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涙でもう読めない…読み聞かせ中に「ママたちが思わず泣いた絵本」10冊

子どもの絵本を読み聞かせている最中、涙で文字がゆがんでしまった経験はありませんか? やさしい日本語で表現された絵本の言葉は、ストレートに心に届きますよね。人生経験を積んだ大人になったからこそ、胸を打つ場面もあるのではないでしょうか。

今回は、「子どもに読み聞かせをしながら思わず泣いてしまった本がある」と回答した48人の子育て中の女性に、その本の題名を聞いてみました。評価の高かった10冊の本をご紹介します。

(1)健気な姿に胸を打たれる『ちょっとだけ』

「この本は店頭に並んでいたのを読んだときも泣いてしまいました」(30歳・主婦)

主人公のなっちゃんの妹が生まれてから、大忙しのお母さん。お母さんの手を煩わせまいとパジャマを着たり、ブランコをこいだり、“ちょっとだけ”と言いながら、ものすごく頑張っている健気ななっちゃんの姿に号泣する人が続出!

(2)冷酷な恐竜の不器用な愛し方が泣ける『おまえうまそうだな』

「宮西達也さんの恐竜シリーズは親子で泣いてました」(46歳・その他)

皆に恐れられる主人公のティラノサウルスが出会ったアンキロサウルスのあかちゃん。自分を“おとうさん”と慕う無邪気なあかちゃんと過ごすうちに、あかちゃんの成長を心から喜び、安全を脅かすものに心と体を砕くようになっていきます。冷酷な恐竜が“愛”を知っていく姿に心を打たれる人が多い模様。同じシリーズの『ずっとあなたをあいしてる』も“泣ける”という声が集まりました。

(3)ペットとの別れを題材にした『ずーっとずっとだいすきだよ』

「飼い主の子どもが主人公で、愛犬の死を受け入れなければならないという場面で泣いた」(32歳・主婦)

小さいころからずっと一緒に育ってきた主人公の男の子と犬のエルフィー。“ぼく”の成長とともにエルフィーは、少しずつ老いていき、やがてお別れの日がやってきます。大切なペットや家族との別れについて深く考えさせられる1冊です。

(4)読後子どもをぎゅっと抱きしめたくなる『おこだでませんように』

「毎日怒られている子が短冊に書いた言葉に泣いてしまった」(35歳・主婦)

家でも学校でもいつも怒られてばかりの主人公の男の子。「なぜ、自分は怒られてばかりなの?」と自問自答し、七夕のお願いごとに書いたことは……。イライラしてしまった日の夜、自分の言動を省みて、子どもをぎゅっと抱きしめたくなる1冊です。

(5)ラストが悲しすぎて号泣!『フランダースの犬』

「幼い子どもが辛い思いを沢山しながら息絶えてしまうラストシーンが辛すぎた」(33歳・主婦)

言わずと知れた世界の名作。絵を描くのが上手で優しい心をもったネロに、次から次へと降りかかる不幸。ネロと愛犬パトラッシュの健気な姿に胸を打たれる人が多いのはないでしょうか。

(6)青鬼の優しさがしみる…『ないたあかおに』

「自分も昔読んで話は知ってるはずなのに、子どもが悲しそうにしてしまって泣いてしまった」(47歳・主婦)

人間と仲良くなりたい赤鬼のために人里で一芝居打つ青鬼。自分の居場所を失ってでも赤鬼に幸せになって欲しいと願う青鬼の優しさは、子どもの胸にも響くようです。

(7)おとうさん象の優しさに胸打たれた『ぞうのせなか』

「死に行くぞうの感情が伝わってくる」(43歳・主婦)

死期が近づいていることを悟ったおとうさん象。自分が死んでから困らないように、子どもに様々な知恵を授けようとするおとうさんの静かな優しさに胸が熱くなります。

(8)子どもの自立をテーマにした『つきのよるに』

「親離れをテーマにしたお話で、いつかうちの子も巣立っていくんだろうなぁ……と思うと涙がじんわり」(35歳・主婦)

これまで一生懸命育ててきた子どもを突き放すカモシカのおかあさん。親からの自立を連想させる内容に、近い将来やってくる子どもの“親離れ”の日を想像してしまうと言う声も。

(9)かけがえのないあなたへ『うまれてきてくれてありがとう

「ママのお腹にくるまでの流れに泣いてしまった」(34歳・その他)

「あなたは、世界でたった一人のかけがえのない存在。うまれてきてくれて、ありがとう」親から子へメッセージを伝えることで、かけがえのない命の誕生を親子で喜びあえます。

(10)ハッピーな結末なのに涙が出そうになる『ともだちや』

「友達はお金で買えない、というメッセージ」(41歳・主婦)

1時間つき100円で友達になるという“ともだちや”を始めたきつね。人恋しいお客さんを探してあちこち歩き回りますが、おおかみに呼び止められて……。心温まるラストにほっこりしながらも、嬉しそうなきつねの表情を見てちょっと泣きそうになります。

以上、読み聞かせをしていて思わず泣けた絵本をご紹介しました。

絵本を読み聞かせた後は、子どもと重厚な体験を共有したような気持ちになりますよね。皆さんも今回ご紹介した本を子どもと一緒に読んでいみてはいかがでしょうか。

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