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撮影禁止、親子別の昼食…「最近の運動会ってそうなの !?」全国220人のママが驚いた10のこと

一昔前まで、秋の季語だった「運動会」という言葉。最近では猛暑や台風を配慮して運動会を5月に開催する学区が増えています。開催時期だけでなく、子どもの運動会で「自分たちのころと変わった」と感じたことはありませんか?

今回は、北海道から沖縄まで、日本全国の220人の女性にアンケートをとり、「最近の運動会ってこうなの!?」と感じたポイントについて聞いてみました。

1:親と子、「別々の昼食タイム」を過ごすこと

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時代の変化を感じたポイントとして、最も多くの声が集まったのが親子が別々に昼ごはんを食べるという点でした。

「親が来られない子どもがいるため、子どもは教室で弁当を食べるようになった」(41歳・主婦/富山県)

「3年前から子どもたちだけ教室で弁当を食べることになってしまい、大きな弁当を作る手間は無くなったが、寂しい感じもする」(41歳・主婦/宮城県)

「お昼に家族で校庭で食べるか、教室で先生やクラスの子と食べるかを事前に選択する」(47歳・主婦/千葉県)

親子が一緒に食べる学校もまだまだ多く残っていますが、重箱に詰めた大きな“運動会弁当”は不要になっている地区もあるようです。

2:えっもう終わり!? 運動会が「午前中で終わる」学校も…

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児童数の減少や、暑さを配慮して運動会の簡素化や時短化の動きも見られます。

「家庭の負担軽減のため午前で終了したら、保護者から弁当を楽しみたいとクレームが入る」(44歳・総務・人事・事務/長野県)

「お弁当なし。昼で終了」(30歳・主婦/新潟県)

それに伴って、厳しく熱心な運動会の練習時間も減ることになるのではないでしょうか。誰もが運動会を楽しめるわけではないことを踏まえると、「寂しい」と感じる親や子がいる一方でちょっとほっとしている子もいるかもしれません。

3:騎馬戦・組体操は「安全第一」

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ケガのリスクを伴う競技への眼差しが少しずつ厳しくなっています。

「組体操や騎馬戦などがなくなったり、縮小して、子ども達の安全が一番に考えられている」(46歳・営業・販売/北海道)

「騎馬戦は、怪我をしないことが一番。本気でやるなと、指示を受けている」(41歳・主婦)

「組体操がない」(46歳・ 総務・人事・事務/埼玉県)

「組体操をやらない。100人ピラミッドではなく、小さいものになっていた。見ている保護者や近隣住民も残念、“つまらない”という声が多かった」(43歳・主婦/兵庫県)

観客が盛り上がる組体操や騎馬戦は、運動会の花形種目ともいえるものでした。子どものケガのリスクもさることながら、「何のための、誰のための運動会か」という点も見直され始めているようです。

4:「場所取り競争」が激しい

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校庭や園庭の広さ、そして地区の風習によっては、保護者は応援席取りの競争にさらされることがあります。

「朝から場所取りで1時間も2時間も前から学校の前に並ぶ親に驚いた」(35歳・主婦/北海道)

「親の場所取りがはげしい」(48歳・技術職/大阪府)

「レジャーシートを前日に並んで奪取すること」(44歳・主婦/愛知県)

「保護者がシートとか敷いて座る場所がない。全員立って見る」(34歳・主婦/茨城県)

需要が高まれば、価値がアップするのは世の常。競争が競争を呼び、前日からの席取りが行われている地区もあるようです。

5:徒競走の「順位をつけない」運動会もある

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徒競走の順位づけをなくし、勝負のカラーを排除している学校も見受けられました。

「順位がない」(30歳・営業・販売/北海道)

「徒競走に順番をつけないこと」(26歳・主婦/東京都)

「点数を競わない」(36歳・その他/静岡県)

「タイム順で徒競走の順番が決まる」(37歳・主婦/広島県)

昨年の運動会時期、筆者宅に遊びに来た男の子たちが、小学生が抱える徒競走の憂うつと子どものヒエラルキーを歌った嘉門達夫 さんの『地獄の運動会』という曲をスマートスピーカーで何度もリクエストしていました。順位づけ方法は変わっても、子どもたちの「負けると恥ずかしい」と感情は不変かもしれません。

6:「鼓笛隊」がいない

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グランドで楽器を演奏する“マーチングバンド”“鼓笛隊”の存在も指摘されていました。

「鼓笛隊がない。私が子どもの頃、それが楽しみだったのに。田舎だからなのか全校生徒数は100人以下だから鼓笛隊がないのか? 寂しい」(37歳・その他/北海道)

「鼓笛隊がいない」(43歳・総務・人事・事務/東京都)

今でも秋開催の運動会に備えて何か月も前から鼓笛隊の練習をさせている幼稚園や学校があるようですが、大きな楽器担当の子の負担が大きかったり、運動の練習に加えて鼓笛の練習を子どもに強制するのはかわいそう……など、賛否両論もあるようです。

7:「写真撮影の規制」がある

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スマートフォンで誰でもいつでも写真が撮れるために、撮影ルールをもうけている学校も。

「写真撮影に規制がある」(35歳・総務・人事・事務/三重県)

「写真撮影禁止」(34歳・主婦/大分県)

PTAの広報部で写真撮影が必要な場合であっても「スマホでの撮影は禁止」と言われる場合も。

8:えっ…キャンプ!? 「テントやタープ」を張る保護者

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運動会に自前のテントを持ってくる保護者にびっくりする声がありました。

「キャンプのようにテントを建てられること」(44歳・主婦/北海道)

「パラソルを立ててる家族がいる」(47歳・主婦/大阪府)

この流れを受け「タープ禁止」(43歳・その他/長野県)というルールが追加された学校もありました。

9:秋開催だったのが、「春開催」に

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そして、冒頭に取り上げたように、東京以西の県で特に目立ったのが“春開催”の運動会です。

「開催日が、新年度始まってすぐ。息子の学校は5月の3週目の土曜」(39歳・主婦/高知県)

「5月に運動会を行うこと。入学してすぐなので、“1年生は大変だな”と思った」(34歳・主婦/広島県)

「台風一過の秋晴れに恵まれて……」という校長先生の挨拶が「五月晴れの運動会日和となりました」に取って変わられた地区は少なくないようです。

10:地区限定?独特な「ローカル慣習」も…

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最後に、子育て中の女性がびっくりした運動会の風景や慣習をご紹介します。

「市営のドームを貸し切り、建物内で運動会をやるので、雨風関係なく出来る」(35歳・主婦/北海道)

「両親だけで無く、おじいちゃんおばあちゃんまで参加する競技がある」(25歳・主婦/福井県)

「場所取りがくじ引き」(31歳・公務員/東京都)

「大声を出して応援してはいけない。なぜなら動画撮影に邪魔だから」(42歳・ 主婦/東京都)

「親がお弁当を作らず、うどんやおにぎりの販売がある。嬉しいような寂しいような感じ」(27歳・主婦/愛知県)

「少子化だからか近所の老人との合同運動会をしている」(45歳・主婦/愛知県)

学校や地域によって様々なルールや慣習があっておもしろいですね。

 

今回は、最近の運動会に驚いた保護者の声をご紹介しました。

今年度も春の運動会シーズンを迎えています。アンケートからは、全国的に運動会の簡素化、時短化、そして生徒に強制をしないという傾向がある一方、保護者の応援の過熱傾向も見受けられました。「自分の学校や園では当たり前」と思っていた慣習が、じつは地域限定だった……ということもあるかもしれませんね。

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