今回は、孫のいるシニア男女238人に、孫の七五三でくすっと笑えたり、うるっと泣けたりしたエピソードについて聞いてみました!
泣く子が笑う!寝ても離さない…「千歳飴パワー」を実感した瞬間
null「もらった千歳飴を握りしめて離さない」(62歳・男性/公務員)
「慣れない着物を着て最初はぐずっていたが、千歳飴をなめ始めるとニコニコだった。急変に笑えた」(64歳・男性/その他)
「孫が美容院で着物を着るのが嫌だと泣いた。『千歳飴があるよ』と言ったら、急に聞き分けが良くなり、みんなで笑った」(58歳・女性/主婦)
「疲れて寝てしまっているのに、千歳飴だけは手から離さない健気さ」(67歳・男性/の技術職)
今回のアンケートでは、千歳飴に魅せられた孫の姿に笑ってしまったエピソードが多く寄せられました。普段は食べられないスペシャルな飴をしゃぶる背徳感は、子どもにとってものすごい魅力なんでしょうね。
まだまだ続く…「千歳飴」のエピソード
null「孫の口に入っていた飴をくれるといって口から出したその顔が忘れられない」(86歳・男性/その他)
「5歳と3歳のときに千歳飴で、頭を殴り合いをしていて、お互いに号泣していましたね。懐かしい思い出です」(70歳・男性/その他)
「七五三の千歳飴の袋をひきずって歩いていたことがおかしかった」(54歳・女性/その他)
正装をして千歳飴を武器にけんか……。きっと一生に一度のことでしょう。口に入れた大切な飴をおじいちゃんにあげようとする優しいふるまいも笑いながら泣けてしまいそうです。
いつもと違う装いでの「おすまし顔」「ノリノリ姿」がかわいい!
null「孫娘の3歳の七五三の時、着替えるまではぐずっていたが着付けが終わって写真を撮るときはおすまし顔になって、小さくても女性だと感心した」(66歳・男性/営業・販売)
「男の子なので着物と袴をつけた瞬間、侍の真似をして、近くの棒を刀のように振り回していたのがかわいかった」(62歳・女性/その他)
「いつもおてんばな女の子なのに、着物をきたら、態度が変わってびっくりでした」(73歳・女性/主婦)
「男の子。髪型もかっこよく、胸を張っていて『かっこよくなったなあ……』と感じた」(59歳・女性/その他)
袴や着物を着て、おすまし顔をしたり、侍のようにふるまったりする孫の姿、ほほえましいですね。
着替えや撮影を嫌がる姿もかわいくて…
null「孫は全て男の子。スタジオで写真を撮った時、5歳未満の子は無理に着せられる衣装が嫌で、泣き顔で撮られていた」(69歳・男性/その他)
「3歳の七五三の写真を撮るとき、何をするにも嫌で、本気で怒っている姿が、親はなかなか大変。イライラしている横で、私はその光景が面白くて、つい笑ってしましました。孫は何をしてもかわいいです」(55歳・女性/主婦)
「じっとできずに写真撮影がなかなか終わらなかったが、後日出来上がった写真をみて得意顔になっていた」(71歳・男性/その他)
不機嫌な顔での写真撮影もまた一つの思い出。孫のふるまいを見て、自らの子育て期を振り返るシニア男女も多いのでないでしょうか。
神社での祈祷の最中に…
null「孫娘が3歳の時、神主の祝詞があがっている間ずうっと寝ていました。誰のための祝詞だったのか……。大物になるかしら」(69歳・女性/主婦)
「神社で祈祷が終わった後に、神主さんが孫に『将来は何になりたいですか』と聞いたときに孫は『ウルトラマン』と答えたのが笑えた」(72歳・男性/その他)
「孫娘が3歳の七五三で神社の祈祷でドラが鳴った際に大泣きしました」(67歳・女性/主婦)
厳かな雰囲気の中で、子どもらしく振舞う孫へ温かな眼差しを向ける心の余裕が感じられます。
おめでたいけど、泣けてきた理由は?
null「一番下の孫が七つのお祝いをしたときにこれが最後のお祝いだと思いうるっとしたことがある」(77歳・男性/その他)
「着物を着て写真を撮るとき、とても嬉しそう。感動しました」(71歳・女性/主婦)
「遠隔地に住んでいるため、七五三の写真しか見ていなくて着物を着飾って動き回る姿を見たことがなく、近くのお宮参でよその子どもを見ていると何となく寂しい思いし涙ぐむこともあった」(71歳・男性/その他)
遠くの孫に思いをはせたり、ようやく全ての孫の七五三を終えて「やれやれ」と思った瞬間に胸が熱くなったりと、七五三での涙を経験した男女も見受けられました。
「シチゴさんってだれ?」かわいい勘違いにクスリ
null最後にこんな回答も。
「七五三を人間だと思っていた、『七五さん』」(46歳・男性/技術職)
「大人がよく言っている『しちごさん』ってなんだろう?」と疑問に感じている子、意外と多いかもしれませんね。
今回は、孫の七五三でのクスっとうるっとエピソードをご紹介しました。
幼児から子どもへの通過儀礼である七五三。社会の一員としての自覚を持たせるための儀礼とも言われていますが、着慣れぬ服を着て、いつもと違う場所で“いい子”に過ごすことは、子どもにとってもちょっとした試練。
ぐずってしまったとき親は「せっかく準備したのに……!」とイライラしてしまいそうですが、子育てを長い目で見られるおじいちゃん・おばあちゃんが優しく見守ってくれると、その場の雰囲気も和みそうですね。
バタバタとあわただしい1日を終え、撮影した写真を1枚1枚見ながら家族で「いい1日だったなぁ」と実感された方も多いのではないでしょうか。
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