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娘(14歳)がハマってるグラノーラ作りはバナナの使い方がポイントで…【お米農家のヨメごはん#103】

こんにちは!富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。旦那とココ(娘・14歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らす。そんな私たちの、食卓周りの日常を皆さんにお伝えする連載103回目。

今回は、連休中でぐうたら過ごしている娘が作るグラノーラと、ビニールハウスの中で青々と育つ苗の様子についてお伝えしたいと思います。

「米農家」のゴールデンウイークは農作業三昧!

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今年もゴールデンウイークがやってきた。いろいろな制限から解き放たれた今、どこも大賑わいだろう。でも我が家のゴールデンウイークは毎年、農作業のゴールデンなウィーク! だから、休みとは無縁。 出かける先は、田んぼとビニールハウスだけだ。

娘(14歳)もお手伝いする以外はこうして、家でぐうたらテレビを見たり、時に課題をしたりして過ごしている。そうして気が向くと、何かしら作り始める。

最近はよく、グラノーラを作っている。最初こそスマホでレシピを確認しながら、分量をしっかり量っていた。 けれども最近は、かなり適当。 適当というか、自分の感覚を信じて作っているようだ。

グラノーラに入れる物も、その時の気分で。 ドライフルーツたっぷりの時もあれば、 ナッツ類をふんだんに使う時もある。 お菓子作り用の材料の中から、 何となく選んでいるようだ。

つなぎとなるのは、なんとバナナ。

バナナ1本をよく潰してから、ドライフルーツやナッツを加えていく。 娘曰く、バナナをいかに細かく滑らかに潰せるかがポイントらしい。

この時は、レーズンにアーモンドダイスとピスタチオを入れたようだ。 ピスタチオ、高いのにな……、という私の心の声が、 リアルに口から出てしまったのは言うまでもない。

時おり、テレビで気になる場面を見ながらお行儀悪く。

オートミールをたっぷり入れて。 あとは、手にしっくりとくる程よい感覚になるまで混ぜる。甘みは、メープルシロップで調整。

オーブンシートに広げるこの工程も、とても大事だとか。カリッと焼きあげる為に、薄く均一に丁寧に広げる。

仕上げ(?)にチョコチップをのせて

170℃くらいのオーブンで、焼き色がつくまで焼く。何分くらい焼くの?と聞いても、わからないと。 焦げない程度にこんがりと、だそうだ。

焼きあがってしっかり冷ましたら、瓶に移し替えて保管。する間もなく、パリポリ食べている。

しかもスマホを見ながら。 足もお行儀悪い……。 お休みの日くらいは仕方ないか。 ピスタチオについては口に出てしまったけれど、ぶちぶち言いたくなる気持ちをこの時はグッと抑えた。

私、エライ。

グラノーラは、朝食にも大活躍。 ヨーグルトにグラノーラを好きなだけ入れて、あとは冷蔵庫にあるフルーツを添えれば、 栄養たっぷりの朝ごはんのできあがり!

しっかり食べて、この先の田植えシーズンを乗り切りたい。

お米の「苗」は着々と成長中です!

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さて育苗の方は、種まきをした苗箱をビニールハウスに並べて、 ハウスの温度管理と水やりの日々が続いている。

まるでモヤシのような真っ白なひょろひょろな苗が、あっという間に青々と成長! 目にも鮮やかで眩しいくらいだ。

朝一番の、朝露を蓄えた苗は、毎年うっとりする美しさだ。 田植えが終わる5月下旬まで、しっかりと管理していきます!

濱田さん一家の『濱田ファーム』ホームページはこちらから。

濱田律子
濱田律子

愛知県生まれ、千葉(スイカの名産地・富里)育ち。大学卒業後カナダへ。バンクーバー、カムループス、バンフと移り住み、10年間現地の旅行会社で働く。カナダの永住権を取得したにも係わらず、見ず知らずの富山県黒部市で農家に転身。米作りをしながら、旦那とココ(娘)と3人で日々の暮らしを楽しんでいます。黒部の専業米農家『濱田ファーム』はこちら。

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