一方で、日本では、音楽がかかったときに「思わず体が動いてしまう!」という衝動を、その場に居合わせた人たちと共有する機会は、そう多くありません。自由参加の盆踊りや祭りでも、振り付けを覚えていないと、踊りの輪には入りにくいものですよね。
練習していない人も、踊りの経験がない人も、子どもも大人も、たくさんの人がその場で踊りたくなる曲って、意外と少ないんです。
でも、その条件を兼ねそろえた、珍しい一曲があります。
ディズニー発のキッズ向けエンターテイメントプログラムの『ジャンボリミッキー!』です。今回は、いろんな地域の祭りに足を運んでいる筆者が目撃した『ジャンボリミッキー!』を巡るエピソードをご紹介します。
「踊りを見る人」を「陽気に踊る人」に変える『ジャンボリミッキー!』
null地域のイベントや盆踊りでは、さまざまな曲がかかります。その地域の定番曲やトレンド曲が入り混じる中で、筆者は『ジャンボリミッキー!』が異彩を放っていることに気づきました。
「踊りを見ていた人」を「踊る人」に激変させるパワーがあるのです。曲がかかった瞬間に、踊りの輪が一気に広がる現象を、筆者は何度も目にしました。
『ジャンボリミッキー!』は、軽快な曲に合わせて70回にも及ぶ片足ジャンプを繰り返すシンプルな振り付けが特徴です。
友達との遊びに夢中になっていた子たちも、ちょっとぐずっていたちびっこも、曲がかかると、1人また1人と、ジャンプを始めます。それにつられて、大人もジャンプを始め、さらに、周囲の人に踊りが伝播して、たちまち踊りの輪が広がっていきます。
日本人の「踊り欲求」を絶妙にくすぐる理由
nullダンス曲の流行り廃りは激しく、世代ごとに興味関心は異なるので、「いろんな世代が踊りたくなる」という点で『ジャンボリミッキー!』は希少な曲だと思います。ディズニーを飛び出して地域の末端まで広がっている理由としては、保育施設などで子どもの耳になじんでいること、一時期SNSでトレンドになっていたことなどが考えられます。
いずれにせよ、ねぶた祭の「跳人(はねと)」をほうふつとさせるような、大地を踏みしめながらジャンプを繰り返す振り付けは、日本の祭りとの親和性が抜群です。音楽に合わせてジャンプをし続けていると、筆者は、気分が高揚して、疲れが霧散していくような感覚に至りました。
踊りは、人にとって原始的な営みの1つ。「踊らされる」のでもなく「クールに踊ろうと努める」のでもなく「思わず踊ってしまう」同曲は、踊る喜びを刺激する要素が含まれているのかもしれません。
もし、皆さんの身近な地域のお祭りやイベントで『ジャンボリミッキー!』のイントロが聞こえてきて「みんなで踊りましょう!」の掛け声がかかったら、思い切って体を動かしてみてはいかがでしょうか。ジャンプが難しいなら、体を上下にゆするだけでも十分です。その場に居合わせた人たちの笑顔に共鳴しながら、きっと晴れやかな気分になると思います!
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