疲れ果てたとき、パートナーに望むことはなに?
null今回のアンケートでは164人の方に答えていただいたのですが、まるで示し合わせたかのように、同じような回答が並びました。
回答内容は大きく分けて3種類。順にご紹介していきましょう。中には、ちょっと涙が出そうなコメントも……。
ダントツだったのは「家事を手伝って!」の声
null「疲れたときにパートナーに望むことは?」という問いに対し、50人以上の女性が即答したのが、家事にまつわることでした。
「料理を作るところから片付けまでやってほしい」(41歳/営業・販売)
「家事を手伝ってくれたらいいのに、と思う」(36歳/兼業主婦)
「家事を一緒にしてほしい」(47歳/総務・人事・事務)
「気づいて率先して行動してほしい」(29歳/総務・人事・事務)
「言われなくても家のことをやってほしい」(36歳/総務・人事・事務)
全ての家事を代わってほしいわけでなく、疲れているときに少しでも察して自ら動いてほしいという回答が目立ちました。
「疲れているときはちょっと休ませて…」という切実な声
null続いて、多かったのが「休ませてほしい」という声。164人中、30人の女性が回答しています。
「そっと休ませてほしい」(41歳/金融関係)
「寝かせて」(46歳/その他)
「1日寝かせてほしい」(43歳/その他)
「とにかく、寝かせてほしい」(42歳/その他)
「1人にしてほしい」(36歳/兼業主婦)
「1人の時間を作ってほしい」(26歳/営業・販売)
疲れて体調が悪いときに、「ご飯はまだ?」「子どものおむつ替えないの?」とアレコレ要求されると、「たまには休ませて……」といった気持ちになる女性は多いでしょう。
「寝かせて」という回答が特に多く見られました。
頑張っているのに…「ねぎらいや労わりがほしい」との声
null続いて20人の女性からは、疲れているときこそパートナーには“労わり”や“優しさ”を感じるような態度をとってほしいという要望がありました。
「優しい言葉がけ」(34歳/兼業主婦)
「“お疲れ様”という言葉がほしい」(29歳/その他)
「ねぎらいの言葉とサポートがほしい」(43歳/総務・人事・事務)
「優しく話を聞いてほしい」(30歳/兼業主婦)
「ぎゅって抱きしめてほしい」(41歳/アルバイト・学生)
疲れには、“心の疲れ”と“体の疲れ”があります。身近な人からの温かい言葉は、じんわりと心に効くものですよね。
「お願い、今日だけは家事の手抜きを許して…」との声も
null最後に、少数意見ではありましたが、疲れてしまったときには家事や育児をカンペキにできないことを「許してほしい」という声もありました。
「家事や子育てが適当になっても気にしないで欲ほい」(31歳/兼業主婦)
「外食を許して」(45歳/金融関係)
「お惣菜・お弁当を許して」(40歳/営業・販売)
「グチを聞いて、家事をしなくても許して」(32歳/総務・人事・事務)
「気を長く持って。なんでも丸投げはやめて」(25歳/兼業主婦)
「口先だけで人を動かすな。“動かない”と悪態をつくな」(43歳/その他)
どれもささやかな願いですが、なかなか叶えられない状況だと推測できます。「許して」という言葉はなんだか切実で切ないですね……。
女性の精神的・時間的な余裕がジリ貧になっている背景とは…
null今回、家事や休息、癒しにまつわる回答が多く見受けられましたが、リクルートの『ブライダル総研』の調査によれば、小学生以下の幼い子どもがいる家庭で、妻の時間的・精神的な余裕が過去2年間で急激に乏しくなっている兆候が見られます。
「普段の生活は、仕事や家事、学業など以外に好きなことをしたり、休んだりする時間的ゆとりがある」と回答した既婚女性が、2015年に46%だったのに対し、2017年には32.7%と急落傾向にあるのです。
共働き家庭が増えているなかで、夫は相変わらず妻に家事・育児を任せることが多く、妻が“夫に望むこと”がなかなか叶えられない状況が起こりやすくなっているのかもしれません。
以上、今回は家庭を持つ働く女性が“疲れたときにパートナーに望むこと”についてお届けしました。
夫婦であれば、「もっと察してよ!」と感じる瞬間は幾度となく訪れるものでしょう。そんなときは、一方的に自分の要求だけを伝えるのではなく、同時に相手のことを理解しようとしていたのかと自分を省みることも必要なのかもしれません。
一方が疲れ果てた日には、“互いに癒し合える関係”を築き上げたいものですね。
【参考】