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ランドセル選びは「ゆっくりめでも全然OK!」派も多数。購入したタイミングと後悔ポイント教えてください!

街で、ピカピカのランドセルを背負った小学生を目にする季節です。それと同時に、ランドセルを購入する「ラン活」も、実は今が佳境なんです……! 就学前後の子どもがいない人からしたら「1年も前に決めるの!?」と思うかもしれませんね。

そこで『kufura』では、ランドセル購入経験者にそれぞれのラン活事情について聞きました。始めた時期、よかった点、少々後悔していることなど、教えてください!

夏以降の購入でも遅すぎるってことはないですよね?

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最近の「ラン活」は、ピークが5月となっているようです(※)。そこで、今回アンケートに答えてくれたお母さんたちには、第2のピークとなる夏を目安に、「ランドセルを購入したタイミング、またそれについてどんな感想がありますか?」と聞きました。その結果、

早め(おおよそ7月より前)に購入して正解だった・・・9人

早め(おおよそ7月より前)に購入したが、もっと遅くてもよかったかも・・・4人

ゆっくりめ(おおよそ8月以降)に購入して正解だった・・・23人

ゆっくりめ(おおよそ8月以降)に購入したがもっと早くした方が良かった・・・6人

指定のランドセルがあるなど、ランドセル選びをしていない・・・2人

その他・・・4人

最も多かったのは「夏以降に購入して正解だった」という意見で、半数近くを占めました。その次が「夏前の早めで正解」、「夏以降に購入したが遅かった」と続きます。それぞれの意見を見ていきましょう。

お得&好きなのを選べるから「早めに購入して正解だった」

早い時期なら安く購入できるから」(45歳/主婦)

5月に購入したが、好みのものが選べて年内には届けられてよかったです」(41歳/主婦)

GWに帰省した際、祖父母とゆっくり選べたのでちょうどよかった」(54歳/その他)

メーカーによっては、早期割引などの金銭的なメリットが受けられる場合があります。高価なランドセルが少しでも安く買えるとなれば家計も助かりますね。

さらにランドセルを祖父母に買ってもらう場合には、5月の連休を活用するのも手。一緒に買いに行けば、祖父母も喜んでくれそうです。以前はこの「祖父母と一緒に見に行く」タイミングが夏休み中という場合が多かったようですが、早まってきた結果GWにずれ込んでいるのかも。

もちろん、このタイミングであれば購入可能なカラーバリエーションも多いので、子どもの好みを反映できそうです。また、ブランドとのコラボなどのレアアイテムも、やはり早い者勝ちです。

春に買うのは早すぎた?もっと遅くても良かったかも

子どもが希望するランドセルが周辺の店になかったので、ネットで調べて慌てて購入してしまったが、もっとゆっくり探してもよかったかも」(55歳/主婦)

特に問題なく希望していたものが買えたので、焦る必要はなかったのかと思った」(47歳/主婦)

購入したタイミングでまだまだ在庫がある様子が目に入ったら、それほど慌てなくても良かったのではないか?と思うのも道理。

逆に店舗に在庫がないと、「のんびりしていては手に入らないかもしれない」と思って慌ててネットで購入することもあるでしょう。あとから「もっといろいろなランドセルを検討した方が良かったか……?」と感じて、ちょっと後悔したというのもリアルな声ですね。

子どもの好みが変わった」(45歳/主婦)

ランドセルを購入してから子どもの好みが変わる可能性も考えたいですね。購入から実際に使うまでには半年以上、長い人だと1年近くの時間があったりするので、その間に色やデザインの好みが変わってしまうと、ランドセルを背負う楽しみも半減してしまうもの。

親子間でのギリギリの攻防が目に浮かびます……!

ゆっくり派が「もっと早くした方が良かった」と後悔したワケ

子どもの好きな色がなくなっていた」(40歳/その他)

売り切れが多かった」(45歳/その他)

こちらは「のんびりしていて失敗した~!」と思っている人たちの意見。夏以降では子どもが欲しい色やデザインのランドセルが売り切れになっていることもあったようです。これが「ゆっくり派」最大の懸念点ですね。

「ゆっくり購入で問題なかったよ~」

いろいろなランドセルを見て、じっくりと考える時間をもてた」(39歳/その他)

ゆっくり考えて購入できたので後悔せずに済んだ」(44歳/主婦)

「正直、息子はランドセルなんてなんでもいいという感じだったので、年が明けてからギリギリに購入しました。あまり早いと入学を楽しみにする気持ちが薄れそう」(46歳/その他)

8月以降にランドセルを購入するのは、最近のラン活ではちょっと遅めになるのかもしれません。でも、子どもの好みや体型などを考慮してじっくりと検討する時間がもてるのは利点。結果的に子どもも納得できるランドセルを選ぶことができるのでしょう。

早く買っても、置き場所に困る……」(57歳/主婦)

言われてみれば、ランドセルはまあまあ場所を取る大きさ。早い段階で買うと置き場所に困ってしまう場合もありそうです。子ども部屋があればいいのでしょうが、まだ準備ができていないならば、置き場所を確保してからでも遅くはないのかもしれません。

遅めに購入した時に値引きがあった」(63歳/主婦)

ラン活が終盤に差し掛かる頃になると、一斉に値引きが始まることもありますね。値段が高いランドセルは、たとえ10%の割引でも、金額的には大きくなるもの。ギリギリまで待ってお得に買う方法もあります。

夏休みに実家に行った際に買ってもらいました」(30歳/その他)

ランドセルを祖父母に買ってもらうならば、帰省をする夏休みがチャンス。そうなるとお盆時期となるので、必然的に8月になるようです。第2のピークシーズンですから、まだまだ在庫も豊富でしょう。

 

いかがでしたか? 移り気な5歳前後の子どもの好みと、親の期待や都合との駆け引きが目に浮かぶ調査結果となりました。

ラン活のタイミングは少しずつ早まっているとも言われています。そこまで加熱する必要があるのか?という意見もあるのは事実ですが、もし人気のデザインやカラーを子どもが欲しいとなれば、早めに動いた方が安心なのでしょう。

一方で定番のカラーであれば在庫切れにはなりにくいですから、子どもとじっくり考えてから購入してもよいですね。ラン活ができる時期は限られていますから、子どもとあれこれと話す時間を楽しむ機会にしてみてください。

※一般社団法人日本鞄協会 ランドセル工業会
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000100612.html

川崎さちえ
川崎さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイドとして、NHK「あさイチ」、フジテレビ「ノンストップ」などの情報番組に多数出演。『節約の達人 川崎さちえの ポイ活+クーポン+メルカリ スマホでおトク術』(インプレス)などの著書や、記事の執筆も手がける。

2003年、夫が子育てをするために、突然会社を辞める。翌月からの給料が0円になり、家にいながら、しかも空いた時間でできるオークションを開始する。ネットオークション歴20年以上、フリマアプリ歴10年以上の経験で培った独自の効率的な利用方法を発信し、オークションやフリマアプリの魅力を伝えている。

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