43歳/女性/その他)

「子どもが生まれてからの生活について。子どもを中心においた生活のことを、もっと具体的に話しておけばよかった」(40歳/男性/その他)

「私は子どもにいろいろ経験させてあげたくて習い事にも積極的ですが、パートナーは子どもは自然と育つという考え方なのでたびたび衝突します」(30歳/男性/その他)

「子どもの学校の事。私は私立に行かせたかったのに、夫は公立で良いという考えだったので、子どもが生まれてから揉めました」(53歳/女性/主婦)

子どもに関する回答も数多くありました。人生を共にする以上、「子どもを何人欲しいのか?」や、生活スタイルについては、できれば同じ考えであってほしいものですよね。子どもが生まれてからは、育児方針、教育方針などでパートナーと意見がぶつかることがあるようです。

夫婦げんかの火種となりかねない!?「家事分担」について

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「家事の分担。お休みの日は特に痛感します」(47歳/女性/主婦)

「家事分担。いつの間にか食事作りは私の仕事になっているので」(39歳/女性/主婦)

「家事の分担。お互い仕事してるので家事を分担したいが、協力してくれない」(54歳/女性/営業・販売)

「家事の分担について。手伝いではなく分担!」(46歳/女性/主婦)

「家事の分担は、絶対に決めておくべきだったと思います。今は、全て私がやっているので」(43歳/女性/主婦)

「特にないが、お互いの家事負担をどうするかは話し合った方がいい。女性に全て任せるのではなく、男性も簡単な家事、ごみ捨てやお風呂掃除などできる範囲を話し合った方がいい」(42歳/男性/総務・人事)

女性からの回答が多かったのが、家事について。今回はアンケートでは、「気づいたら妻ばかりが負担している」というケースが目立ち、「もっと分担について話しておけばよかった!」と不満がちな声がたくさん聞かれました。

避けては通れない「親」のこと

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「将来、親と同居するかどうか」(45歳/女性/主婦)

「どこら辺に家を建てるかということ。夫の実家に近い方か、私の実家に近い方か」(41歳/女性/主婦)

「お互いの親の老後をどうするか。親も歳をとって介護が必要になってきたから」(57歳/女性/主婦)

「義母が色々なことに首を突っ込むので、答えたくないプライバシーについて釘をさしておくべきでした」(45歳/女性/主婦)

「冠婚葬祭の付き合いについて。夫の実家の冠婚葬祭が相場より派手なことに驚いた(規模が派手とかでなく金額のみの話)ので、前もって話せばよかったなと思う。とても田舎で一般的な相場と比べておかしくても、お父さんのときはこれぐらい払ったから自分たちも払うのが当然と、義両親たちも払っているが、納得できない」(39歳/女性/公務員・団体職員)

「配偶者の親や親族との付き合い方。必要以上に付き合いたくないから」(50歳/女性/主婦)

両親・義両親とのかかわり方についても気になるところ。親の介護問題に直面している方も少なくありません。それぞれの親や親族とどんな風に付き合っていくべきか、どんな距離感でいるべきか、悩んでいる方が多いことがうかがえます。

その他にはこんな声も…

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「家を買うか、賃貸でいくか。ずっと賃貸がいいと言うが、歳をとってからの住み替えにはハードルがあるのに、なかなか納得してくれないので喧嘩になる」(50歳/女性/主婦)

「なんでも相談しとけばよかった。後でオオゴトになることが多々あった」(42歳/男性/パート・アルバイト)

「お互いの距離感について。互いに自分を大事にする時間を作りたいから」(28歳/男性/研究・開発・技術者)

「なんでも2人一緒ではなく、個人の遊びや趣味に干渉しないこと」(49歳/女性/その他)

「趣味の範囲。夫は子どもができても趣味優先。お金もかかって本当嫌になる。結婚前に話しておけばよかった」(27歳/女性/その他)

生活に直面することの他にも、趣味や2人の距離感などについての回答も寄せられました。お互いに“個”を尊重する時間をもちたいと考える人は多いようです。

 

今回、さまざまなことに「話し合っておくべきだった」という答えが集まる一方で、「コミュニケーションは取れている」「その都度で話をしているので問題がない」といった回答もありました。人生は、予想もしない展開が起きることだってあるもの。そんなときは、都度、しっかりとパートナーと話し合える関係性であるといいですね。

 

文/佐藤まきこ

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