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【祖父母に聞いた】「父子帰省」に賛成、反対?かえって楽、たいへん…受け入れる立場ならではの声も

遠方に暮らす息子夫婦と孫。帰省の時期に、もし息子と孫だけで帰省して、“嫁”が来なかったら祖父母世代はどう思う? 今回は、中学生以下の孫を持つ“祖父母世代”の男女に、“父子帰省”についての意見を聞いてみました。

約半数の祖父母が父子帰省に賛成。迷う声も…

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『kufura』編集部は、父親、母親、祖父母にそれぞれアンケートを実施して、“父子帰省”についての意見を募りました。

【パパ編】【ママ編】の記事では、父親、母親それぞれの立場からの意見がありましたが、肯定的な意見が多く寄せられています。

続く今回のアンケート対象者は、中学生以下の孫がいる男女214人。

「息子家族と同居・または近居」「息子はいない」と回答した人を除く94人は「孫を連れて帰省する息子がいる」と回答しています。

祖父母94人に、父子帰省を受け入れた経験の有無や賛否について聞いてみました。

【父子帰省、賛成?実行したことはある?(アンケート対象者:遠方に息子と孫がいる男女)】

賛成。実行したことがある・・・35人

賛成。実行したことはないが今後やりたい・・・16人

反対。実行したことがある・・・1人

反対。実行したことはなく、今後もやりたくない・・・4人

賛成でも反対でもない・・・38人

賛成が半数超を占めている反面、反対の声や、賛否を迷う声もありました。父子帰省を巡るさまざまな声をご紹介します。

祖父母が息子&孫の「父子帰省」歓迎の理由は?

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まず、父子帰省に“賛成”の声をご紹介します。

(1)母親(義理の娘)の負担を減らしたい

「たまにはお嫁さんをのんびりとさせてあげたいので」(69歳・総務・人事・事務/女性)

「できるだけ負担をかけないで実施してくれればよい」(79歳・その他/男性)

(2)互いに気を遣わなくてもいい

「嫁がいると気をつかうので、いたずらしても孫をきつく叱れないが、いないと自由に叱れる」(77歳・その他/男性)

「嫁が帰省しないほうが食事、掃除などが楽になる」(59歳・技術職/女性)

(3)どんな形でも孫に会えるのはうれしい

「孫に会えることは祖父母としては感謝したい」(73歳・主婦/男性)

「どんな形でも孫が来てくれればそれで良い」(72歳・公務員/男性)

(4)息子家族の都合もある

「息子は共働きなので、父子帰省もありだと思うし、とくに問題はないと思う」(71歳・その他/男性)

「母親が仕事で都合がつかないときにはしょうがないと思う」(64歳・営業・販売/男性)

互いの気苦労を減らして母親の負担を減らしたいという声、母親を配慮する声、来てくれればどんな形でも歓迎するという声がありました。

祖父母が息子&孫の「父子帰省」に反対する理由は?

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一方、祖父母からは父子帰省に対するネガティブな意見もありました。“祖父母”という立場で孫のケアの責任を担う難しさや、家族の在り方に関する回答が目立ちます。

「孫が帰省途中で家に帰りたがり困ったことがあり、孫がせめて中学生になるまでは両親そろって帰省してほしい」(75歳・その他/男性)

「幼い孫の面倒見は大変である。従って、お母さんの同行が必要である」(71歳・その他/男性)

「楽しいとき、大変なときに家族は一緒に過ごしたい。息子と孫だけの帰省は考えたことがない」(79歳・主婦/女性)

「家族単位で行動することが孫の教育にも影響すると思う」(62歳・その他/女性)

「賛成でも反対でもない。家族で帰省するのが理想だと思うけれど、事情があれば良いと思う」(54歳・主婦/女性)

「賛成でも反対でもない。でも、残して来た家族が気になる」(61歳・主婦/女性)

母親からは目が離せない時期の子どもを父子帰省させることに対して不安の声もありましたが、祖父母にとっても日常を一緒に過ごしていない孫の子守りの責任と負担は軽くない模様。

また「賛成でも反対でもない」と回答した人の中にも、実は家族全員そろって帰省することを望んでいるとの声や、義理の娘とのコミュニケーションを望む声もありました。

 

以上、3回にわたって父親、母親、祖父母の立場からの“父子帰省”に関する意見をご紹介しました。

少しずつ人の移動が増えてきた今の時期、次回の帰省の計画を立てている家族もあると思います。

父親、母親、子ども、祖父母、義理のきょうだい……。1度の帰省に関わる人が多ければ多いほど帰省に関する”コンセンサス(総意)”を形成するのは難しいものですが、その都度、家族にとっての“よい落としどころ”が見つかるといいですね。

北川和子
北川和子

自治体HP、プレスリリース、コラム、広告制作などWEBを中心に幅広いジャンルで執筆中。『kufura』では夫婦・親子のアンケート記事やビジネスマナーの取材記事を担当している。3児の母で、子ども乗せ自転車の累計走行距離は約2万キロ。地域の末端から家族と社会について日々考察を重ねている。

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