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「こういう人だったんだ…!」カラオケ選曲で判明する意外なパーソナリティー「ママトモ同志 #56」

コミック連載『ママトモ同志』第56話!

大人になるとカラオケに行く機会が、、余程気の合う人同士や歌が好きでなければ激減するようです。

でも、カラオケコミュニケーションって存在するんですよね。どんな歌を選ぶか、どう空気を読むかなど、いろいろと人間性や趣味嗜好が出てくる場所なのであります。

世代がわかるカラオケ選曲

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個性がわかるカラオケ選曲

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山田シャルロッテです。

みなさま、カラオケの「持ち歌」ってありますか? 「お付き合いのため、一応歌える程度のものを練習してある」という人もいれば「その場の空気を一変させる入魂の一曲を持っている」という人もいるでしょう。そして意外と、後者の人が「ふだんはおとなしくて地味だけど、歌うときだけはセンターに躍り出る」というパターンも起こりうる。これが、カラオケというコミュニケーションツールの特性です。

「人前で流行歌を歌う」という行為って、実はなかなかの「非日常行動」だと思います。一曲一曲にストーリーがあって緩急がついているので、本気で歌えば「濃くて短い一本の芝居の主人公を演じる」くらいの勢いが出てしまう。だから「ふだんおとなしい人が目立つ」ことがあるのはもちろん、「彼女いない歴=年齢キャラが、マイクを持ったら伝説のホスト化」など、その人の印象の根幹を塗り替えるくらいの、すごいミラクルも起こるのです。で、グループにひっそり、一人でもそういうタイプが混ざっていると「一緒にカラオケした」という体験が、恋愛でいう「吊り橋効果」くらい、大人同士をドキドキ&仲良しにさせる効果があるかもしれません。

筆者の実体験としては「オーガニックコットンとか着てるナチュラル系奥様が、ダンス&語尾のビブラートまで完璧に中森明菜」で大興奮したり、「高身長のシュッとしたインテリ系30代男性が、原曲のキーで広瀬香美『ロマンスの神様』熱唱」でひっくり返りそうになった…などの経験があります。その時に同席していた人とは、いつまでもその話題で笑えます。

というわけで、今年のゴールデンウイーク。飛び石のお休みなので、特別な予定は立てていない……という人は「意外なメンバーとカラオケ」というのも、けっこう面白いかも。ていうか、大人になると「カラオケする」だけでも体力を消耗するので、休前日とかじゃないと行かれないですよね。人と会うのもアクティブに過ごすのもめんどくさい、という方でも「一人カラオケで、いざという時の持ち歌づくり」とか、地味に楽しいと思います。運動ではないのに、声帯とか筋肉とか意外と使うし、マイクで歌うと爽快感もあって、ストレス解消になりそう。一案としてご提案いたします。

山田シャルロッテ
山田シャルロッテ

ライター&イラストレーター・漫画家。1児を高齢出産後、都内で子育て中。
仕事をしながら子どものお稽古事やスポーツ活動の委員、PTA活動などもけっこう参加するので、ママ友多数。

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