読み終わったら必ず真似したくなっちゃう絵本『くっついた』
『くっついた』三浦太郎(こぐま社)
ページをはさんで向かいあった2ひき。
きんぎょさんと きんぎょさんが…?
「くっついた」
ページをめくると、2ひきはくっついているんです。
あひるさんも、ぞうさんも、おさるさんだって。
くちばしや、お鼻、おててを近づけて…
「くっついた」
こんなくりかえし。シンプルなはずなのに、くっつく場面を見るたびに幸せな気持ちになってしまうのはどうしてなのでしょう。
すると、おかあさんとわたし。更におとうさんも加わって…
「くっついた」!!
きっと、くっつく喜びを家族みんなが知っているからでしょうね。
可愛くて優しい響きの言葉と絵のくり返しのこの絵本。読むたびに、のんびりと優しい時間が流れ、気が付けば、小さなあかちゃんを取り囲むみんなの顔がニッコリしちゃうはず。あかちゃん絵本の定番として大人気の一冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
※『絵本ナビ』より引用
【読者の声(『絵本ナビ』より)】
ふれあいながら
この本を読むと、くっつくことの幸せ、楽しさ、面白さ、あったかい感じが実感できます。 最後に実際にママと息子とでほっぺとほっぺをくっつけるのが楽しみで、途中からもう待ちきれない様子でニコニコしながら私のほっぺに顔を近づけてきます。 子どもをおひざに乗せて、べったり甘えさせながら読んであげたい一冊です。 ちなみにわが家の息子は、この本を読んだ後、家族全員、時にはおきにいりのぬいぐるみたちにまでほっぺをすりすりくっつけて回ります。かわいいです(笑)。 (霧丸さん 20代・ママ 男の子1歳)
子どものほっぺは気持ちい~い
2歳の娘はくっついたり、チューしたりするのが大好き。 共働きで寂しい思いをさせているのか、いつも甘えたいときはこの本を持ってきます。 指で子どものプクプクほっぺをつんつんするのも気持ちいいですけど、ほっぺとほっぺって、癖になりますよ~。 三浦さんの可愛い絵で、家族みんなでくっつきたくなる一冊です。 (カズヘイ33さん 30代)
こんな風に、我が子とのコミュニケーションにも大いに役に立ってくれるのが絵本。読むたびにほっぺをすりすり出来るなんて、ママにとっても今だけの「特別な時間」! たくさん読んであげてくださいね。
【こちらも合わせておすすめ!】
親子でうずうずしちゃう!『こちょこちょさん』
『こちょこちょさん』文/おーなり 由子 絵/はた こうしろう(講談社)
「くるよ くるよ こちょこちょさん」
おててをテーマに、こんなフレーズで始まるこの絵本。一回読んだら、表紙を見ただけで、きっと親子でうずうずしてきちゃうはず!
表紙にはお顔のついた「おてて」。このおててが一体なにをするのでしょう。タイトルから何となく想像つくような……? 読む前からワクワクしちゃいます。
「くるよ くるよ こちょこちょさん」
きょとんとした表情で座っているあかちゃんの前に現れたのはこちょこちょさん。
……さあ、きた!
(中略)
ああ、可愛い! くすぐったい!
わかっていたって、大喜び。読んでいるあかちゃんの喜んでいる顔だって、すぐに想像できますよ。さらにこちょこちょさんは、まあるいおしりを追いかけて……。
絵本作家である、はたこうしろうさん・おーなり由子さん夫妻の子育て体験から生まれた「あかちゃんとのあそびえほん」シリーズの3作目。親とあかちゃんのスキンシップの楽しさと大切さを伝えたいという願いがダイレクトに伝わってきますよね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
※『絵本ナビ』より引用