優しくて、思いやりのあるところ
null「優しいところ。私の友達や親戚にも親身になってくれるような性格で、誰からも慕われます。結婚を決めたポイントのひとつです」(50歳/主婦)
「優しいところ。私がしんどいときは代わって何でもしてくれるところ」(69歳/主婦)
「昔から変わらず、気がきく。優しい。変わらない」(48歳/総務・人事・事務)
自分の妻に対してのみならず、周囲の人たちにも思いやりをもって接することのできる、うわべだけでない「優しさ」を、いちばんに挙げる声が目立っていました。
家族を大切にしてくれるところ
null「亭主関白ではなく対等に意見や考えを聞いてくれるところ」(66歳/主婦)
「仕事をきちんとして家族を思ってくれるところ」(49歳/営業・販売)
「子どもの言うことをちゃんと聞くこと。話を聞いてあげられること」(55歳/主婦)
「どんなに仕事で疲れていても、週末になると子ども2人を連れて公園で一緒に遊んであげたり、一緒に買い物に行ってお菓子やおもちゃを買ってあげたり、すべて子ども優先で子どもの目線になって物事を考えてくれる優しい性格なところ」(69歳/主婦)
恋愛期や新婚時代を経て、しだいに“家族”という関係へ変化していくなかで、まっすぐに家族に向き合い、尊重してくれる姿勢は大切なポイント。妻の話や子どもの話をきちんと聞くなど、日々の行動から、妻たちはしっかり感じとっています。
一緒にいて疲れない、居心地が良い
null「一緒にいて疲れたことがない」(65歳/主婦)
「人をありのまま受け入れてくれるところ。一緒にいて自分が自然体でいられるし、他の人だと緊張感を持ってしまうが、夫といるときは楽にしていられる」(51歳/その他)
「気をつかわず、言いたいことが言える」(49歳/主婦)
「価値観が同じ。心底信用できる人。定年して、いまは毎日一緒にいるけれど、穏やかに過ごしている」(60歳/主婦)
人生のうちの長い時間を一緒に過ごす相手だからこそ、ありのままの自分を受け入れてくれ、自然体でいられることは、大きな安らぎにつながりますよね。
話していて楽しい、刺激がある
null「頭の回転が速いところ。真面目な問題を解決するときも、面白いジョークを思いつくときも、いつも素早く的確で、一緒に暮らしていて頼りにもなるし毎日が楽しいです」(60歳/主婦)
「主人はしっかりしているようでたまに抜けているところもあり、面白い性格だなぁといまだに思います」(60歳/主婦)
「常に行動的でだらだらしないところがボケ防止にもなり、うれしい。自分の自由時間を束縛しないことは助かる」(69歳/その他)
その人の性格そのものが面白かったり、ユーモアのある話題を提供してくれたり、毎日毎日、一緒に過ごすなかで、何かと刺激があって退屈しないことも、「この人と結婚してよかった」という思いに大きくつながっているようです。
お金に関する感覚が合う
null「ケチではない、質素倹約だが大事なところは出し惜しみしない」(58歳/主婦)
「お金にそれほど執着がなく、無駄遣いしないところ」(57歳/主婦)
「少ない小遣いで、仕事の辛さは口に出さない。それでも毎日会社に行って給料を稼いでくれている」(65歳/主婦)
「お金に対する考え方の一致・不一致」は、夫婦の関係性に大きく関わってきますよね。生活を共にする相手だからこそ、互いの経済感覚が合っていることも、結婚生活を長く続けるにはとても大事なようです。
妻を理解し、自由にさせてくれる
null「何をしても怒らない。文句を言わない。休日は自由にさせてくれる」(56歳/主婦)
「優しいところ。家事が手抜きでも一切文句を言わず、むしろしたことにありがとうと言ってくれること」(46歳/主婦)
「家事を手伝い、主婦の辛さも感じてくれるようになってくれたこと」(58歳/コンピュータ関連以外の技術職)
「穏やかなところ。あまり怒ったことがなく、私の行動に文句を言わないところがいいです」(75歳/主婦)
自分のことを理解してくれ、たいていのことは「大目に見てくれる」、そんな夫の寛大さに救われているという声も。一歩進んで、主婦目線で家事の負担を理解し、手伝うといった行動も、妻の気持ちをおおいに開放してくれます!
趣味や価値観が合うところ
null「物事の見識や見解が似通っているので話が合う」(58歳/営業・販売)
「価値観が合うところ」(63歳/会社経営・役員)
「クラシック音楽好きなところ。アーティストや曲が説明なしで話が進められる」(52歳/主婦)
「一緒に好きなゴルフに行くこと」(58歳/主婦)
「社交的でないこと。自分もそうなので人付き合いが少なくて助かる」(61歳/主婦)
共通の趣味をもっていたり、基本的な価値観が合っていたり、そういったことも夫婦の生活を長く円満に続けるための秘訣になっているようです。
自分にないものを持っているところ
null「神経質ではないところ。私が神経質なので、ちょうどよいです」(45歳/主婦)
「平静心を失わないこと。何が起きても悠々と、的確にプラス思考で判断でき、心配性な私にはとても頼りがいがあるし、学ぶことが多いです」(65歳/主婦)
「私の苦手な人付き合いを代わってくれる。人当たりがいいので、私は隣でニコニコするだけで自然と憎まれない。手先が器用で不器用な私をフォローしてくれる」(58歳/主婦)
「とても手先が器用。私が不器用なので器用なところにいつもあこがれを感じます」(66歳/コンピュータ関連以外の技術職)
夫婦の二人三脚は、ある程度価値観が似ていることも大切ですが、逆に、「自分にない部分があるから、頼りになる」という意見も多数。生活面でも精神面でも、自分に欠けている部分を補ってくれると、とっても心強いですね。
どんなときでも頼りになる
null「いつも自分を見ていてくれるところ。私の生活を理解していて、どんなときも力になって支えてくれるし、気落ちしているときや、体調が悪いときも、さり気なく距離を保って見守ってくれます」(50歳/その他)
「楽天家なところ。コロナで仕事が大変になったり、大病が発覚したりしたときでも、前向きに捉えて明るくいてくれるので安心できる。逆に励ましてもらえるから」(49歳/主婦)
「落ち込んでいるときなどに、夫の天然的な明るさに救われるから」(74歳/その他)
長い人生はいつも順風満帆とはいかず、不調やトラブルもつきもの。ピンチのときの対応に、夫の「明るさ」「強さ」「思いやり」を目の当たりにして、「結婚してよかった」と感じ、夫婦の絆が深まっていく様子がうかがわれました。
いかがでしたか?
長い結婚生活のあいだには、家族形態や仕事、心身の状態など、さまざまな面で変化が訪れ、それを共に乗り越えていくのが“夫婦”なのだということを、先輩たちの声から改めて感じました。
「家を建てられたから」「プレゼントをくれる」といった面よりも、圧倒的に多かったのは夫の「人となり」に関係するものだったのが印象的でした。
10年後、20年後も、「この人と結婚してよかった」と思い合える関係を築いていけるよう、日々の心がけを大切にしたいですね。