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ローストビーフ作りに初挑戦!我が家のホームパーティはこんなルールで【お米農家のヨメごはん#68】

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こんにちは!富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。旦那とココ(娘・12歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らす。そんな私たちの、食卓周りの日常を皆さんにお伝えする連載68回目。

今回は、大人も子どももそれぞれが楽しむホームパーティーの様子と、今年も大雪予報!?ビニールハウスの雪対策について、お伝えしたいと思います。

食べ物も飲み物も、持ち寄りで!

この時期は、と書き始めて思ったが、我が家の場合はこの時期に限らず、それぞれ飲みたい物・食べたい物を持ち寄って、人が集う機会が多い。 ホームパーティと呼ぶのかもしれないが、もっとずっと気楽なものだ。

その時のタイミングに合う友人や、ちょっとお近づきになりたいなと思う方にお声がけして、集う。

ホストの私自身に負担がかからないよう、必ず持ち寄りにさせてもらっている。 呼ぶ方も呼ばれる方もその方が気楽だと思うし、その時のメンバー次第で、テーブルの上がバリエーションに富んで楽しい。

ホリデーシーズンの集いだったので、生まれて初めてローストビーフを作ってみた。 難しそうなお料理と構えていたのだが、華やかな雰囲気に反して、拍子抜けするくらい簡単なレシピだった。

ニンニクと塩胡椒をすりこんだ塊肉を、フライパンで表面に焼き色をつける。 あとはアルミホイルで包むだけ。 余熱で中までゆっくり火が通るので、ジューシーで柔らかい仕上がりになった。

時間をおいてスライスして、お野菜と一緒に盛りつけてメイン完成。

もう一品は、手抜きのシュークルート。 ザワークラウトを仕込まず、塩とワインビネガーでしんなりさせて水気を切ったキャベツを使う。 思い立ったらすぐに気軽に作れる、私の得意料理だ。 ローストビーフ同様すごく簡単なのに、家族にもお客様にもいつも大好評で鼻高々になれる。

オリーブオイルで玉ねぎを炒めて、前述のキャベツ(太めの千切り)、 焼き色を付けたソーセージやスペアリブ等を投入。 あとは、少量の水とワインビネガー、ローリエで煮込むだけ。 味付けは塩胡椒のみ。

ソーセージやお肉も入ってボリュームがあるのに、キャベツたっぷりで重たくない。 ワインにはもちろんご飯とも合うので、余ったら翌日のお昼ごはんにおかずとして食べられちゃう。

小さな子供たち用に、トマトソースのパスタも作った。 ショートパスタなら取り分けやすく、冷めても時間がたっても美味しいから、ホームパーティーの時は、鍋ごとドーンと食卓にのせる事が多い。

さて飲み物はどうしようか、と悩むのも楽しみのひとつ。

基本は、自分が飲みたい物を持参してもらうのがルール。 私はワインばかりだけれど、ビールや焼酎、日本酒でもウィスキーでもお好みのものを、必要に応じて氷もグラスも(中には置きグラスしている方もいる!)持ってきてもらう。

冷蔵庫への出し入れもお任せする、完全セルフサービス方式だ。

そうしてあとは、大人は大人どうし、子供は子供どうしで楽しむ。

大人の会話は子どもには退屈だし、大人が子どもの遊びに入るのもどうかと思う。 子どもには子どもの世界とルールがあって、子ども同士でそれは構築していくもの。 そこに大人が土足で入っていって、大人が理想とする世界やルールを押し付けたくはない。

子ども達は、大人が思っているよりずっとずっと凄い力を持っていると思う。 時に喧嘩したり泣いたり。でもすぐに笑って走り回っている。 その横で、酔っぱらいながら談笑する大人たち。 こうして皆が元気に楽しく集える事こそが、最高の幸せなんじゃないだろうか。

私は周りの人にとても恵まれていると思う。 いつもこうして集い楽しい時間を共有してもらい、本当にありがたい。 この場をお借りして、感謝の気持ちを書いてしまおう。 そしてこれからも、どうぞよろしくね。

農業は、祈りだ。

さてビニールハウス。年末最後の外作業は、雪対策だった。

この冬も、大雪の長期予報が出ている。 恐ろしい。恐ろしすぎる。この前の冬の大雪は、私たち雪国に暮らす人間にとって大きなトラウマになった。 災害レベルの雪だったのだ。

一度にたくさんの雪が降りませんように、降ったとしても続きませんように。 朝起きて、窓から雪の様子を見ては、ホッとしたり暗い気持ちになったり。 雪はきれいなものであると同時に、生活を大きく脅かすやっかいなものでもある。

大雪で一番心配なのは、雪の重みで建物が倒壊する事。 ビニールハウスへの被害は、どうしても避けたい。 内部から突っ張り棒のような役目を果たす、単管パイプを設置した。

この前の大雪は、これで何とか倒壊を免れた。 この冬も、被害が出ない事を願うばかりだ。

対策を講じた上で、あとは祈る。 自分の努力だけでは全てを支配できないから、農業は祈りだ。

そして、自然へ感謝する気持ちが大事だと、心の中からそう思う。 この景色を見ながら今年、怪我もなく事故もなく農作業できた事に感謝する。

さて来年は、どんな年になるだろうか。 この連載は、どうやらもう少し続くようです(たぶん)。

2022年も、どうぞよろしくお願い致します!


濱田律子

愛知県生まれ、千葉(スイカの名産地・富里)育ち。大学卒業後カナダへ。バンクーバー、カムループス、バンフと移り住み、10年間現地の旅行会社で働く。カナダの永住権を取得したにもかかわらず、見ず知らずの富山県黒部市で農家に転身。米作りをしながら、旦那とココ(娘)と3人で日々の暮らしを楽しんでいます。

濱田ファームのHPはこちらから。

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