第1問:「オムツケーキ」ってなに?
null私がまだ独身時代のこと。
「A子、赤ちゃん生まれたって! オムツケーキみんなで作って持っていかない?」
友人グループのLINEに届いたメッセージを見た私は「え? オムツとケーキって全然違うものなのに、組み合わさることある?」と、その字面に衝撃を受けました。
すぐ検索して出てきた画像を見て、正体はわかりましたが、それまで人生で見たことが無いもの、風習に、ただただ感心したのでした。
答え:オムツをケーキ型にしたもの
主に出産祝いとして贈るもので、オムツを丸めてスタイやぬいぐるみなどと一緒にケーキ型にしたもの。
アメリカ発祥で、ドラマ『Sex and the City』をきっかけに、日本でも広く認知されるようになりました。
リボンや造花などを付けてお祝いムードを出したものが人気で、最近は有名キャラクターのものや有名ブランドのものなど、市販のものも多く売られています。
第2問:「ベビーシャワー」ってなに?
nullベビーシャワーと聞いて、文字のそのまま、赤ちゃんがシャワーを浴びる行事だと思いました。
邪悪なものから赤ちゃんを守るための風習のような……。
余談ですが、赤ちゃんにまつわる風習は世界各国宗教によってもいろいろあって、とても興味深いです。
もちろん、本当のベビーシャワーは全く違うものでした。
答え:ママとお腹の中の赤ちゃんをお祝いするパーティー
「シャワーからたくさん愛が降り注ぐようなお祝い」という意味が込められたパーティー。
こちらもアメリカ発祥で、セレブ達が豪華なベビーシャワーをおこなう様子がSNSで広まり、日本でも芸能界からじわじわと広まっていきました。
アメリカではママ自身が自発的にイベントを企画することが多いそうで、そのポジティブでエネルギッシュな顕示欲にアメリカらしさを感じます。
一般的に母子ともに安定している妊娠7カ月〜9カ月頃におこなうことが多いそうです。
第3問:「ジェンダーリビールケーキ」ってなに?
null最後は、全くなんのことか想像もつかなかったワードです。
私が4年前出産した時は、見聞きしなかったので、私の周りでは流行っていなかったのか、ここ数年で広まったもののようです。
「ケーキ」という言葉がついているので、ケーキ状の何かということはわかるのですが……?
答え:赤ちゃんの性別をお披露目するためのケーキ
「gender+reveal=性別を明かす」という意味のケーキ。
こちらもアメリカ発祥で、ベビーシャワーでパーティーの目玉として、登場することも。
ケーキを切って、その中から出てくるクリームの色やフルーツで、女の子ならピンク、男の子なら水色といった具合に性別をお披露目します。
白いホイップクリームがベースのショートケーキのような、シンプルな見た目のものが多く、手づくりレシピや有名パティスリーの作るケーキも人気のようです。
日本では、ご両親へ性別を伝える際にジェンダーリビールケーキを活用するという方も多いそうで、お国柄を感じます。
みなさんは、いくつご存じでしたか?
今回は実は3つともアメリカ発祥のものでしたが、日本にも“戌の日のお参り”や“お宮参り”など、日本独自の産前産後の習わしがありますよね。
もちろん形式や歴史や背景は違いますが、生まれてくる子どもを喜ぶ気持ちや、母子が健やかにあることを願う気持ちは万国共通なのですね。