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熟年離婚はほど遠い?「仲良しシニア夫婦」を自認する333人の男女に、円満の秘訣を聞きました

「年をとっても仲良し夫婦でいたい」というのは、多くの新婚夫婦の願い。“熟年離婚”を選択する男女がいる一方で、長い時間が経っても良好な関係をキープしている夫婦は、これまでどんな日常を送ってきたのかちょっと気になりますよね。

というわけで、『kufura』世代にとっては人生の先輩方でもある60代以上の男女396人に、良好な夫婦仲を維持するためにどのようなことを心がけているのか聞いてみました!

8割の男女が夫婦仲良好と回答!その秘訣は…

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まず、396人の男女に現在の夫婦仲についてズバリ聞いてみました。結果は以下のようになりました。

とても良いと思う・・・32.8%

やや良いと思う・・・51.3%

やや悪いと思う・・・11.4%

とても悪いと思う・・・4.5%

シニア世代からは“熟年離婚”という言葉が聞かれることもありますが、実際には8割の男女が良好な夫婦仲をキープしているようです。

それでは、良好な夫婦仲を保てている方たちは、普段からどんなことを心がけているのでしょうか。「(夫婦仲が)とても良い」「やや良い」と回答した333人に聞いてみました。

多くの回答が寄せられた5つの回答をご紹介します。

5位:感謝を言葉にする(19人)

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「ありがとうの気持ちを忘れないことです」(66歳・女性/主婦)

「常に感謝の言葉を心がけ、スキンシップを欠かさないこと」(66歳・男性/その他)

「ランチと同じ晩御飯が出ても何も言わず感謝で食べる」(61歳・男性/営業・販売)

身の回りのあらゆることが“あって当たり前”になると、つい忘れがちな「ありがとう」の言葉。相手が自分のためにしてくれた “小さなこと”に気づいて、感謝の言葉を表すことは、良好な夫婦仲につながるようです。

4位:相手の話を聞く(21人)

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「相手の話をよく聞くこと」(60歳・女性/その他)

「相手の言うことをよく聞くこと。批判ばかりしないでちゃんとした意見を言う」(66歳・男性/その他)

「どんなときも話を聞くこと」(62歳・男性/営業・販売)

今回のアンケートでは“会話をする”と回答したのは15人。相手の話に耳を傾けることを心がけている人のほうが多く見られました。

心を許した相手に自分の話を聞いてもらえるのは、気持ちの良いものです。「うんうん」と聞いてくれる相手がいると、家庭の居心地がよくなりそうですね。聞いてもらったら、今度は聞く側に回る……という関係も理想的です。

3位:適度な距離感を保つ(32人)

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「色々な好みが全然違うのでお互いに立ち入らない」(66歳・女性/主婦)

「お互いの行動をあまり干渉しない」(65歳・男性/公務員)

「必要以上に関わらないこと」(62歳・女性/主婦)

「適当な距離感。日常、そんなにベタベタしないこと」(64歳・男性/総務・人事・事務)

別々の時間を大切にしたり、相手の気になるところを片目をつぶって見て見ぬふりをしたり。快適な距離感は個人の数だけありますが、夫婦の正解を探り当てた人たちの回答でした。

2位:相手を尊重する(36人)

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「相手の立場を尊重すること。価値観を理解してあげること。行動を束縛しないこと。自分の価値観を押し付けないこと」(65歳・男性/その他)

「相手の気持ちを尊重する。それを続ければ自然に気持ち良い関係になれる」(70歳・男性/その他)

「双方ともに相手を大切に思うこと(認め合うこと)」(81歳・男性/その他)

「相手の気持ちを重んじる」(67歳・男性/総務・人事・事務)

なぜか、男性から多く寄せられた“相手を尊重する”という回答。

職場で部下や後輩から”尊重される”ことに慣れてきたシニア男性は、リタイア後も尊大な態度を引きずってしまうことで夫婦の不仲につながるともいわれています。

家庭の中では妻の言葉や行動を尊重するよう努めている男性の回答が多く見受けられました。

1位:思いやりを持つ(40人)

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60歳以上の男女に聞いた夫婦円満を保つコツ、1位は“思いやり”という結果になりました。

「気を使うこと、思いやること」(60歳・女性/主婦)

「相手の気持ちで考えること」(64歳・男性/医師)

「相手を思いやり、相手の言うことは、ハイハイと聞いてけっして逆らわないようにして毎日を過ごしています」(74歳・男性/その他)

「相手を思いやる心がけ」(64歳・女性/主婦)

「常に相手を思いやり、お互いが健康であるような生活に心がける」(70歳・男性/その他)

相手の立場になって考え、相手と喜びや悲しみを共有することとは、夫婦関係の要。これは、簡単なようで難しいことですが、ずっと続けてきた夫婦は盤石な関係性が築けているようです。

円満夫婦が発見した「夫婦円満の極意」

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続いて、皆さんの長い経験が濃縮エキスのように詰まったユニークな回答をご紹介します。

「お互い自分の時間(活動・趣味)を持つ。お互いいっしょの時間(活動・趣味)も持つ」(68歳・男性/その他)

「女房の尻にひかれておく」(65歳・男性/金融関係)

「夫が先に折れてくれていて、ありがたい」(62歳・女性/主婦)

「忍耐」(71歳・女性/主婦)

「当たらず触らず」(69歳・男性/その他)

【番外編】もっとこうすれば今、夫婦仲がよかったかもしれない…

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最後に今回のアンケートで夫婦仲が「とても悪いと思う」「やや悪いと思う」と回答した男女に、夫婦仲を悪化させないために、しておけばよかったと後悔していることについて聞きました。

「夫婦共通の話題を見つけて会話をしていけばよかった」(69歳・男性/その他)

「話が回りくどくしつこいので、無視しているうちにほとんど話をしなくなってしまった」(71歳・女性/主婦)

「不倫はするべきではなかった」(64歳・男性/その他)

「もっとゆったり構えて怒らなければよかった」(61歳・男性/金融関係)

「些細なことで怒り出す夫の言動に怯えてしまい、言いたいことも言えなかったのが残念。もっと冷静に話せたら良かった」(63歳・女性/その他)

「まあ若い頃無茶苦茶していたから自業自得なのですが、家の片隅で細々と生きていきます」(63歳・男性/その他)

最初は小さかった2人の溝が大きな亀裂に発展してしまうケースもあると推測できます。中には「後悔先に立たず」(75歳・ 男性/その他)という割り切った回答や「後悔ばかりしています」(76歳・男性/その他)と過去を悔いる回答も見受けられました。

 

以上、今回はシニア世代に聞いた夫婦関係を円満に保つ秘訣をお届けしました。

夫婦関係の“今”は、これまでともに過ごしてきた時間の結果。そこには、“相性”や“価値観”という一言だけでは語りつくせない、2人だけが知っている長い日常の積み重ねがあるようです。

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