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94%の小中学生が気にする「自分の毛」のこと。貝印が正しい毛の剃り方を教える「ファーストシェイブブック」公開中

子どもが体の毛について気になり始める時期には、個人差があります。

“あの子”と自分を比べたり、有名人の容姿に憧れを抱いたり、日常的に視覚に飛び込んでくる体毛処理の広告に触れたりしながら、自分の体について考える機会が訪れるのではないでしょうか。

今回は、小中学生の剃毛・脱毛に関する意識や悩みの実態をご紹介します。

小中学生の94.2%が「自分の毛が気になる」と回答

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2021年11月、貝印株式会社が小中学生を対象とした「剃毛・脱毛に関する意識調査」の内容を発表しました。

結果を見ると、小学校4年生~中学校3年生の男女500名のうち、94.2%が「自分の毛(ひげ、体毛など)が気になる」と回答しています。

中学生では95.9%、小学生では88.3%といずれもきわめて高い割合となっており、部位別にみると“すね毛”“うで毛”“わき毛”を気にしている子が目立っています。

さらに、中学生の8割、小学生の6割以上が「毛を剃ったことがある」と回答しており、子どもたちの見た目意識と“毛の処理”が密接にかかわっていることがうかがえます。

毛は気になる。でも気軽に相談できないという悩みを抱える子も

ところが、最初の毛のお手入れは、手探り状態の子が多いようで、6割超の小中学生がはじめてのお手入れに家族のカミソリを利用し、半数超が、はじめてのお手入れでケガをしたり、イメージと違ったりして「後悔した」と回答しています。

調査を読み込むと、脱毛や剃毛に高い関心を抱いているものの、相談できる人がおらず、正しい知識がないことで不安を抱えてしまっているケースも見られました。

「正しく知ること」で選択肢も広がるから

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過去に行われた別の調査結果や、脱毛の歴史について研究した書籍『脱毛の歴史』を参照すると、体毛除去のスタート時期は以前と比べて低年齢化の傾向が見られ、脱毛や剃毛は“自己管理”としての一面がより強くなっていることがうかがえます。

体毛処理の手段は数多くありますが、正しい知識を得る機会がないために、子どもたち自身の“剃る”“剃らない”“抜く”“抜かない”の選択肢がかえって狭まっているようにも見えます。

そうした風潮がある中、前出の調査結果を発表した貝印株式会社は、昨年から「#剃るに自由を」というキャンペーンを展開しています。

今年は、このキャンペーンを子ども向けにも展開し、『FIRST SHAVE BOOK(ファーストシェイブブック)』を制作。「剃るも剃らないも、みんな自由に」というテーマにもとづいて、毛の正しい剃り方や正しい知識について解説した冊子が貝印の特設サイトで無料公開されています。

「カミソリで剃ると毛は濃くなる?」

家族のものを借りてもいいの?

親子の会話ではなかなか話題にのぼりにくい“剃ること”の疑問に触れています。

11月には「ファーストシェイブブック」の冊子を無料配布するイベントも行われました。
「誰が悩んでいるか分からないから、ちょっと友達とは話しにくい」。そんな年代の子どもたちに読みやすい本になっています。

筆者の次男(小5)と編集部Kの長女(小5)は、それぞれ手に取って熟読。

筆者は、これから第二次性徴期を迎える次男と体の毛について話す機会を持つことができました。

瓜生太郎さんによるカラフルなイラストの引きが強かったようで「なんだかおもしろそうな本がある!」と察知した園児の三男も「この本を読んでほしい」とねだってきました(笑)。

今回『FIRST SHAVE BOOK』に目を通してみて、剃毛・脱毛に関する正しい知識が子ども自身の不安を軽減し、選択肢を増やし、からだを守ることにもつながるのかもしれない、と感じた次第です。

『FIRST SHAVE BOOK (ファーストシェイブブック)』は、現在、特設サイトにてデータをダウンロードすることが可能です。関心がある方は下記の特設サイトをのぞいてみてはいかがでしょうか。

【詳細情報】

FIRST SHAVE BOOK 特設サイト – 貝印株式会社

公式HP

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