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娘(中1)も悶絶!米農家の「新米」の食べ方はこんな風に【お米農家のヨメごはん#62】

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こんにちは! 富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。
旦那とココ(娘・12歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らす。そんな私たちの、食卓周りの日常を皆さんにお伝えする連載62回目。

今回は、今年もやってきた!新米の季節、さてどう楽しもう?というお話しと、
稲刈りの、その先の米作りについてお伝えしたいと思います。

新米はまるで“ボジョレー・ヌーヴォー”

待ちに待った新米の季節。

ここ数年ずっと我が家のお米を買って下さるお客様から、 新米はまるで、日本のボジョレー・ヌーヴォーだと言っていただいた事がある。 なんて素敵な考え方だろうと思った。

1年に1回、各地のテロワールをまとったお米を、全国の多くの方が楽しみにしている。瑞穂の国に生きる私たちにはもう、DNAレベルで植え付けられている感覚なのかもしれない。

自然からの恵みに感謝して、この時期、新米を大事にいただく。

愛用している三重県・萬古焼のごはん鍋。 火加減の調整不要で、簡単に美味しくふっくら炊ける。

一粒一粒しっかり立っていて、見るからに美味しそうだ。 ふんわり漂うご飯の香りだけで幸せな気分になれる。

撮影に協力してくれた娘はすぐさま、食べていい?と、 土鍋からよそったしゃもじごと食べて、そして悶絶していた。 お行儀悪いけれど、この時期だけは特別に許そう。

さて新米をどう楽しむか。 毎年ワクワクしながら考えるのだが、今年は鰹節と合わせてみた。

というのも、 こんなコンパクトな鰹節削り器をお迎えしたからだ。 ずっとずっと気になっていた存在だったけれど、 毎日使うものでもないし大きそうだしと二の足を踏んでいた。

ところがこの削り器はシンプルだし、とにかくコンパクト。 それもそのはず、削った鰹節を引き出しで受け止めるタイプではないからだ。

刃部分と受け皿部分が、単純に上下に組み合わさっているだけの構造。

鰹節は張り切って、本場・鹿児島県指宿市山川港地域からお取り寄せした。

生まれて初めての鰹節を削るという体験に、娘はもちろん、旦那さんも興味津々。 シュッ、シュッと鰹節が削られていく感覚は心地よく、 何よりあたり一面に広がる豊潤な香り!

これが削りたての鰹節の香りなのかと、ちょっとビックリした。

下にたまった鰹節は、想像していたより細かく削られてしまっていて、 ふわふわクルクルではなかったけれど、 これはきっと練習するうちに上手になるはず!

それでは早速、そのままでも十分に美味しい新米の上に、パラパラと鰹節をふりかけて。

白米だけでも十分美味しい、鰹節だけでも食べられる、その2つの組み合わせが醸す味わいったら、 その美味しさを想像してみてほしい。 お醤油ももかけずに、まずはこれで一杯。

次に、あぁ、これも多くの方が好きであろう卵かけご飯。 に、鰹節とネギ、そしてお醤油をたらり。 これまた最強に近い組み合わせになってしまった。

ご飯が進んで困るけれど、 この時期だけくらいはいいじゃないか。 だって、瑞穂の国の人なのだから。

いよいよ、新米をお届けします!

さて、前回は稲刈りの様子をお伝えしたが、その稲刈り作業自体は無事に終わった。 のだが、もう少しだけ乾燥調製という作業が残っている。 ものすごい音を立てながらたくさんの農機具がフル稼働していて、 とても米作りをしているように見えないが、 これもまた、米作りの大事な作業の1つだ。

稲刈りして刈り取った籾(もみ)は、単に籾なだけで、それは食べられない。 食べられるお米の状態にするのが、この乾燥調製だ。

籾を貯蔵に適した水分量に乾燥させて、 籾から籾殻(もみがら)を取り除き、各種選別機を通して綺麗なお米の粒に仕上げていく。

次々に積み上げらえていく米袋たち。 ここまできたら、もうあと少しで新米の出荷だ。 今年も全国からたくさんの新米ご注文をいただいている。

お待たせいたしました、いよいよ新米お届けです!


濱田律子

愛知県生まれ、千葉(スイカの名産地・富里)育ち。大学卒業後カナダへ。バンクーバー、カムループス、バンフと移り住み、10年間現地の旅行会社で働く。カナダの永住権を取得したにもかかわらず、見ず知らずの富山県黒部市で農家に転身。米作りをしながら、旦那とココ(娘)と3人で日々の暮らしを楽しんでいます。

濱田ファームのHPはこちらから。

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