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お味噌汁の出汁をとってる余裕はないけれど…【お米農家のヨメごはん#2】

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こんにちは。富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。

旦那とココ(娘・10歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らしている、そんな私たちの食卓周りの日常を皆さんにお伝えする連載の2回目。今回は、田植えに向けて大忙しの我が家の食卓と、お米の苗や畑の準備の様子をお届けします。

5年生の放課後は、なかなかに忙しい…

娘が高学年といわれる5年生になった。5年生になったからといって、大きく環境が変わるわけではなく、同じ通学路を歩いて同じ学校へ行き、4年生の時と変わらない友だちと、同じクラス(1クラスしかないのでクラス替えがない)で勉強している。

変わったのは担任の先生。これまでの先生より宿題の量が多くなったみたいで、ちょっと大変そうだ。

私は宿題ってやらなくちゃいけないものなの?と考えてしまうタイプだけど、娘は、先生に怒られるのが嫌だから宿題は絶対にやるという。怒られるのが嫌だからやるって、そもそもそれって宿題の意味があるんだろうか。真面目なんだか真面目じゃないんだかさっぱりわからない。

私が宿題を手伝うわけではもちろんないけれど、帰宅後の小学生はなかなか忙しいからフォローは怠らないようにしている。

おやつ→宿題→ピアノ練習→お稽古事(や塾)→夜ごはん→お風呂→就寝と、なかなかのスケジュール。テレビなんて見る暇は一切ない。滞らないようにストレスを与えないように、宿題した?ピアノ弾いた?何時に家を出るよ!等々言葉をかけるようにしている。

ので、母親も宿題の量を見極めなくてはいけない。

ちなみに今の娘のお稽古ごと1週間はこんなスケジュール。

月:英語  火:塾  水:ピアノ 木:塾  金:プール 土:バレエ 日:ミュージカル

と、毎日みっちり! 私自身はお稽古ごとを何か1つでもやめて、もう少しゆとりのある生活をしてほしいと思ってる。送迎をしなくてはいけない私も大変だし。

そう! 田舎ではどこへ行くのも車。公共の交通機関を利用してお稽古ごとに通うのは困難な環境なので、親の送迎は絶対だ

どんなに忙しくても宿題もする、お稽古事も塾も絶対にやめたくないと言う娘。やめたくないという彼女の意思は尊重したい。ので、私も頑張って送迎せざるを得ない。

自生している三つ葉を「かき揚げ」に

庭に自生しているという三つ葉をたくさんいただいた。三つ葉って庭に生えるんだ! 富山に来て驚いた事のひとつだけど、我が家もそういえば茗荷がわっさわさ生える。川沿いにはクレソンももりもり生えている。田舎ってすごい。

三つ葉と桜エビでかき揚げにした。サクッと揚げるコツは米粉を使う事。米粉100gに卵1つと水200ccと塩少々で衣を作って、材料を入れて揚げるだけ。米粉と油の相性は抜群で、天ぷらもから揚げもなんでもサックサクになる。ムニエルにもいい。

丁寧に出汁をとる...という行為に憧れるけれど

あとはご飯(この日は赤米入り)とお汁と、ミニトマト、タケノコと鶏肉の甘辛炒めを並べて。

献立は基本ご飯とお汁、それにメインとその時々のお野菜を並べる事が多い。今回は宮崎の農家仲間さんから届いたトマトと、今が旬のタケノコを副菜に添えてみた。

我が家のお味噌汁はいつも時間も心も余裕なく作るので、出汁をとる事はほとんどない。「丁寧にお出汁を取る」という行為には、ものすごく憧れるけれど…。

お野菜とベーコンからいい出汁がでる、我が家はこの、キャベツとベーコンの組み合わせが定番。

田植えに向けて、農作業は全力疾走中!

農作業の方は、忙しさのピークを今まさに迎えている。種まきした苗箱を、先日ビニールハウス一面に並べた。微妙な重さの苗箱(だいたい5kgくらい)を、中腰の姿勢で並べる作業は、写真で見るよりずっとずっと大変だ。

珍しく娘もお手伝い。子どもの仕事は遊ぶ事と考えている我が家は、基本的に家の仕事を手伝ってもらう事はない。けど、やりたいというのを妨げる理由もないかなと。やりたければどうぞ!というスタンス。

普段は農作業をやりたいと言い出す事はほとんどないのに、この日はお手伝いの方も来ていてワイワイ和やかな雰囲気だったからか、張り切ってやっていた。すぐに飽きてやめちゃったけど。

一粒のお米から芽が出て、青々とした苗に育つ様子を眺められる嬉しさ!

並べて数日後には、こんな風に青々とした苗になる。
この美しさ! 目に飛び込んでくる緑の輝き!!

お米1粒1粒から、芽が出て青々とした苗に成長する様子を見れる事は、単純にすごくすごく嬉しい。新米をいち早く食べる事とあわせて、米農家の特権だと思う。

早朝4時から夕方7時まで、お天道様と一緒に行動中!

田んぼではトラクター作業も佳境を迎えている。早朝4時から夕方7時まで、お天道様と一緒に行動を共にしている。

地域によってトラクター作業のやり方もそれぞれだけど、この辺りは1枚の田んぼに3回トラクターが入る。1回目は耕起(こうき=田んぼを起こす)、2回目が荒くり(あらくり=土と水を混ぜる)、そして田植え直前に3回目の代かき(しろかき=田植えの為に田んぼの表面を滑らかにする)。

田植えに向けて全力疾走で、あ、でもトラクターは時速2km前後で作業しているので超ノロノロ運転だ! 気持ちだけは全力疾走で駆け抜けています!!

▶濱田ファームの公式HPはこちら

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