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「子どもの習い事は何歳から?」「どんな習い事がよかった?」先輩パパママの声をリサーチ!

子どもの習い事、いつどんなものから始めればいい? 早ければ早いほど、才能発掘につながりそうな気がする一方、あまり小さい頃から無理をさせるのも……と親にとってなかなか難しい問題ですよね。今回は、5~12歳のお子さんがいる男女169人を対象に“子どもの初めての習い事”をテーマにアンケート調査を実施しました。

「初めての習い事はお子さんが何歳のときでしたか?」

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まず、子どもの習い事のスタート時期について尋ねたところ、結果は以下の通り。

「0歳」・・・2票

「1歳」・・・2票

「2歳」・・・2票

「3歳」・・・22票

「4歳」・・・17票

「5歳」・・・33票

「6歳」・・・24票

「7歳」・・・18票

「8歳」・・・6票

「9歳」・・・3票

「10歳」・・・3票

「11歳」・・・2票

習い事の開始年齢として最も多かったのは、「5歳」。そして、その前後2歳あたりに票が集中しているのがうかがえます。もちろん、発達の状況や性格・個性は、子どもによって千差万別。何歳で始めるのが正解とか、早い遅いということはありませんが、ひとつの参考にはなりそうですね。

「どんな習い事から始めましたか?」

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続いて、初めての習い事の内容についてもお聞きしたところ、さまざまな回答が寄せられました。どういう理由でその習い事を選んだのか、また、実際にやってみてどんなことがよかったのか、悪かったのかなど、みなさんのコメントをご紹介します。

水泳教室

「5歳、水泳。水に慣れさせたかったのと、運動をさせたかったから。たくさん運動して夜早めにぐっすり寝るようになったのはよかった。水泳技術の習得スピードは幼すぎてのんびりだったので、もう少し遅めに始めてもよかったかもしれない」(44歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「長男が7歳、次男が5歳のとき、同時に水泳教室に通い始めた。2人とも『進級するのが難しいけど、頑張る!』とやる気がある姿を見る事が出来るので、よかったなと思っています。残念な事は今の所ありません」(39歳女性/主婦)

「7歳の頃に水泳を始めた。コロナの影響で学校のプールが中止になり、水に慣れる年齢が遅れるといざという時命に関わると思ったから。良かったことは、校区外の友達ができたこと、親が一人で過ごす時間が取れるようになったこと。残念だったことは、始める時期が遅く同じコースの生徒さんが皆明らかに年少ばかりだったこと」(41歳女性/その他)

過去に『kufura』が実施したアンケートでも毎回「やってよかった!」という声が多いスイミング。体力が向上したり、基本的な泳ぎ方をマスターしたり、目標に向かって努力する姿勢が身についたりなど、メリットが盛りだくさんです。

始めるタイミングについては「もう少し遅くてもよかった」と「もっと早くからやっておけば……」の両方の声が上がっており、なかなか難しいところ。子どもの個性のほか、スクールの雰囲気によってもいつ始めるのがベストかは一概にいえないので、まずは体験教室などに参加してみるのがおすすめです。

英語教室

「2歳で英語教室。最近発音もいいし、会話のなかで英語がでてきて、身に付いてると感じる」(39歳女性/その他)

「3歳、英会話。小さいうちに、英語を楽しく抵抗なく身につけさせたかった。ただ、のんびり屋の娘にグループ学習は合わなかったみたい。結局、その英会話教室はやめました」(40歳女性/主婦)

「6歳、英会話。日本語がだいぶ習得できた段階で別の言語を学ばせようと思ったから。楽しいレッスンだったので、英語に苦手意識を持つ前に触れ合うことができた。ただ、週に一回だけではしゃべれるまでにはならない」(48歳女性/主婦)

小学校での必修化もあり、ますます注目が集まる子どもの英語教室。今回のアンケートでは「0歳から」という人もいました。

早く始めるほどリスニングや発音は身につきやすいといわれる一方、「まだ日本語が覚束ないうちに始めて大丈夫なの?」との懸念の声もあり、賛否両論の早期教育。あまり過度な期待は寄せずに、子どもが興味をもって楽しく学べるかどうかで判断してみてはいかがでしょうか。

ピアノ教室

「4歳でピアノ。音楽好きの子になってほしくて。その結果、本当にピアノ大好きになりましたが、発表会のための練習になると嫌になるらしく、趣味程度にピアノを楽しむ方が向いていたみたいです」(52歳女性/主婦)

「4歳でピアノ。完全に親のエゴの押し付けだったこともあり、1年半で辞めてしまった。でも、7年経った今でも楽譜は読めるし耳コピもできて、自由に好きな曲が弾ける」(45歳女性/その他)

「6歳でピアノ。子どもが興味をもち始めたから。毎日の練習は大変だけど曲が弾けるようになった時の喜ぶ姿を見るとよかったと思う」(41歳女性/主婦)

一口にピアノ教室といっても、プロを目指すような本格仕様のところから、技術を磨くよりも音楽に親しみ感性を育むことに重きをおくところまで、方針は多種多様。何歳で始めるかよりも、いかにお子さんに合う教室や先生を見つけられるかが大切かもしれません。

その他、スポーツ系の習い事は?

「3歳、体操教室。体を動かす事が好きなのと体力が有り余ってたから。運動神経が良くなった。やりたい技ができるようになるまで、頑張って練習するようになり、成功した時の嬉しさを本人が実感でき自然と努力する事が身についた」(46歳女性/営業・販売)

「4歳、ダンス。本人がやりたいと言ってきたから。自分の興味がある事を、一生懸命やる事はよいと思う。他の事も、一生懸命やるようになったと感じる」(50歳男性/その他)

「6歳でサッカー。スポーツで努力することを覚える、チームワークなどコミュ力が上がる、レギュラーになる・なれないという競争や現実の厳しさを味わうなど、学びが多いです」(39歳男性/営業・販売)

スポーツ系の習い事では、練習に取り組む姿勢や達成感など精神的成長に価値を見出す声が多数寄せられました。ただ残念だった点として、一部で「練習やコーチが厳しすぎた」との声も。親子の希望とスクールの目指すところがどれくらい合致しているのかという見極めが重要だといえそうです。

その他、文化系の習い事は?

「5歳、学研。文字の読み書きができるようになり、宿題もあるので、帰ったらすぐに宿題をするという流れが出来たのは良かった」(39歳女性/金融関係)

「小学校入学時に習字。学校の勉強だけでなく、他のことにも挑戦してもらいたかったから。習字をすることによって、まずきちんと座って字を書くという姿勢が身に着いた。その後の勉強をするという生活習慣にもつながった」(51歳女性/主婦)

「8歳でそろばん。たまたま近くで教室が開催されたから。算数がとても苦手な子だったけど、人並みに計算は自信を持てるようになった」(41歳女性/主婦)

文化系の習い事では、勉強する習慣が身についたり、継続することで自信につながったりすることも大きなメリット。他方、残念だった点としては「あまり効果がなかった」との声もちらほら。お金や時間、労力をかける以上、親としてはやはり何かしらの成果や見返りを求めてしまいますが、必ずしも目論見通りにはいかないものですよね。

 

以上、“子どもの初めての習い事”についてアンケート調査結果をご紹介しました。本文でもお伝えしたように、子どもにも教室にもそれぞれ個性があるので、何歳でどんな習い事を始めるのかというテーマに正解はありません。ただ経験者のみなさんの意見には「なるほど!」と共感・納得できる点があるかと思うので、お子さんの習い事について検討中の人はぜひご参考にしてみてくださいね。

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