【パパに聞いた】「父子帰省」に賛成、反対？子どもとの距離が縮まった、気が楽との声も

今回、『kufura』編集部のアンケートに協力いただいたのは、自分の実家が遠方にあり、定期的に帰省している、子どものいる男性53人です。

まず“父子帰省”の経験の有無や賛否について聞いてみました。

【父子帰省に賛成？実行した経験はある？】

賛成。実行したことがある・・・41人

賛成。実行したことはないが今後やりたい・・・3人

反対。実行したことがある・・・0人

反対。実行したことはなく、今後もやりたくない・・・1人

賛成でも反対でもない・・・8人

今回のアンケートでは父子帰省に対してネガティブな意見はごくわずか。

それは、以下のような理由でした。

「反対。帰省時に母親もいたほうがバランスが取れる」（55歳・その他）

「反対でも賛成でもない。母親が“行けない”のであれば賛成。意図的に母親が“行かない”のは反対」（49歳・営業・販売）

父親と子どもとの関係性によっては、母親がいたほうが親子のコミュニケーションが円滑にできるケースもあるかもしれません。

一方で、4人に3人の男性がすでに父親と子どもだけの帰省を経験し、経験者全員が父子帰省に前向きな回答をしていました。

続いて父子帰省を経験した父親から寄せられた、父子帰省を選択して“よかったこと”についてご紹介します。

以下のような回答がありました。

（1）妻の自由時間を確保できる

「妻に1人になれる時間を確保してあげられる」（38歳・研究・開発・技術者）

「妻に自由時間を与えたい」（35歳・その他）

「妻の時間ができる」（35歳・研究・開発・技術者）

帰省中、妻の時間を捻出できる、という声がありました。次回、母親サイドからの回答で詳しくお届けしますが、家庭の責務から一時的に自由になり、充実した時間を過ごしたという反響も寄せられています。

（2）行けるときに行けたい人が行けばいい

「行けるタイミングで父子しか都合が合わなければいいのでは」（56歳・その他）

「家族全員が毎回そろって行けるわけじゃないので、子どもとどこか行ったついでに寄る感じでいい」（42歳・研究・開発・技術者）

「自分自身の親に、子どもの顔を見せてあげたい」（40歳・その他）

子どもの年齢が上がってスケジュール管理が複雑になると、家族全員の都合が合う日が少なくなっていきます。帰省メンバーにこだわらず「そのとき行ける人が行けばいい」という考え方もありました。

（2）父子帰省のほうが気が楽

「父側の実家への帰省では、妻が気疲れするので、子だけを連れて行くほうが気が楽」（57歳・その他）

「父親の実家には父子帰省が、母親の実家には母子帰省が、いざこざがなくて気持ちも楽であるから」（53歳・研究・開発・技術者）

みんなでワイワイするのが好きな家族もいますが、夫の実家で妻が気疲れしたり、その逆に迎え入れる親が気疲れするケースも想定されます。より摩擦の少ない方法を選んで“父子帰省”を選択したケースもあるようです。

（4）子どもとの距離感が縮まった

「母親不在で思春期の子どもと直接コミュニケーションがとれる機会になった」（49歳・研究開発）

「父娘で帰省できるだけでも、良い機会だし、子どもとの距離感が縮まった気がする」（49歳・研究・開発・技術者）

父子帰省は、父親と子どもの小さな旅。日常を離れて互いの新たな面に気付くこともありそうですね。

以上、今回は子どもがいる男性の“父子帰省”に対する意見や体験談についてお届けしました。

帰省に対する考え方が、“個々の都合“重視へとシフトしていることがうかがえる内容となっていました。

次回は母親からの意見をお届けします。父親の意見にはなかった父子帰省の意外なデメリットも指摘されていました。