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「子どもの受験」のサポート、今振り返れば「こうしておけばよかった!」と思うこと

子どもの中学や高校、大学の受験では、親も必死になるものですね。どうにか合格してもらいたいと願うので、親の気持ちが先走ることも。受験のサポートをしていたとしても、後悔が滲み出ることもあるようです。

『kufura』では、実際に子どもの受験を経験した女性132人に受験サポートを振り返り、後悔していることをお聞きしました。

タイミングを誤ったかも。「もっと早くから受験に備えるべき」だった

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早くから受験対策を始めるべきだった」(62歳/主婦)

小学生の頃から塾に行かせておけばよかった」(51歳/その他)

塾に通わせていればよかったけれど、先立つものがなかったので仕方がない」(62歳/その他)

塾に行かせてあげればよかった」(38歳/主婦)

受験は数日、数カ月で対応ができることではありませんね。ある程度時間をかけて準備することになるので、スタートの時期を見誤ったことを後悔している人もいます。もっと早いタイミングで塾に通わせて、受験のプロに教えてもらえばよかったと思うこともあるようです。

また受験対策として塾を利用しなかったことを悔やむ声も。塾を活用していれば、受験のいろはもわかりますし、今以上に学力の高い進学先を選べたかもしれないという思いもあるのではないでしょうか。

ガミガミ言いすぎた

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もっと子どもを信じて、あれこれと口出しをするべきではなかったと反省している」(63歳/主婦)

もう少し本人に任せておけばよかったと思う。あまりに勉強勉強と言ったので、本人はキツくて余裕がなかったのではないかと反省している」(45歳/主婦)

子どもにいろいろ忠告しなければよかった。ストレスになる」(73歳/自営業)

受験をするとなれば、毎日のように勉強に励むことになります。子どもも必死に頑張りますが、親からすると頑張っていないように見えることもあるのでしょう。これでは合格ができないのでは?と心配になると、親が口出しをしたり、勉強勉強と言ったりすることもありますね。

今思えば、子どもにとってはものすごくプレッシャーになっていたのではないかと、反省することもあるようです。

家族が感染症に!子どもだけではなく「家族全体の健康管理」は必要

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大学受験の3日前に、夫がコロナになりました。仕方ないので、娘を私の実家に預けましたが、慣れない環境だったので、気持ちが滅入ってしまったようです。夫にもマスクを徹底させたらよかったと思いました」(41歳/パート・アルバイト)

受験は冬に行われることが多いので、風邪やインフルエンザなどの感染症対策を徹底する家庭も多いことでしょう。子どもには気を配っていたとしても、家族が感染してしまうことも。子どもを違う場所に隔離したとしても、慣れない環境と受験で気持ちを保つのが大変だったようです。

受験時の健康管理は、子どもだけではなく家族みんなで行いたいですね。

親や学校の都合ばかりだった…。「子どもの希望」を聞き入れればよかった

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もっと子どもの意見を聞いたらよかった」(54歳/主婦)

子どもの希望を、聞いてあげればよかった」(44歳/管理職)

高校受験のときに、塾の希望する高校を受験しなくていいと息子に言ってあげなかったことを後悔しています」(65歳/主婦)

志望校決定を学校や塾任せだったので、もっと本人の意思を尊重すればよかった」(54歳/パート・アルバイト)

大学受験の際、子どもの気持ちに寄り添い希望の学部にいかせてあげれば、後悔させることがなかったかもと思う」(62歳/主婦)

親としては、子どもに学力が高い学校に進学してほしいと思うかもしれません。その背景には親のプライドなどもある場合も。少しでも他の子よりも偏差値が高い学校へ、そう思ってしまうのは、ある意味仕方ないのかもしれません。

また塾や学校が進学実績を作るために、子どもが希望しない学校をすすめることも。子どもは強く抵抗しにくいため、その意見に従ってしまう場合もあることでしょう。親として子どもの意見や希望をしっかりと聞いて、本人が行きたい学校に進学させればよかったと後悔する人もいました。

 

子どもにとって受験は、本当にハードなイベントに違いありません。親を含めた家族全員で挑むことと考えると、親のサポートも必要ですよね。

でも、実際に子どもの受験を支えた親からは、「後悔」という言葉もありました。親が考えるサポートと子どもが求めるサポートは違う場合もあるのかもしれません。これから受験を迎える子どもがいるのであれば、子どもも親も後悔しないような対策がとれるといいですね。

川崎さちえ
川崎さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイドとして、NHK「あさイチ」、フジテレビ「ノンストップ」などの情報番組に多数出演。『節約の達人 川崎さちえの ポイ活+クーポン+メルカリ スマホでおトク術』(インプレス)などの著書や、記事の執筆も手がける。

2003年、夫が子育てをするために、突然会社を辞める。翌月からの給料が0円になり、家にいながら、しかも空いた時間でできるオークションを開始する。ネットオークション歴20年以上、フリマアプリ歴10年以上の経験で培った独自の効率的な利用方法を発信し、オークションやフリマアプリの魅力を伝えている。

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