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先に言っておけばよかった…「祖父母が子どもに食べさせてくれたけど、残念だったもの」を調査

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離乳食が始まり、アレルギーの有無を確かめながら、食べられるものを1品ずつ増やしてきた子ども。きちんとした食習慣や味覚を身に着けようとパパ・ママががんばっているときには、あまり子どもに食べさせたくないと感じている食べ物があるようです。

子どもの食べ物を巡っては、「これくらいなら食べさせてもいいだろう」という考えと、「ここはきちんとしたい」という考えがぶつかってしまうこともあるのではないでしょうか。中でも特によく聞かれるのが、食べ物に対する世代間の感覚の違いです。

『kufura(クフラ)』編集部は、子どもがいる女性296人に祖父母(自分の親や義理の親)が買ってくれた食べ物や飲み物で、親の立場としては残念に感じたものについて聞いてみました。

親が敬遠する食べ物に見られる「5つの傾向」

今回のアンケートでは、親が祖父母世代に与えられて残念に感じた食べ物には5つの傾向がありました。

(1)離乳食の進み具合や月齢に適さない食べ物

「離乳食をはじめたばかりで、ケーキを食べさせられていた」(33歳・アルバイト)

「まだ離乳食も始まっていないのに義母がプリンを与えていた」(40歳・主婦)

「まだ食べたことのない揚げ物を食べさせていて、胃に負担がないか心配になった」(38歳・その他)

離乳食講座の「赤ちゃんにはできるだけ素材の味を」という指導に沿って進めてきた場合、味の濃いものや子どもが食べたことのないものを与えられることに抵抗を感じたというエピソードが多くありました。

(2)アレルギーについての無理解

「かにを送ってくれたが息子は甲殻アレルギーだった」(54歳・主婦)

アレルギーは命に関わることです。実父から根性論を持ち出されて口論になったという女性もいました。

(3)子どもの口内環境への配慮に欠ける

「自分の使っていたお箸で食べさせていたこと。虫歯のことも気になるのでやめてほしかった」(30歳・総務・人事・事務)

「親が自分の口に入れて細かくしたものを息子に与えようとして全力で止めた」(39歳・営業・販売)

虫歯の原因となる口内の細菌の感染を防ぐため、「箸の共有はNG」ということをわかってもらうために苦心している女性は少なくありませんでした。

(4)食習慣を乱す食べ物

「まだ子どもが小さかった頃、一度も自動販売機などでジュースを買って与えたことがなかったのに、散歩帰りに自分がのどが渇いたからと、子どもにもジュースを買ってあげてしまった。それから毎回、自販機の前でジュースをねだるようになった」(48歳・主婦)

「上の子には3歳までチョコやあめ、グミをあげていなかったのに祖父母が親のいないところで食べさせてておいしいと分かってから、毎日ねだるようになった。ご飯食べてからもおやつとねだるようになり、本当に勘弁して欲しいと思った」(30歳・主婦)

子どもが甘いお菓子、甘いジュースの味を覚えた後、誰が苦労するのかと言ったら、それは主に子どもを育てる親。“おいしい味”を知ってしまってからが大変という思いがあるようです。

(5)ご飯後や歯磨き後の間食

「歯磨きが大嫌いで時間をかけて頑張って磨いたのに、直後に買い物へ行ったら祖父母がソフトキャンディを買い与え、食べさせていた」(43歳・総務・人事・事務)

「間食の時間を決めてあげたかったが、ねだられるとご飯前でも与えてしまったりしてるところが少し残念だった」(33歳・主婦)

食習慣と同様に、間食によってご飯を食べなくなると、後々ケアをする親が大変な思いをすることを懸念する声がありました。

子どもに与えられて親が残念だった食べ物は?

続いて、子どもの祖父母が子どもに与えた食べ物や飲み物で残念に感じた食べ物について、特に多かったものをご紹介します。

5位・・・スナック菓子

「うちの子はお腹が弱いのにスナック菓子を与える」(34歳・主婦)

「スナック菓子。一度食べるとその後のおねだりがあると思うのでもう少し大きくなってからにして欲しかった」(28歳・営業・販売)

4位・・・あめ

「虫歯にならないよう普段から気をつけているから」(29歳・総務・人事・事務)

「義母が噛み砕いたあめを子どもに食べさせた。虫歯予防で口移ししないように気をつけていたのに」(43歳・主婦)

3位・・・アイスクリーム

「アイスクリームをまだ与えていない時期だったのに、確認もせず、与えようとしていた」(37歳・その他)

「1個ならいいですが、小さい子に一日に3個も4個もあげてて驚きました。食べて喜ぶ姿がかわいいのは分かるのですが、度が過ぎます」(42歳・主婦)

2位・・・チョコレート

「チョコのお菓子。『3歳までは食べさせないっていってるの!』と怒った」(35歳・その他)

「チョコレートを買ったことがなかったのにその味を教えてしまった」(43歳・その他)

1位・・・清涼飲料水

「ジュース。まだ水しか飲ませていないのに毎回買ってある。断るのが申し訳ない」(31歳・その他)

「入院のため孫を数日預けることに。ジュース2リットルを8本くらい買って、『孫がくるからこんなに買っちゃった』と言っていた。たまにならいいが、飲み物は毎回ジュースだと思うと心配になった」(38歳・主婦)

アンケートを振り返って…

子どもが小さいときに、多くの糖分を多く含んでいるものを与えられて、「ちょっとくらい大丈夫」「喜んでいるのだからもうちょっとあげたら?」と言われたら、子育て世代は複雑な気持ちになる模様。

“禁断の味”を覚えたがゆえにスーパーのジュース売り場で駄々をこねたり、“体にいいもの”をいやがるきっかけになったり。園や地域の子育て機関の管理栄養士からは「幼児のおやつは食事で足りない栄養を補うものであり、おやつ=お菓子ではない」と言われてドキッとしたり。

とはいえ、このような問題は昔からあったと思われます。なぜなら、4世代の大家族で育った筆者の親は歯の弱い筆者を見て、「ひいおばあちゃんが噛み砕いた果物や甘い物をあげて困ったけど強く言えなかった」といまだに言っているからです。

 

幼い子どもの健康や食習慣は、子育て家庭にとって大きな悩み。だからこそ、親が地道にコツコツと築いた食習慣が壊されたような気持ちになったとき、人間関係にちょっとしたヒビが入ってしまうこともあるようです。

ただ、事前に説明やお願いをすることで避けられるケースもありますし、子どもの食生活についてストイックになりがちな子育て世代を長期的な視点をもって優しくさとすことができるのは、シニア世代の強みでもあります。

孤独になりやすい子育て世代にとって、シニア世代の存在は力強いものです。変わっていく育児常識を子育て世代と孫育て世代が共有できれば、もう少し気楽に育児を共有できるのかもしれません。

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